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ジェイクとエルウッドの大人模型部

仕事もするけど趣味もやる! 充実した大人ライフを送る、数多の大人模型ヤーの掃き溜め「大人模型部」へ、いらっさい!!

春の新入部員勧誘企画 君はモナカは好きか?

2008年01月20日 03時28分41秒 | 部活動
エルウッド(L):あ~、何だかなぁ。このわけわかんねぇキットは!?

大体何なのこれ? この古臭ぇデザインは何なの? 頭なんか半球じゃん! 火星人のロボットかってぇの!
こんなもんで部員勧誘なんざできるかっちゅうの!

 

ジェイク(JK):えらいもん渡されちまったなぁ。

バンダイのロゴも今のスタンプみたいなのと違うし、正真正銘25年前のヤツやで。

L:部品点数はざっと数えたら86点。ポリキャップが22点ってところですな。

デカールなんて黄ばんでて使えねぇし。



パッケージ横に書かれた「キットの特徴」がまた古さを感じるよ。

① 肩の付け根が上下、前後にスライド自由。
② 肩、ヒジ、腰、ヒザ、足首等各部の関節が可動し自由なポーズがとれます。
③ 各関節部にはポリキャップを使用しています。
④ 軟質樹脂製の動力パイプがリアル感充分。
⑤ キャノビーは透明パーツ使用。
⑥ ティンプの人形付。 ⑦1/100ホバギー付。
⑧ スライドマーク付。

だとさ、ポリキャップ自慢してるもんな(笑)。

JK:でも当時の開発陣の、スケールモデルに近づきたいっちゅうコンプレックスや妬みがそこかしこに彫り込まれたディテールからビンビン伝わってはくるねぇ(笑)。

明らかにMMを意識はしてるよね。パッケージの猿真似ぶりもそうだけど。
この1/100はシリーズ全般に言えるんだけど、奇をてらい過ぎた感が強いかもなぁ。
2次元のアニメ・メカをリアル感のある虚構の3Dメカニックに再構築し直すって意図はMSVからの派生なのかねぇ。

まぁ、どう料理するのか考えないとな。取りあえずは仮組みしてみろよ。

L:おお、そうね、って、おめぇは何やるんだよ? 

JK:俺は野暮用でこれから打ち合わせなんだよ。 

L:てめぇはいつになったらウンチク並べず手を動かすんだっつうの!!

JK:まぁまぁ、俺なりにいろいろアプローチは考えとくからさぁ、取りあえずお前は仮組み進めとけって(笑)。

何せ、25年前の模型だ。修行だと思ってどのくらい大変なもんかを味わってみな。

ナレーション(N):WM1/100スケールキットで、主役機に次いでリリースを果たしたのが、今回、ずぶの素人連中に手渡されたガバメント・タイプである。
3日逃げ切ればあらゆる犯罪もリセットされるという『3日の掟』に背き、両親を殺害した仇として主人公に執拗に追われるティンプ・シャローン。本編で最初から最後まで、狡猾だがどこか憎めない敵役を熱演している。
ガバメント・タイプは、この星『惑星ゾラ』を支配する特権階級者『イノセント』から、そんな彼に委ねられた機体にあたり、性能もさることながら露出頻度もかなり高い。
レトロ感漂う人型ロボットといったデザインは、工作機械然とした他のWMと異なり、むしろ兵器色が強く、仇役が駆る機体としての個性もなかなかである。

キットに入っている販促チラシに載っている試作見本(下 写真参照)とは、デザインとカラーリングがかなり異なっている。

 

L:何がミーティングだよ、あの野郎。ぜっっったい飲んでるよ、間違いねぇよ!

しかし何だね、組めば組むほどえらく大変なんじゃないの? これ?

25年前ならパーツの合いって、こんなもんなの? これで許されたの?

コレ、今改めてそのまんま再販しますって商魂はどうなんかね? 

 この手! この隙間! もう瞬間接着剤をパテ代わりにしますってレベルじゃないんじゃないの?

 これは太股なんだけど、もう完全モナカ仕様で、微妙にズレてっし。

  この胴体のいろんな隙間も埋めるの? かなりキツいんじゃね?

まぁ確かに、モールドはそこそこ細かいやね。凹凸も入り混ぜてますなぁ。

肩が上下前後にスライドっつうけど。何か動かすのが怖くなるな。壊れそうな擬音してるぞ、何だよ「ギチギチ」って(笑)。

取りあえず、組んでみましたよ。火星人ロボット。

意外と組みあがったの見ると小さいよねサイズ。1/100っつったらMGとかを連想するけど、こりゃHGくらいなんじゃないの? 1/72サイズの方が良くないかね?

しかし、確かに仮組みしとか無いと解らんわなぁ。なんだか次から次へと気になる場所が目白押しジャンか!!

   

まずは、素モデリングするにしろ、そこらじゅうのモナカ処理は必須作業ですな。瞬間接着剤をパテ代わりに使うのが基本だろうけど。

ところどころは要、ラッカーパテ処理ですな。当然、スジ彫りし直しもマストだし、当たり前だけど塗装処理大前提って感じ。

仮組みには付けてないけど、腕とか脚に軟質樹脂のパイプが本当は付くんだよな。
ここは少し大きいものに変えたらカッコいいんじゃないかね? ザクのパイプみたいなヤツに。要らん金使わされそうな(笑)。

   

案外良く動きますなぁ。可動範囲は意外と広いけど、手首なんかはポールジョイントとかに代えたらさらに良いかも。

てか、手そのものもちょっとエグいからいろいろやり直さないとダメダメかもなぁ。
手のひらのモールドのショボさはちょっと、塗装で誤魔化せるレベルちゃうやろ。

腹の機銃もなんだかショボい感満点だし。ケツのバーニアなんていきなり直付けですよご主人!

