里山コスモスブログ

ハス(蓮)








下:花托の周囲の雄蕊と花托に埋もれる雌蕊

ハス (蓮 ハス科 ハス属 学名Nelumbo nucifera 多年水生植物原産地 インド他) 和名は花床(花托)を蜂巣(ハチス)に見立てたとする説。ハスの花は蓮華と呼んで仏教語として使われ、地下茎は蓮根(レンコン)と呼ばれ食用にされる。池沼に生育し地中の地下茎から茎を伸ばし水面より上に葉を出す。葉は円形で中央に葉柄がつく。葉面は撥水性がありかかった水は水玉となってコロコロ葉の上を転がる。葉の中央の底部には水を通さず空気だけが出入りできる通気組織/通気孔がある。花期は7,8月頃で白や桃色の大型の花を咲かせる。早朝に開花し夕方には閉じている。花の中心部に大きな(円錐台形状の)花托があり、上部が平らになっていて多数の雌蕊が半分埋まっている。花托の周囲を多数の雄蕊が取り巻く。ハスの実(堅果)は花托の中で成熟し、成熟すると花托の中でコロコロ動くようになり、花托が傾くと水中に転げ落ちる。果皮は非常に堅く頑丈で土中で長期にわたって発芽能力を保持することができる(大賀ハス、行田ハスで検索)。地下茎の蓮根だけでなく、茎、葉4、雄蕊、若い花托、堅果の固い果皮の中にある子葉も食べられるということであるが未だ味を知らず。
属名Nelumbo Sinhala language (スリランカで話されているシンハラ人の言語)のNelumハスからくる。
   The generic name Nelumbo  is derived from the Sinhalese(Sinhala word Nelum.
   属名Nelumbo はシンハラ語のNelum(蓮)に由来する。
種小名nucifera 堅果を持つ意とある。nuci + fera/ferumに分解するとナッツ(nut)+野生となるが。
 

ロータスlotusはインド原産のハス科の蓮或いはエジプト等の原産のスイレン科の夜咲睡蓮を指すので混同しないよう留意を要する。
Nymphaea lotus, the Tiger Lotus, White lotus or Egyptian White Water-lily, is a flowering plant of the family Nymphaeaceae.スイレン属の蓮(夜咲睡蓮)は、タイガーロータス、ホワイトロータス或いはエジプトホワイトリリーとも呼ばれ、スイレン科の顕花植物である。


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