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ジェイクとエルウッドの大人模型部

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刀繋がりと喰わず嫌いと壽屋 (ビルトビルガー高機動型 1/144)

2008年04月08日 00時08分32秒 | 部活動
さて、赤身はここまで出来ましたよ。



肩の幅増しをしただけなんだけど、前回の状態より下半身とのバランスが少しは上がったように見える(少なくともボクには)。
思い付いたのだが多分胴体(腹の辺)をあと1ミリ程伸ばせば、もう少しバランスが良くなるかも。
でもまぁ、これで十分だろう(笑)。
後まだ腕のショボいディテールを直すのが残っているしね。
しかしこのアストレイに限らず、ちまちま手を入れていく程に思う形に近づいていくっちゅうのは良いもんですな(近づかないと困るんだが)。

キット自体は古いものに入るんでしょうが、大人模型ヤーでロボ好きな方にはこれはちょっとオススメしたいすね。

さて前回、こんなもんで切った貼ったの赤身をしばらく停止して別のキットをやろうと確かに言った。
ええ、言いましたよ。言ったとも! 確かにこの口がそう言った。

そんな訳で、言ったからにはやる気にならんとアカンとか思えて、ペーパー鑢が足りなかったんとで、週末、近所のジョーシンへ愛車パオを走らせました。
玩具コーナーをタラタラ見て回る足が止まったその先には、鑢ではなく別のもんがありました。

別のもん(笑)→

………いやあ、実は前から気になってはいたんですよ、壽屋のこの路線。
以前、同社製アーマードコアのキットは2つ程、素モデリングしました(名前も良く覚えてないんだけど、青いのと白いの)。
それは値段もさることながら、異常にパーツが細かく、しかもアホみたいに多い。
組み立てに掛かる時間を作り応えとするなら100点満点なんで、手を出して初めて実感出来る話なんだが、3000円近い投資に対しての費用対効果を満喫度とすれば高いとは思うんだよね。
デザインも嫌いじゃ無いんだけど組み上がりまでの時間とかを考えると、相当やる気にならないと作る気にはならない。
そんな事を考えながら手にとってみたのがアレ↑でございました。
どこか質素というか淡白なパッケージがアレだね。敷居の高さを感じちゃいますがね。
開田裕治画伯の手になると知ったのはかなりあとではありますが。
『スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション』っちゅう、長ったらしいシリーズ名に出てくるロボットだそうです。
『スーパーロボット大戦』っちゅうんは、もともとスーファミ辺りから続いたシミュレーションゲームで、手駒に使うのがテレビアニメに出てきた様々なスーパーロボットだったりするもんだから、結構コアなファンが多かったりするんですよな。
シミュレーションゲームだし、何か邪魔臭そうなんでボクはやったこと無いんだけどね。
そのシリーズに出てくる著名&版権の紐付きロボットではなくて、オリジナルデザインのロボットが、壽屋からリリースされているアレ↑なんですね。
ある意味スピンオフな位置付けなんでしょうな。
この記事を書くに当たりメーカーページを調べたんですがね、バンプレストと壽屋。
ゲームには興味無いんで流し見したところ、著名なメカデザイナーが競作してオリジナルなロボットを出してるんですな。
で、そのプラモデルが壽屋からリリースされてるっちゅう事です。
既に20種近くもキットが出てたとは驚きました。
買うまでには興味がいかなかったから見過ごしてたけどなかなか確固たるシリーズになってるんですなァ。
今回買ったビルトビルガー高機動タイプは、以前発売されていた重武装型から外装を剥いだタイプらしいですわ。
脚辺りがどことなくユニコーンガンダムに似てるなと思ってたら、やはりカトキハジメの手になるデザインのようです。
何となく分かるもんですな(笑)。
箱の中身はアーマードコアと同じように、異常な程のパーツ数(泣)。
色分け部分を全部別パーツにすれば素モデリングでも見栄えがするだろうという、当たり前だけどなかなか普通は踏み切らない事を、壽屋というメーカーはやってのけるんですな。
何ちゅうか、熱意を感じさせるこだわりを、異常なパーツ数から感じますねぇ。
バンダイなら一体化してるであろうパーツが、とことん分割されまくってます。
このランナーの数だけ見ると、購入者の3割くらいは作る気持ちが折れるかも知れない(笑)。
ボクは素モデリングで軽くやっちまおうという気持ちがあったから、取りあえず組み立てに取り掛かれました。
パーツの合いが悪いとかいうネガティブな箇所も特に無く(一部はめ込みがキツい箇所は有りました)、切り出したパーツの表面処理とスミ入れに時間掛けながらタラタラと始めました。
いつ終わるのかという不安に駆られるくらいのパーツ点数なんですが、綺麗に色分けされているパーツが組み上がり、肩から腕、足から脚へとカラフルに組み上がるんで、何とかテンションは維持出来ました。

  

多分、体を組み上げるのに8時間はかかったような。
バックパックや両腕に付ける武装まで終えるのには、あと3時間強は使ったと思います。

 