胸の手摺とかもやっぱ仕切りなおしっぽいな。

いっそ、上半身と腰は分割しちゃっても良いかもしんない。太股付け根の蛇腹もちょっとあんまりかなぁ。

スタイル自体は特に弄らなくても、まぁ悪く無いんだろうけど。

それだけに所謂ディテールアップをやるとやらないとじゃかなり変わるなぁ。

当時はいろいろ画期的だったんだろうけど、今見るとぶっちゃけショボいわ、当たり前なんだろうけど。

もしかしてこれを見事に組み上げれたら部員勧誘になるかもしれんわな(ニヤリ)。

僕も買おう、わたしも買うわ、みたいな感じで。バンダイの販促にもお役に立てちゃったりすんじゃね。いや~ん、感謝されまくり?

大人模型ヤーの量産にはWMはもしかして打ってつけかもぉ? フフフ。


N:最近のマスターグレードなどのクオリティーしか知らない模型ヤーには、正直このWMシリーズはかなり手強い。

今回エルウッドが行なったように、「仮組み」と呼ばれる作業は必ず行なうことをオススメしておこう。

このキットは全て、接着剤を必要とする。言い換えれば仮組みはしやすくなっていると言える。


ちなみにエルウッドには伝えていなかったことだが、このガバメント・タイプは金型の所在不明を理由に、今回の再販ラインナップからは除外されている。
従って、コレを作ったからといって大人模型ヤーの量産や、あまつさえバンダイの販促のお役に立てるという空想は、絶対に有り得ない。








春の新入部員勧誘企画 25years old

2008年01月15日 00時21分41秒 | 部活動
ナレーション(N):1982年7月より売り出されたそのシリーズキットは、今までのキャラクターキットとは一線を画していた。

むしろ一線を画すことこそを前提に展開されたのだといって良い。

TVモニター上で動くメカの単純な再現ではなく、それ以上の「実在感」の再現を
キットの付加価値に据えていたのである。

「ザブングル ウォーカーマシン コレクション シリーズ」

と銘打たれたシリーズは、スケールこそ従来のガンプラにある1/144、1/100というありがちなスケールサイズを踏襲はしていたが、とりわけ1/100スケールキットにおける共通したPRポイント(ポリシーという表現でもあながち大げさではないかもしれないが)に、「実在感」を打ち出していた。

《写真は2007年9月までに再販された同シリーズキットのパッケージです》
     
《当時のキットに入っていた宣伝チラシには、「精密なディテール」「超現実感」「アニメーションを超えた…」といったコピーが並んでいた》

エルウッド(L):うわっ、何かだっせぇデザイン(笑)。

ジェイク(JK):建設機械の佇まいやなぁ。ザブングルが浮きまくってるぞ(爆)。

N:ウォーカーマシンというメカニックのデザインには、主役級と、脇役とで異なる2人のデザイナーを起用している。

前者、主役機であるザブングルや、アイアンギアーと呼ばれる登場人物の生活空間にあたるランドシップ -地上戦艦- (ロボットに変形)のデザインには大河原邦夫が。

後者、作品の世界観をも体現する様々な脇役の「ウォーカーマシン」デザインは出淵裕によって行なわれている。

本編を見るとき、明らかにそこに違和感がある。

主役メカが世界に馴染めず浮いているのだ。それほどに脇で主役を立てるべきメカの存在感は際立っていた。

「ウォーカーマシン」という名称に適したデザインは主役のそれではなく、脇を固めるそれに冠せられるべき名称に思えた。

あるいは購買層にそう感じさせた時点で、メーカーが目論む売り上げ計画は既に破綻していたのかもしれない。

※元々主役機ザブングルは別の世界観に適したものとしてデザインされたと言われている。

馴染まないという理由ゆえか、はたまた当初からの販売戦略だとでもいうのか、1年間の放映期間の半分が過ぎた時、主役メカはより、世界に馴染むデザインに交代させられている。

当初の主役機の名称そのままに、「ザブングル」というタイトルでありながら、主役メカは「ウォーカーギャリア」という名称に変わっている。

 → 

主役メカの交代劇は、実は本作品で始めて試みられたと記憶される。

キットが「実在感」をアピールした時点で、塗装前提の工作難度と対象ユーザーの年齢層も上がってしまった。

如何にも80年代のガンプラブーム以降、模型メーカー各社が様々なキャラクターキットのリリースに名乗りを上げ、市場にはガンダムの類似品とも取れる安易なキットが溢れかえった時代背景がそこにある。

老舗メーカーに生みの苦しみがあった事と、故にガンプラで掌握したコアユーザーに迎合することで最低限度の販売数量を確保する戦略を選択したことに他ならない。

しかし、「実在感」を売り物にしたウォーカーマシンコレクションは、メーカーが当初予算計上した販売実績と並ぶだけの数字は残せていなかったのではないか。

確かに四半世紀前のキットは、パッケージデザインなど総合的に見ても、高い年齢層の観賞に耐えうる完成度を持っていた。

1/144スケールは、WMのアクションシーンの一瞬を切り取ったような、パッケージ「アート」を施し、1/100スケールは白地に立ち姿のWMと英字ロゴをふんだんに使った、「ミリタリーミニチュア」のようなスケールモデル感を意識せざるを得ないようなパッケージ「デザイン」。

キットには過剰とも取れるディティールを付加し、生活感をより感じられるようなアクセサリーパーツまで付けられ、塗装派、改造派への塗装バリエーションアピールまでもが簡易な説明書に載せられている。

開発側の、「スケールモデルと見まがうようなキャラクターキット」の志を随所に盛り込まれたキット群。

狭めた購買層に対してのPRとしては的確であろうが、しかし狭めた購買層全てを掌握できるだけの力も無かったのではないか?

