里山コスモスブログ

カナメモチ(赤芽モチ) 絵になる花景色












上:僅かに実をつける個体 下 は実を多数生らせる個体(この個体の花は今日現在蕾)

カナメモチ (バラ科 カナメモチ属 常緑小高木 花期5月 果期10,11月 別名アカメモチ,アカメ) 葉は互生、葉身は長楕円形で縁に細鋸歯。新芽は赤く、新葉は赤みを帯びるが次第に緑色になり光合成を始める。花は複総状花序に多数つき散房状をなして半球~円錐状となる。蕾、花は白色。萼は5浅裂、花弁は5で丸い。雄蕊は20(長短各10)あり、花柱・柱頭は2。生垣によく利用されるが、刈り込まれた生垣では殆ど花をつけない。果実(偽果)は球形で先端に萼片が残り、秋に赤く熟す。新葉が鮮赤色になるレッドロビン(ベニカナメモチ)が生垣によく利用されている。こちらはカナメモチとオオカナメモチとの交配種(雑種)で、刈り込まれなければ多数の花を咲かせるが不稔。刈り込まれると花をつけない。
冬芽・花の写真は殆ど剪定を受けていない個体で、花を多数つけているが、実はほんの僅かしか生らない。ひょっとしたら不稔である交雑種かもしれない。赤い果実を多数生らせた個体はカナメモチである。この個体は今日現在まだ蕾で若干開花が遅い(神奈川)。

カナメモチの名の由来は、材が堅く強健なので大八車の車軸(かなめ)に利用されたり、扇の要(かなめ)に用いられたことに由来する説あり。私の新説(下手の当て推量)では、アカメモチ(赤芽のモチノキ)に由来し、成葉に金属光沢(赤銅色帯び)が見られることからカナメモチに転訛したのではないだろうかと思う。


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