スミ入れなどはオミットすればもう少し時間を短縮できると思いますが、仮組して、サフェーサー吹いて、色塗ってみたいなことになると、ボクには掛かる時間は想像出来ませんな。

素モデリングで良いやと思えたのは、もともとの成型色がかなりよい色味で出来ていたからです。
取説に載っていたカラーの設定画そのままの色とスタイルで組み上がるのには、正直驚きました。

  

武装の一部と両脚のスネ、サイドアーマーのバーニア部分には追加塗装が要求されますが、実に僅かな箇所のみです。
MGのガンプラでもここまで綺麗に色分け出来たキットはそうは無いかも知れない(笑)。
しかも、ここが気になる、あそこが違うといった違和感も感じ無いっちゃあ感じ無い。

※ ちょっと脚が長すぎかなとは思えましたな。弄るなら胴体の延長かもしれませんが、単に延ばすだけで終わらなさそうで、バランスが難しいようにも思います。腹部を詰めて延ばすみたいな工作になりそう。

いやあ、素モデリングで組み上がりましたよ。
スミ入れはガンプラに使うタッチペンのオレンジ、イエロー、グレー、ブラウンと、赤いところはポスカの極細。
あとはワンポイントにマーカーの金とメッキ銀も使いました。

設定画の指定には赤でスミ入れなんて無いし、金銀の出番もありはしませんが、ヒーローっぽいデザインだけに、違和感はあまり感じませんな。思うに任せて塗りゃあ良いんでないかね。
ポスカは色数こそ少ないけど、プラスチックやABSにも乗るし、割と好みの色合いが出ますよ。
※以前MGのストライクノワールを素モデリングした時には至るところにポスカの赤を使ってスミ入れしました(↓)。

   

両腕の武装が重いかと思ったけど、だらける事なくポーズは取れます。

拘束された時間が適度なものと言えるかどうかは、実際に組んだ者しか解らんかも知れませんが、ボク的には満喫しました。
もし色プラでなく、塗装前提でこのパーツ点数&このサイズだったら、満喫以前に挫折したかも(笑)。塗装したい方はかなり覚悟した方が良いすよ。
このキット、パーツの表面をペーパー掛けたりしていて気が付いたのが、『ヒケ』が多いんですよ。
だからきちんと作る方なら、サフェーサーの工程は必須かも。
プラスチックの厚みは十分あるから、ヤスリまくりで整えるのも有りかも知れないけど。
サフェーサー塗ってから塗装となると、キチキチにはめ込まれる設計が逆にリスクになりそうですんで。

素直に素モデリング&トップコートで良いんじゃね?

因みに武装には刀も付いてますね。
弱いわ、刀。好きだぜ刃物(笑)。
日本刀というより、青竜刀か蛮刀って感じですな。
握り手も別で付いてますね。造形もなかなか良い感じの握り手です。
手は他にもグウとパアと銃の握り手が各々付属してます。
いずれはやるつもりですが、手は指関節を強調したり色塗ったりしといた方がメリハリ出るんと違うかね。
壽屋自体あまり知られてないというかマニアライクなメーカーっぽいイメージでしたが、意外と手を付けると、バンダイに勝るとも劣らないクオリティでしたな。
キットによって出来や不出来が或いは有るやも知れませんが、今回のこのキットに限ればそんなネガティブなことは全くありませんでしたよ。
案外ボクのような初心者にこそ向いてるシリーズなのかも知れません。
ただ好みのデザインの有る無しがねぅ(笑)。
あれもこれも猛烈欲しいわ揃えたいのよとは思えないなぁ。

どうでもいいことなんだけど、何故だかこのシリーズはドイツ語を使った呼び名を好んでいるようですな(笑)。
アルトアイゼンとかイッヒリーベンとかグーテンタハクとか。
この世界の公用語はドイツ語なんかね?
ドイツ語は学生の時、単位落としまくりな苦い記憶があるな。
その辺りがこのシリーズに手を出しかねた遠因かもね(笑)。
しかも全く使えた記憶もこの先使うアテも無いんだよな、ドイツ語。

そんな私的ドイツ語コンプレックスはさておき、喰わず嫌いで避けてたシリーズでしたが、作ってみると実は悪くはない、っちゅうのが今回の発見ですな。
むしろ値段分の作り応えはあるんで、オススメ出来るかも。
ネット通販に抵抗が無いなら、アマゾン辺りでの購入がお安いみたいですよ。
店頭購入をお考えなら、ソフマップとかが概ね30%オフのようです。
息子ちゃんへのプレゼントにもどうすか?
一般的認知度は0以下だけど、格好は良いんで、『パパが作ったオリジナルロボットなんだよ』とか、取り返しのつかない発言と一緒に差し上げてみては如何でしょう(笑)。
パパ殿の面目躍如になったりしてくれるかも。
ゴーオンジャーロボの方が良かったのに…、なんて捨て台詞を吐かれても、ボクは責任取れませんがな。

そんじゃ。

(注意!)アンテナとかの先が尖ったパーツは、そのまま尖らして再現されてますんで子供ちゃんにあげる場合は気を付けてあげた方が良いですよ。

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