ほぼ同じタイミングでリリースされた、バルキリーに代表される「マクロス」のプラモデル群が模型店の同じ棚に並んでいたなら、あなたはどちらを買うか?


L:バルキリー、俺バルキリーかダグラム買う! JK:(苦笑)だよなぁ。何か天邪鬼向けシリーズって感じだな。


N:(汗)根本的なメカニックデザインにおいて、他作品以上にガンプラ以降のコアユーザー層を魅了できなかったということだ。

余談だが、この時期、メカニックデザインにおいて今でも多くのファン層を従える作品が同時多発的に市場にリリースされている。


『太陽の牙ダグラム』 放映期間 1981年10月~1983年3月

『超時空要塞マクロス』 放映期間 1982年10月~1983年6月


前者はタカラ(現 タカラトミー)、後者は今井科学とアリイの2社によってキットがリリースされている(ちなみに『戦闘メカ ザブングル』は1982年2月から1983年1月までの放映)。

3作品ともメカデザインの支持は高く、それゆえガンダム以降生まれたコアユーザーからの支持と購買は分散されてしまったわけだ。

クオリティーの高さに反比例した実績しか残せないままに、1年の製造期間を限度に流通在庫消化と共に、市場から消えていったシリーズ。

それが「ザブングル ウォーカーマシン コレクション シリーズ」である。

しかし、様々な「大人のお友達」に向けた試みのインパクトは強烈ではあった。

その試みのままに当時、新たな主役機、「ウォーカーギャリア 1/100スケールキット」がリリースされていれば、25年前の作品を再構築するという企画そのものもあるいは成立してはいなかったろう。

当時、ギャリアは「発売予定」というリリース告知をされたまま、しかしついに店頭に並ぶには至らなかった。

理由は単純だ。「売れない」品群にこれ以上のリスクを背負えないという、売り上げあってこそ成立するメーカーとしての正しい選択ゆえである。

そして四半世紀が過ぎた2008年。

『R3』といマニアライクなキャラクターモデルを現在の設計技術で再生させるそのシリーズ最新作として1/100ウォーカー・ギャリアは、その名を連ねた。

83年当時、発売予定のまま消えたいわく付きの主人公機が、25年を経て商品需要ありと判断されたわけだ。

この春には店頭出荷されるまでに、その時は迫っている。

加えて、その新作1/100ウォーカーギャリアの販売促進の一環として、今までリリースされてはいなかった1/100の大型ウォーカーマシン群もまた、83年当時の姿で順次、店頭に並んでいくことが発表されている(一部は、金型の所在不明が判りリリースされない可能性もあるらしいが)。

すでに妙齢を重ねたコアユーザー層や、当時は敷居の高さから買うことさえできなかった層も、今なら購入できる経済力を持っているだろうし、この再販を迎え入れる用意があるのではないだろうか。

志の高さは空回りはしたが、そのクオリティーの高さは半ば伝説化していた品群。

スケールモデルに見紛う『実在感』を持たせようと試みられたキットが、当時同様の販売戦略で『大きなお友達』向けに再リリースされる。

機運は少しずつ。3月のギャリア発売に向け静かに盛り上がろうとしている。

83年当時のままの再販であるということは、現在のキットで定番化している「色プラ」でもなければ、接着剤を使わない「スナップフィット」でもない。

誰にでも同じ仕上がりが、しかも容易にできることが、現在リリースされている「ガンプラ」に代表されるキャラクターモデルの約束事だが、かつては違っていたのだ。

色は塗るものであり、パーツの張り合わせ一つにさえ少なからず技能が要求される。

スケールモデルを筆頭にする、その他の模型がそうであるように。あたかもそれに倣うように。

かつて、少なくとも25年前は模型を作るということは、それが何であれ、本来そうしたものであったということを、購入者は改めて知るだろう。

その手間隙にこそ、模型の面白さがあったり、既製品でありながらワンオフの形に仕上がる楽しさがあるのかもしれないと、感じることになるのだろう。

キャラクターモデルというカテゴリーが、模型というジャンルの中の一つでいたころのモデルである。

田宮模型に代表されるスケールモデルと肩を並べたいという開発側の志の過剰な強さは、翻れば模型というジャンルにあってキャラクターモデルがいかにも低い立ち位置にいたことを、そのコンプレックスの強さを伝えさせる。

今や「組み立てる玩具」に近いキャラクターモデルキット群は、そのものが単独でジャンルとなり認知されるまでに大きくなってきた。

「組み立てる玩具」に至る、その方向性を結果的には示唆したとも取れるウォーカーマシンシリーズが持つその意義は高い。

「温故知新」の要はない。ウォーカーマシンシリーズは「現在」のキャラクターモデルとは別物なのだ。

『模型』というジャンルの中で未だ立ち位置を模索していた頃のキットなのだから。

今回の大人模型部は、1/100ウォーカー・ギャリアのリリースとウォーカーマシン再販にあたり、そんなことを少し前振りにした上で、共に懐古趣味を満喫させ、なおかつ春の新入部員勧誘企画としていきたい。

次回より再販WMシリーズに、例の二人は介入していく。


エルウッド(L):え?! そうなの?

