僕はどういう訳かAzuの孫たちにミジンコ先生とよばれている。しかし、僕よりもよほど正統なミジンコの先生であるUさんが鹿児島の学会のお土産に美味しそうな正統芋焼酎を贈ってくれた。先日の同窓会に出られなかったからということであるが、覚えていてくれたのがうれしい。30年近く前に僕の研究室でミジンコの学位論文を作成した。そのころ僕は今よりはピリピリしていて(現役なので当たり前か)、仕事中に電話(その多くはろくでもない用件だったので)がかかってくるのが嫌いだった。でも怒鳴りつけて切る根性はなかったから、話しながら電話機近くでできる雑用、鉛筆削るとか、散らかっている机上を片づけるとかをすることにしていた。するとだんだん、電話機がなると受話器を取る前に先ずできそうな雑用を見つけようとする次第となった。学生には見られてないつもりでだったが、U君が助手になったときそういう行動をとっているのを見つけた。たぶん真似ではなくてそういう性格だったのだろう。こいつめ、と思ったがそれは自分に向けてもそうだったので素知らぬ顔をすることにした。とにかく良き仕事をして今では仙台の大学の先生である。今の大学は大変だろうが、管理職でいらいらしないで、ミジンコのようにホップホップシンクとがんばってほしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます