ジェイクとエルウッドの大人模型部

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機械獣っていいよねっ! 【コトブキヤ 1/72 HMM ブレードライガーAB】

2021年02月02日 00時31分38秒 | 部活動
2021年も始まってはや数日が過ぎましたが、COVID-19感染はと言えば何せ拡大するばかり。マスクをしてから出勤する生活にも慣れてきた今日この頃ですが、飲み屋はさっぱりご無沙汰の、どうもボクです。

不要不急の外出は避けるようにとか言われてますが、言われようが言われまいが、休みはもっぱら我が家で部活でございます。

昨年コトブキヤのHMMシリーズ、コマンドウルフのリパッケージモデルをファレホで全塗装して得た満足感から、このシリーズに妙にハマってしまいました。ファレホも無臭と言うのがとにかく素晴らしい。リビングでテレビ見ながらちまちま部活を楽しめると言う理想的な生活です。
なので今度は主人公機、ブレードライガーABに挑戦しよう、そうしよう。早速密林で検索、捕獲に至ったのは昨年末でございました。
鬼のようなパーツ数や、ポロポロ取れまくるし、合いも悪い、みたいなネガティブなレビューが密林で散見されましたが、変態的に細かく分割されたアホ程多いパーツとランナーは、組み立てにも時間掛かるんだけど、これらの分割は実は全塗装向きに設計されたのではないかなと個人的には思える内容です。時間を掛けてのんびり楽しむにはベストアンサーだと。
再販の際に合いの悪さが調整されたのか、仮組みにはそれほど難儀はしませんでしたね。
ところどころヒケはあるようだけど、100均のヤスリスティックをほぼ10本、1セット使って修正。
組み上がるとなかなかボリュームがあるし、ディテールの密度も高いし、何よりまぁまぁよく動くし関節は硬いしで十分満足です。
これが10年ほど前に作られたキットなのかと感心しきり。
とにかく落ち着いて時間を掛ければ、誰でもこのカッコいい機械獣は完成すると思いますよ、マジメで。
如何にコトブキヤが気合を入れて作った製品なのかが、組み上げるとヒシヒシと伝わってきます。
何でもHMMシリーズ1作目のシールドライガーをベースにされたキットとのこと。1作目だけに気合の入れ方も半端やなかったんでしょうな。組めば組むほど、形が出来上がってくるほどに、コトブキヤの意気のようなものを感じます。
やっぱ模型は組んでナンボやな、と己の部活の正当性を改めて認識しつつも、これが当時でも6800円とかの値を付けてるのに売れてたそうですからね。B社のMGとはちょっと比較にならない密度感の拘りは、異常に分割されたパーツだからこそ表現できるのかも。息子に買ってあげたHMMシリーズ最新作のワイルドライガーは非常に簡単に組めたようで、それはそれでまぁ良いんだけど、コトブキヤのキットとしてはちょっと残念。やはりジワジワとパーツを切り出し、ヤスリをかけ、接続用のピンは斜め切りしてから組み立てる、そんな面倒くさい事をチマチマやらされる方が個人的にはもう楽しい。
暫くは充実感と共に接着剤なぞは一切使わずに、仮りで組み上がったキットを見ていたのですが、これの全塗装(おまけに筆塗り)はなかなかに大変そう。ここも塗ってみたい、ここはこうしよう、なんて感じで気持ちは暴走するんだけど、正直色塗りの途中で心が折れそう、挫けそう。でも、これは全塗装すると相当ヤバいくらい良くなる予感がする。やり出したら後には引けない。けど、やるべし。








先ずはグンゼの黒いサフェーサースプレーを勢い2本購入し、天気の良い日に真っ黒にするぞ! 、と意気込んだのですが、その前にちょいと事前に気になる箇所のディテールアップ。