ジェイク(JK):……う~ん、まぁ考えとくよ。

L:確かにガンダムばっかじゃ飽きるけど、個人的には俺はMGの骨十字やりたいんだよね、マント付きのやつ。

ザブングルのキットって外面カッコいいけど、なんか中途半端っぽいもんね。

JK:確かになぁ。

MMっぽくしてますっつっても、今までのキャラクター物の中ではリアルな方ですってだけで、MMと比べると残念な出来だったりするしなぁ。

まぁ、当時としては結構その辺頑張ってるっつうか、開発側の熱気みたいなもんはビンビン伝わるんだけどね。

伝わるからこそ、再販だの1/100ギャリアのリリースだのって話が今更出るんだろうし。

しかも今回の再販価格は、当時の販売価格の倍だぜ? ちょっと甘えてないかねB社。

L:そうだそうだ! そう簡単に踊らされるほど我々大人は甘くは無いんだぜ!

N:そして第一弾のお題はこれだぜ! 兄ちゃん達っ!!

 

JK:げげぇっ! ガ、ガバ…!

こりゃヤバイ。俺帰るわ、あとよろしく。

L:え? 何? ガバ? これ何? え? 

作ったら撮影してみちゃおう! 基本編

2008年01月14日 14時45分15秒 | 部活動
ジェイク(JK):いよいよ、エルウッドもヤフオク目指してHGティエレン完成品の撮影ってことだから、少し長くなるけど幾つか注意点を挙げてみよう。

エルウッドに限らず、完成品を写真に撮りたいって人には参考になると思うしね。

基本は光源の種類を統一する事だね。太陽光、蛍光灯、白熱電球とかを混在させない事が先ず第一。これはもう絶対条件。

つーのもね。これらの光は人間の目、てか脳には、同じ白に映る…厳密には脳が勝手にそう翻訳しちゃうんだけど、実はそれぞれの光に含まれる紫外線の量が違うんやな。含まれる紫外線が多いと、青に偏光して青味掛かった色合いになるわけ。

これを「色温度が高い」と、専門的には言うんやけどね。

身近な例をあげてみようか。

外国映画の画面を見てて、赤味が濃いと思った事は無いかな? 

あれは、瞳の色が青とか灰色といった具合に薄い場合、黒い瞳に比べると紫外線吸収能力が低いんやな。それで色温度を低く設定して撮影し現像してるわけだ。
すると黒い瞳の我々には赤味掛かった映像に見えるんやな。

とにかく、色温度の違う光源を併用してはいけないって事やね。

ジオラマ撮影とかで、夕陽を浴びているシーンなんて場合じゃない限り。

それとあまり背景に暗い部分を作らない、ってのもある。

被写体がMGユニコーンガンダムみたいに白一色だと逆に黒一色にしないと映えらんやろうけど。

因みに、黒一色にする一番簡単な手は、背景に光を当てない、ってだけ(笑)。
板で遮蔽して影を作って、その影に入る手前に被写体を置く、やね。

鉄人の背景は明度が高い方が良いやろう。要は被写体に応じて、その色味をより良く見せるための工夫が要りますよということ。

外で撮影して、背景は青空って手もあるけどね。

屋外撮影の場合、光源は太陽光1つしかないって事になるんで、光を当てるためのレフ板が欲しいけど、まぁ、順光であれば何とかなる場合もある。

良く晴れていたら、銀紙では無くむしろ白い紙の方がお勧めかな。

人物撮影じゃないし、対象物がさほど大きくない分、大の大人が両手で掲げるようなレフ板は要らないけどね。
サイズ的には、子供が使う下敷き、それも白の奴があれば間に合うやろうな。

勿論、屋外に限らず室内でも天井の蛍光灯を光源にするのなら、レフは使った方が良いぞ。

モビルスーツの場合、スカートの影になって太腿とか陰になる事が多いから。
人間を撮影する場合には使わないけど、下からスカートで影になる部分にレフ板の光を少し補ってやると良くなるわけだね。

蛍光灯との位置関係にもよるけど、下に白い紙を敷いて撮影すると、その辺りはそこはかとなく上手く行くかも? 保障はしないが(笑)

出来れば、カメラは三脚で固定して撮影した方が良いんだけどな。
手ぶれ防止の為には三脚か、それ代わりの台に置いて撮影する、ってのが基本だし、それと光量が多い方が手ぶれ防止には望ましいね。

アングル的には下から見上げる位置にカメラを設置した方が、巨大感が出るね。

後は…接写(カメラを被写体近くで構える)と被写体深度が浅くなるから、ピントの合う距離が狭くなるね。

例えば、ザクでも鉄人でも斜めに置いて撮影した場合、手前の腕にはピントが合っているのに、奥の腕にはピントが合っていない、みたいな事ってあるだろ。

実際、巨大な物を撮影すれば、こう云う事にはなるんだろうけど、それでは…って思うよなぁ(笑)。

こう云う場合は、カメラを被写体から離して、光学ズームで寄ると、被写体深度を稼げるから、ある程度解消出来る筈だ。

けどなぁ、やっぱ問題の核心は光をどう当てるか? に尽きると言えるね。

太陽にせよ、天井の蛍光灯にせよ、基本的に一箇所から光が当てられているだけの状態で、複雑な形をしているガンプラを撮影すると、影になって潰れてしまう箇所が出来てしまうやろ。

