里山コスモスブログ

ニガキ(苦木) 淡緑色のちょっと変わった雌花




ニガキ (苦木 ニガキ科 ニガキ属 落葉高木 雌雄異株 花期5月) 和名は樹皮や葉を舐めると苦いことに由来。葉は奇数羽状複葉で互生、小葉は5,6対つき、葉身は長楕円形で先が尖り、縁に細鋸歯。林縁を探索していたら偶然本種雌株に出合った。写真は雌花。葉腋から出た花序軸は何回も枝別れし(複集散花序というのだろうか)その先に薄緑色の小花をつけていた。萼・花弁各5、仮雄蕊5、花柱が花冠から長く突出し柱頭が4,5裂、花柱の基部に4,5室に分かれた子房がある。苦味のある葉や樹皮は健胃薬などに利用された。果実は未見。近くに雄株があることを念ずる。
奇数羽状複葉の樹木はウルシ科のハゼノキ、ヤマハゼ、ヌルデがあり、他に、本種ニガキ、キハダ、
アオダモ類、センダン、エンジュ、ハリエンジュ(ニセアカシア)等がある。ニガキはキハダ、オアダモ類に似ている。正体不明の樹木を触るときは注意が必要であるが、思わず触ってしまいその後でヒヤッとすることがよくある。そんな場合は触った手で顔、首、腕を掻かないのが肝要と自分に言い聞かせる。


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