① コクピットに乗り込む時の滑り止めプレートを追加(写真の銀色の辺り)。
② 背中のブースターを隠す?フードの、ネットのディテールを取っ払い本物の金属製ネットに変更。
③ 頭の裏側がスカスカすぎるのでちょいディテール追加(スジ彫り入りのプラ板をただ貼り付け。写真の白いプラ版がそれ)。
④ 前脚の露出したシリンダー、銀色部分が妙に細いもんだから脚全体を貧弱に見せているような気がするので、上から被せるようにランナーパーツを加えて見た目を太くする。
⑤ お尻のウイングはプラの厚みがやや目立つので、ヤスリがけで薄くしとく。
⑥ 首の後ろから背中のブースターフード?に伸びるプラ製パイプは固くて頭の可動の邪魔にしかならないのでWAVEの鉄製パイプスプリングに変更。胴体を繋ぐフードの基部に2ミリ程の穴のモールドがあって中は塞がれてるんだけど、パイプスプリングが突き抜けるように開口しとく。
⑦ 多分塗る人ならみんなやってるだろうけど、たてがみのパーツの白い部分は後ハメ出来るように切り欠いてます。特に難しくないので、塗る人はやったほうが良さげ。

ちなみにこの中でも④の工作はこれからこのキットを作る人にはちょいとオススメ。これだけで前脚の何となく貧弱っぽい見た目が変わるんで。同じ色の太めのランナーを、ピンバイスで中身をくり抜いて被せるだけで特別いるものもないもんで。

あと可動に重きを置く人は⑥の工作なんかも簡単なのでやっておいていいかも。

こんな感じで気になる部分をやったったので、もうこの勢いで覚悟を決めて全部黒く塗り潰す。





これでもう戻れない。決して悪くは無かった成型色の青もグレーも金も白も、ドス黒く塗りつぶしました。
サフェーサーとはいえ黒だし、幸いブレードライガーはフレームが大体黒なもんだから、少なくとも1/3くらいは塗装完了。
後は青や金や白を、それっぽい色で調色しつつ、透ける黒と戦いながら塗りました。

黒一色の脚や胴体は、せっかくディテールも凝っていたりするから、ところどころを塗り替え。
そこそこ大きい出来上がりなので、単色で済ませるより、色味を細かく加える手間は、塗るならやるべき。っつうても大した手間では無いけど。

そんなこんなで出来ました。




















かなりチマチマ気になるところは塗り分け、スミ入れの色も青い部分は紫色にするとか、いろいろ細かくやってます。

ウエザリングとかもやるべきなのかなと思ったのですが、クドくなると見た目がありがちな作品(やり過ぎて失敗した自己満足だけの完成品みたいな)で嫌になるかもと思って、ちょっと思案した結果、下地の色に対して薄めで明るめの色を使って縁取りっぽい事だけやりました。

そんな事はあまりやった事がないんだけど、やってみるとなかなか面白かったです。

それと、付け足されていたデカールは貼るかやめるか迷ったけど、暫くはこのままにしておこうと。

いやぁ、大きさといい重さといい、何より作りごたえの点で、非常に良いキットでした。完成品で年末辺りにブレードライガーがグッドスマイルカンパニーから発売されて、ヨドバシ梅田に飾ってあったのを見ました。爪の色味の美しさと造形には確かに見惚れたけれど、やはりキットのほうがお値段もアレよりは安いし、何より気に入らない箇所は直せるし好きに塗り分けられもするから、個人的には良い選択をしたなと。

HMMシリーズはデカール付きの再販がこのところ精力的に行われていて、意外と売れてるのかもと思うと、非常に嬉しい限り。
作るのにも塗るのにも結構な時間が掛るけど、その分、他のキットに浮気しなくて良いし(笑)。
ガンプラばっかりも飽きてきたかな、と思う方にはオススメしときます。ぜひその機会にはファレホとかシタデルカラーとかで全塗装してみてください。
まぁ、さすがに再販品を全部買うと言う訳には行かないけど、店頭在庫を見つけたグレートサーベル辺りは欲しいかも。

次はそんな訳でグレートサーベルにチャレンジしようと思っているボクです。もちろん、その時は全塗装で


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