最も影が出来ない照明は、カメラの真横に光源を持って来る事だけど、そうなると平面的で立体感が出ない。

てな訳で、これはもう場数を踏んで試行錯誤しながら覚えるしか無いんやね、実は。

勿論、ある程度のセオリーはあるんだけれど…ケースバイケースってのが現実。言葉だけでは、これはチョット説明出来ないんだね。

オイラは技術屋じゃないから、今回は特別に知り合いのプロカメラマンのPhotographix氏からもコメントいただくとしよう。


Photographix:ども、Photographixです。撮影アドバイスですね。

デジカメを使うんだったら部屋でもちょっとの機材でいけますよ。

基本的にはやわらかい光を全体にまわすことを第一に考えたらいいと思います

オークション用ということなんで陰影をつけないようにすることを目標に。

デジカメ使用ということなんで蛍光灯でも白熱電球でもかまいません。

カメラのほうでWB(ホワイトバランス)というのが設定できるようになっているはずなんで、そこを光源にあわせてください。

ただし、ミックス光はおすすめしません。

それから、バック紙を用意してください。

色は撮影対象が浮かび上がるような色なら何でも。
バック紙があるのと無いのとでは見栄えが違ってくるので重要ですよ。

ライティングですが、一灯の場合はカメラ位置より上方から光を当てるんですが。
できれば光源の前にトレぺ(JK注1)を垂らしてやるのがいいです。

JK注1:トレーシングペーパーのことやね。パラフィン紙とも。ちなみにライトに固定するときは金属製の洗濯バサミを使うようにね。プラ製だと発火の恐れがあるからね。

トレペがなければビニール袋をかぶせるというのもありますが、まあ光を拡散させてやってください。

ライトの位置が決まったら、陰というか光の弱い部分が出てくると思うので、そこは白い紙かスチロールをレフ版にして光を起こしてやります。

これでフラットな光になると思います。

三脚が無いということなんですが、三脚は安物でもいいんで用意しておいたほうがいいです。
特に上記のやり方だと光自体は弱いんで長時間露光になるんで三脚は必須です。

屋外での撮影はオークション用ということなら背景とかが安っぽくなるのでお勧めはしません。

即席ホリゾント(JK注2)ですが、MGザクの箱だと小さすぎると思います。1/144スケールでも最低50センチ四方は欲しいです。

JK注2:撮影ブースのことをこういうんだね。

まあ、物撮りは現場で状況に応じて組み立てていくことになるんで、文字で説明しても上手くいかないんですが、頑張ってみてください。じゃ。


エルウッド(L):ジェイクといい、Photographix氏といい、映像畑の玄人がいるって環境はありがたいよなぁ。

JK:まぁ、基礎的なことを抑えたなら、あとは数をこなしていくことだね。

L:ほなとりあえず、実践といきまひょか。

光は「白熱球」を使いまひょか。安物のスタンドが二つあるんで、これ使いましょう。

 

トレーシングペーパーだっけか、無いからあれだね、コンビニのビニール袋にしときまひょか。

下敷きと背景には子供の画用紙を承諾なしに使わせてもらうと。じゃ、まぁ撮影してみましょう。

撮影には PANASONIC FZ-3を使います。つうか、これしか持って無いし。

一応マニュアルやマクロ撮影も可能で、手ぶれ補正の代表カメラみたいな奴です。

まぁ、テスト撮影みたいなもんだし。やってみることにしましょうかね。

   

L:こんな感じですかな。なかなかポーズつけるのは難しいね。

でもあれだね、携帯で撮っていたときよりは、かなり精彩な感じになるよなぁ。

    

  

JK:おお、やってるな。こうして上がってきた写真を見るといくつか気になるところがあるなぁ。

最初の4枚の3枚目が一番綺麗に光が当たっているけど、腹と腰辺りの光が足りてない。
こう云う場合は、右斜め後から当てているメインライトの光を、ティレンの左斜め前に置いたレフで受けて反射光を当ててやると良くなるんじゃないかな。

ほかの写真でも、もっと正面から光を当てた方が良いやつとかもあるよな。

左右真横からと、右だけ斜め後からライティングしてる写真があるみたいだけど、被写体の右斜め前から光を当てても良かったんじゃないか?

どこから光を当てるかもう少しいろいろ試行錯誤していくやっていくべきだろうな。

それと。画用紙な。在り合わせで実験しているのだろうし、現物見て無いから断言はしないけど、チョット赤味が強い気がするな。

ホワイトバランスは合ってるのか? ホワイトバランスの微調整で青みを付けるとかしてみてもいいかもな。

本番で画用紙の端が見える…見切れている、と云う…のは、安っぽくなるから気をつけたほうがいいよな。

それと画用紙の色も、白じゃなくて淡い色が付いている紙をバックにした方がイメージ良いぞ。水色とかが、無難だけどな。

L:そうすなぁ、しかしなかなか撮影ってのも大変ですよな(笑)。

JK:オークション出品は写真によるキットの再現度が全てだからねぇ。

現物を手に取って見れる訳じゃないし、商品イメージは写真ですべて決まってしまうんだからな。

パッケージングで妥協するくらいなら最初から出品なんて考えるもんじゃないぞ。

L:おお、いつになくマトモなご意見! じゃぁ、近々にホリゾント作成して再度撮影してみるとしましょう。

うまく写せたら、オークション出品までの経過と一緒にUPするっちゅうことで。

JK:しっかりやれよ(笑)!

