里山コスモスブログ

ネズミモチとフクロモチ 花








上:ネズミモチ     下:トウネズミモチ(葉と熟果)


上:トウネズミモチ     下:フクロモチ


ネズミモチ (モクセイ科 イボタノキ属 学名Ligustrum japonicum 常緑小高木 雌雄同株 花期6月 果期11,12月) モチの名が付くがモクセイ科。和名は葉がモチノキに似、果実がネズミノウンチに似ることに由来。但し、モチノキが互生するのに対し本種は対生。葉身は卵状楕円形から楕円形、縁は全縁で、先端は鈍く尖る。側脈は不明瞭で、裏面を光にかざすしてもぼんやりと太く見えるだけである(トウネズミモチは黄色い線が細く鮮明に透けて見える)。新枝の先から円錐花序を伸ばし、白い小花を多数つける。花は筒状で花冠が4深裂し平開し次第に反り返る。雄蕊は2個で黄色い葯2個が花冠から少し突き出て、それより短い雌蕊の白い柱頭が僅かに覗き出る。果実は楕円形で細長く秋に光沢のない黒紫色に熟す。トウネズミモチは花期が遅く、ネズミモチの花が散った後の6月末頃から咲く。又、トウネズミモチの果実はネズミモチほど細長くなく球形に近い。
フクロモチ (フクラモチ) 学名Ligustrum japonicum var. rotundifolium :ネズミモチの var.変種でrotund丸いfolium葉 の常緑低木。矮性で節が詰っている。葉は幅が広くて短かく丸味があり、反り気味になる。花序は穂状で詰っており、ネズミモチと同様の花を密集させる。葉は幅が広くて短く、丸味があり反り返り気味になる。


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