里山コスモスブログ

ピラカンサ属 トキワサンザシとヒマラヤトキワサンザシ


















上:すべてトキワサンザシと思っている


上2段 いずれか?  下:鋸歯と種子

下:3段 ヒマラヤトキワサンザシと思っている(葉が細長く、葉脈が明瞭、やや小さい棘)

トキワサンザシ 学名 Pyracantha coccinea 葉幅の広い葉が混じっていて散見され、枝から出た短枝に葉・花・果実がつき、その短枝の先が鋭く尖る。長く伸びた短枝では先が尖っていても痛くない。果実は赤紅色に熟すが、橙色に熟す品種がある。4,5mの小高木に生長した個体をよく目にする。
ヒマラヤトキワサンザシ 学名 Pyracantha crenulata 独立したやや短い鋭い棘がある。葉はやや細く長く、縁に低い鋸歯、トキワサンザシに見られるような葉幅の広い葉が混じらない。低木で枝が垂れさがった樹形の個体をよく見かける。
こうして整理してみるものの、トキワサンザシとヒマラヤトキワサンザシの見分けは実際難しい。交配雑種があるだろうと思うと神経質になって見分けなくともよいと思っている。だがしかし、それらの本来の特徴ぐらいは知りたいと思う。橙色に色づくトキワサンザシ(葉裏に毛が密生していないことを確認)の葉幅、棘、短枝のつき方などの特徴を観察し、これを参考に赤紅色に熟す個体を観察するのも一つの方法ではないかと思う。赤紅色と橙色の果実が混じっているのを見かけるが、混植か接ぎ木(台木と接ぎ木双方が枝を伸ばすやりかた)かと詮索してみたくなる。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「8 樹木 花と葉と果実」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事