L:…しっかし、おめぇ、ほんとウンチクだけなのな(爆笑)。













ティエレン地上型 1/144 HG その2 (完成)

2008年01月06日 01時11分22秒 | 部活動
エルウッド(L):さて、いよいよ、っつうかやっとこ鉄人製作も佳境に来ました。

今回はジェイクが帰省中なんで、独白でまじめに進行させていただきます。

今回の『HG 1/144 ティエレン地上型』ですが、個人的にかっこ良く見せるために、当初から考えていたポイントを整理しますと、

『角をはっきりさせる』

何せ角を強調させておくと、このようなデザインのモデルならけっこう締まるんちゃうかと。

特に色塗るわ、汚すわと、せっかく金出して買ったんだしいろいろやりたいという御仁にはおすすめ。地味ですが、妥協しないでやっとくと仕上がりに差がはっきり出る。効果てきめんなポイントっすな。

『鋳造表現』

鉄人だからこそ、個人的にはやりたいんですよね鋳造表現。
ロボットなら何でもかんでもやるのはどうかって話だけど。
『絶対やれよな』ってワケじゃ無いけど。最後にウェザリングとか考えてたから、やっとくとちょっとカッコ良くなるやろと。

『水彩画表現』

文字では表現しにくいんですが、「電撃HOBBY 10月号」の∀ガンダムの作例に出ていたんですよ。
ベタ塗りではなく、下地がかすかに見えるような感じで色を載せるんですよ。
筆は使わず、化粧道具に使う「スポンジ」でやることで、非常に面白い効果が出ると。
もう、説明邪魔臭いんで(笑)、探して見といてください。
私も立ち読みして見ただけなんで、イメージ曖昧なんですよね。
それでも挑戦しようとするところが悪い癖ですな(笑)。

で、ぶっちゃけ、今回は失敗しましたが、何となく極意は掴みかけました。

   

「スポンジ」はなるたけ大きめのモノ(ファンデーション用)のほうが良いようです。
成型色の上から、成型色より色を薄めにしたもの(明灰白色あたりが良いすな)を、スポンジにつけて、叩くようにして乗せていくと。
それを3段階くらいにしていくと、なかなか深みもあって面白い仕上がりになる、はずなんですが(笑)。

最終的には右端ような絵になりました。ほぼ単色やん(笑)。

因みに、ティエレンは組んだ後でもかなり細かくバラせます。
パチ組みした方でも、後から塗りに挑戦できるのがなかなか良いすな。

で、下地は完成したわけです。

ふとした思いつきで、エッチングカッターでモノアイスリットを入れてみました。

モノアイに光ファイバーを使ったんですが、スリットの隙間から入る光でも少しは赤く光るんですな。

   

で、いよいよウェザリングってわけです。 

関節部はメタルカラーのアイアンとダークアイアンで塗り分けしてるんですが、ここには青焼けの表現をしてみました。

タミヤから出ているウェザリングセットを使うと簡単に出来るんで、オススメしときますよ。

ついでに、セットに入っているオイル汚れを使って、縁取りをしました。

あとはリアルタッチペンのイエローを主に使って細かく汚くしています。

   

まぁ、ジェイクからも言われてましたがウェザリングって終わりがないっちゅうか、どこまでも汚してまうっちゅうか(笑)。

かなり汚くなったんで、最後にサンドイエローで全体の色味をまとめたつもりです。

鋳造表現とかしたんで、やっぱ汚さないと「鉄人」の名がすたるだろ? ってかんじで。

   

食玩の戦車と混ぜてもなかなか様になるじゃぁないか、鉄人(笑)。

まぁ、これで一応の完成ということで。

あとは、撮影などをいろいろ試してみた上で、オクに出品するかどうか考えようと(弱気)。

なんか写真写り悪いんですよねぇ。現物の色味が写真に出なさ過ぎよ、ホント(泣)。

それはそうと、今回のHGティエレンは久々の良作で、楽しめましたよ。

鋳造だなんだと、模型誌の作例ではやってないようなことをやってますが、個人的にはあんまり違和感無いんですよね。

そんだけ度量が広いキットのように思えますんで、是非とも皆様にもお勧めいたしますよ、真面目で。

好きに作っちゃって良いんじゃないでしょうかね? 全部正解って感じですから。

俺はこんなの作っちまったずぇ~っ! 、っちゅう方は是非ともご報告していただきたいですなぁ。

いやぁ、今回は爆竹買わなくて済んだなぁ。てか、そうそう買ってらんないしな。

でも…、ちょっと、爆破させてみたい気もするなぁ、量産機だけに。ウヘヘ…。

って、なんでやねん! 何ですぐ爆竹に走るの俺!?

ちゃんとできたのにぃぃぃぃ!!!

N:大人模型部 部活第二弾報告

製作物 : バンダイ 1/144 HGティエレン 地上型。

特色 : ピンポイントで各所に溶きパテによる鋳造表現。

     モノアイスリット新設。アンテナ部は伸ばしランナーに変更。

     光ファイバーをライフル銃口とモノアイに使用。

本体塗装 : 表面は、フィールドグレイ、カーキ、明灰白色、明灰緑色の混色。

       影になる部分はカーキ、濃緑色、明灰白色の混色。

       仕上げには水性トップコート艶消しを使用。

ウェザリング : タミヤウェザリングセットA&Bを使用。

         リアルタッチペンのイエロー、ブラウン、グリーン使用。

オークション出品 : 完成品の再現写真が満足に出来次第、出品予定。

 

ティエレン地上型 1/144 HG その1.3くらい

2008年01月01日 01時10分29秒 | 部活動
ジェイク(JK):どうよ、鉄人の進捗具合は?

