里山コスモスブログ

オウバイ(黄梅・迎春花)




花筒の奥に2個の葯が見える

オウバイ (黄梅 モクセイ科 ソケイ属 学名Jasminum nudiflorum 落葉小低木 花期2,3月 原産地:中国北部 別名:迎春花) 和名は早春に咲く梅の花に見立てたことによる。葉は三出複葉で対生し、若い枝は緑色で4稜があり角ばっている。枝は横方向に伸び或いは垂れ下がり、地面に着くと枝先から根を出して増殖する。早春、葉の展開前に長い筒状の黄花を咲かせる。花冠の先は6裂平開し、柱頭が覗く。雄蕊2は筒の奥にある。属名Jasminum の通りジャスミンの仲間であるが芳香はない。 果実は生らない。その理由として考えられるのは、雌雄異株で雌株が導入され挿し木で増殖された。雌雄同株であるが、日本には花粉を媒介する昆虫がいない等。原産地では果実が生るのであろうか。
同属のオウバイモドキ(雲南黄梅-常緑樹)も3,4月に同じような黄花を咲かせるが、こちらは常緑で花が一回り大きく花冠は6~10裂する。又同属のキソケイ(常緑低木)はオウバイと同様の花を咲かせるが花期は初夏、葉は奇数羽状複葉。
属名Jasminum ペルシャ語のysmynヤースミンが語源とある。英名jasmine
種小名nudiflorum 裸の花(無毛を表す)


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