コボウズオトギリ (小坊主弟切 オトギリソウ科 オトギリソウ属 学名Hypericum androsaemum 半常緑低木 花期6月頃 原産地ヨーロッパ西部・南部 英名tutsan) 和名はオトギリソウの仲間で、小坊主の頭に似た果実が生ることに由来。葉は卵形ないし卵状楕円形で葉柄がなく対生(2列対生~十字対生)。花は集散花序につき、同属のキンシバイやビヨウヤナギと酷似している。大きな萼5片は平開、花弁5、雄蕊多数、柱頭は3裂。萼は花後も残る。果実は可愛い坊主頭状で、淡ピンク色から次第に濃い赤色になる。
種小名androsaemum 意味不詳
オトギリソウの名の由来:
今は昔平安の都京に、代々鷹匠を家業としている家があり、二人の兄弟が家業を継いでいた。家にはある薬草を原料にした鷹の傷によく効く秘伝の薬が伝えられていた。ところがある日、弟は酒に酔ってその薬草名が薬師草であることを喋ってしまった。それを知った兄は激怒して弟を斬り殺してしまった。オトギリソウの葉を透かすと黒点(色素のある油点)が見えるが、これは弟の血しぶきが飛び散った血痕だという。この悲しい出来事以来、この薬師草は弟切草という名で世に知られることとなったとさ。
オトギリソウ (学名Hypericum erectum )
セイヨウオトギリソウ(学名Hypericum perforatum ) 英名:St John's wort 聖ヨハネの薬草
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