エルウッド(L):だめだぁ、『ガキの使い』面白過ぎて、もう手につかねぇ(爆笑)!

JK:これか? 水彩画表現? 何か違くね? 

<ahref="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/7d/1bb4e411fcf16c2723582b6914a93620.jpg">    

L:何かね、年かね? ど忘れしたね、水彩画表現の絵面をね。

JK:∀ガンダムの作例やったな、電撃ホビーの10月号掲載の。
下地はプラのままにして、その上から3段階くらいに下地の色に比べて彩度を下げた色をパフだかスポンジだかで叩いて色付けしてくってやつな。

L:普通の汚ねぇ塗りになっちゃったし。

JK:でも何となくこれでもいい感じかもよ? 鋳造部分も行けてるじゃん。

このまま進めろよ。もう少し色味まとめながら。

L:そうすか? 水彩画表現も会得したいんですがねぇ。作例の絵が思い出せないからねぇ。

JK:『ガキの使い』観ながら、鉄人作りつつ年越していくわけやね。

L:自宅警備員(ニート)なら、年がら年中作れるんだろうけどね。

普通に会社員だけに、こういう至福の時間はなかなか取れないんすよね。

ビバ! 鉄人&『ガキの使い』で年越し!

JK:確かに至福やなぁ。いいよねぇ、自宅警備員連中は。

鉄人も山ほど作れるんだろうなぁ、親の年金で(爆笑)。

L:あ、そうそう、撮影なんですがね。

ちょっとホワイトバランスをいろいろ弄って勉強してみましたよ。

JK:おお、殊勝な心がけやん。オク出品には写真撮影は非常に重要なファクターやからなぁ。

まずこれが蛍光灯下で、「蛍光灯」設定の鉄人。



で、「日陰」という設定で、白熱球でライティングして撮影した鉄人。



で、「電球」に設定して、白熱球でライティングの上で撮影したらこんな鉄人。



最後は普通に「太陽光」設定を陽あたり良好なリビング窓際で撮影した鉄人です。

  

JK:色味の微妙な部分は太陽光で撮影したものなら何とか見れるよな。

鋳造部分の表面処理もいい感じに写ってるのが判りやすい絵だよねぇ。

L:これ撮影する前に、ちょっとタミヤのウェザリングセットのサンドイエローで軽く擦り付けましたよ、粉を。

JK:やっぱ鉄人には合うね、ウェザリング。

電球は暖色っぽく、日陰設定やと寒色っぽく写るねぇ。

しかし全部携帯カメラだろ? デジカメでいろいろやって見ないとなぁ。

目安として見るには面白いけど携帯での撮影じゃ限界あるしな。

やっぱレフ板使うとかしていろいろ撮影は拘らないとねぇ。

オークションに出品して。相応な値段で落札されてる作品はどれも、被写体の完成度は言うまでも無いんだけど、撮影によるモデルの再現度が素晴らしいからなぁ。

せっかくメリハリのあるデザインだし、鉄人はこのまま良い感じに仕上げて拘った色味を撮影で再現したいねぇ、って何やってんのよ、お前!?

L:え? テヘ?

 

JK:この野郎! まだ鉄人仕上げてねぇくせに! なんだこれ!

L:鉄人もあと、2回位で終わりそうじゃないすか。00ネタにも飽きてきたし、次のネタは『コレ』にチャレンジしようと。

JK:また受けそうに無いアイテム選ぶねぇ(笑)。

L:フフフ今までの技術の集大成にしますよ、『コレ』を!

JK:集大成ってほど技術無いじゃんよ(笑)。

てか、まず鉄人にその勢いぶつけろっちゅう話だろ? 今年も先が思いやられるなぁ。


ティエレン地上型 1/144 HG その1

2007年12月24日 16時40分03秒 | 部活動
エルウッド(L):部活第二弾は、いよいよ中華の鉄人ですぞ!



ジェイク(JK):前回の失敗は分かってるよな。ちゃんとイメージできてんのか?

L:そうすねぇ…、下地のイメージは 『角角』 ですかね。エッジの鉋掛けが恐らく一番の重要ポイントですよな。

あと肉抜き穴がね、装甲各所に見られますな。腰辺りはちょっとしんどいんで黒塗りでオミットするとしても、手首、足首、腰、上腕あたりは塞いどいた方がいいすな。

JK:デザイン的な追加は特に無いのか? 

鋳造表現や溶接跡とか、鋲くらいはあっても悪くないだろ? 鉄人のデザインならハマるんじゃないか?

L:溶接跡は考えたんだけど、このスケールで果たして必要かどうか?

