オオモミジ (ムクロジ科<旧カエデ科 カエデ属> 落葉高木 雌雄同株 花期4,5月) 葉が掌状に7片ほどに深裂する。縁は比較的揃った細鋸歯になっている。秋に黄色又は黄赤色に紅葉する。雌雄異株で花序に雄花と両性花が混じる。花は紅色。果実(翼果)はハンガー状に鈍角に開く。重鋸歯とは大きな鋸歯の葉縁に小さな鋸歯があるものをいうとあるが、深い谷に囲まれた大きな山の峰に小さな切れ込みがあるものと言い換えることができる。オオモミジの葉をやや遠目に見ると、比較的形が揃った細かい単鋸歯に見えるが、よく観察しようと目を近づけると重鋸歯風に見えたりする。やや遠目に見るに限る。葉縁が重鋸歯のイロハモミジ・ヤマモミジとは比較的見分け易い。