ATとかのスケールならあるべき表現なんでしょうがねぇ。

だから鋲もちょっと考えモンかと。確かに良いアクセントにはなりますがねぇ。

あとはアンテナを金属線に換えるとか、胸の銃口を弄くるくらいかな。

基本的な改修くらいでしょうなぁ。

JK:プロポーション改修は殆ど必要無いよな。実際かなり良く出来てるみたいだし。

L:あとは塗装イメージですが。

今回はですね、あえて 『水彩画』 で行こうかと。

JK:おおっ、あの例の塗装方法か? そりゃぁまた見ものやねぇ。

L:地味だけど目立つかも知れないっちゅうチョイスで。

そのためにも撮影方法とかは改めて考えたいですが、まぁ焦らずに下地から。

   

JK:って、早いね、今回(笑)。

L:いや、作っててビックリ(笑)。何コレ。すんごい組みやすいですわ。

ストレスゼロですよ。良く考えて分割されてるんですな。

デュナメスやエクシアは細かさが目立ちましたが、これは違いますよ、やるなぁ中華鉄人。

作るのにストレスが無いというのがとにかく素晴らしいっすわ!

JK:量産型だけに、たくさん買ってもらうための配慮かねぇ(笑)。

L:鉋掛け粗方終わったところで気が付いたんですが、股間の棒が一体成型なんですね。
これは削って作り直しときます。

しっくりくるバーが手元に無かったんで、光ファイバーを使いました。
これは周りからの光を集めて先端を光らせるという素材ですよ。

バーとしての使い方だとただの2ミリ丸棒の扱いですが、ライフルの先端に入れると微妙に光って見えるんですよ(側面に穴を開けとく必要はありますが)。
     ね? 微妙だけど。

JK:おお、これはなかなか面白い素材やなぁ。モノアイにも使えそうやね。

L:光の取り込み穴が無いと難しいから、目はしんどいですな。

一応、穴開けチャレンジはしたんだけど無理でした(笑)。

LED仕込む作例はあったけど、ちょっと安っぽい感がするんで、最終的にはHアイズですな。

JK:次はいよいよ水彩画やねぇ。

L:きゃぁ~、初めての体験にドキはムネムネよぉん!

JK:その前に、鋳造表現と鋲は打っとかないとな。

L:じゃぁ、鋳造表現をば。

ラッカーパテにシンナー混ぜて溶きパテを作って、手荒に塗りたくれば出来上がる理屈ですが、後に水彩画が控えているんで溶きパテにアクリルカラーを混ぜて、色も付けておきますわ。

溶きパテの灰色が混ざるから色味は悪くないかも。写真じゃ判りにくいけど。

  
とりあえず平面部分中心にやってみましたよ。

どんだけザラつかせるかの加減もちょっと難しいすな。スケール度外視で荒っぽくしちゃうのも何だし。

JK:まぁ、視覚的にはもう少しざらついてても悪くない気もするけどなぁ。
完成品を直視できないじゃん、オークションは。

必然、完成品の撮影技術にかかる比重が高いわけだけど、かと言って直視と同質まで高めるのはなかなか難しいからなぁ。

ところで鋲はどうなってんだ? どこに付けたんだ?

L:拘るねぇ、鋲に(笑)。付けねぇよ、鋲は。
付けるのが嫌というより、付ける位置に結構センスが問われるんですよ。

そんくらいデザインとしてちゃんと成立しちゃってるんですよ、ティエレンって。

下手な小細工を入れると台無しっぽいんで。

MGクラスになればやりたいんですがね。

JK:う~ん、やっぱ1/144じゃ、オーバーサイズかなぁ。

昔の船なんか、1メートル径の鋲を穿った船とかザラにあるんだが。

L:西暦2300年に1メートル径の鋲って(笑)。

中華帝国だとありそうで怖いよね?

JK:工場ジオラマ作るなら、「足場は竹」は外せないよな(笑)。

L:あれは凄い。アレはある意味中華の意識を如実に物語ってますよな。

JK:人命軽視とか、安全基準が無いとか、な(笑)。

現場立つヤツはまず功夫やっとけや、みたいな。そうそう死なないようにさぁ。

※鋳造表現追加

 

L:すいませんね、白熱灯下で撮影したので、色味がわかりにくいですが。

第一回戦 不戦敗

2007年12月24日 00時50分43秒 | 部活動
エルウッド(L):迷彩も粗方終わったし、長距離用ライフルの銃身延長と、スコープの延長もやったと。

  
後は細かいチェックと、ウェザリングで終わりってかんじ~?

うっひょひょひょ

ジェイク(JK):何だよ? まだやってんのかよ?

L:いやいや、やはり後発で出品するだけにね。

細部まで慎重かつ丁重な仕上がりを求めないとねぇ

JK:ふーん、そりゃ立派な心がけだ。

けど、ヤフオクに出してる奴は必ずと言って良いほど、額のアンテナは尖らせてるぞ?

その辺はもちろん抑えとくべきポイントだろ?

L:え? そうなの? そうだよね、知ってますよ、もちろん。

今からその辺をきっちりやろうと、ね

JK:折らないように慎重に鉋掛けろよ?

L:ふはは! 誰にモノを言うかね?

鉋掛けなんて初歩の初歩っしょ?
赤子の紙オムツ変えるのよりチョレぇ~って、があっ!!

JK:…折れたね。案の定だったね。
約1/3が消えて無くなったね……

L:………、こ、これはアレよ。
敢えて短くしてるのよ

そういう仕様なんですぅ! P○Pみたいなもんなんだもーん!

反対側も今から切ろうとしてるですカラ、だだだだまらっしゃい!

ほらっ! まるで測ったように均等に切れた!



JK:いや、測れよ、先ずは(笑)
てか、尖ってない、ってそもそもの問題は解決してないけどなぁ

L:ウルサいなぁ! 良いんだよ! 結果オーライなんだよ! 無問題っしょ!

………アラ?

JK:今度はなんだよ?

L:…いや、別に?

ちょっとガンカメラが動かない、いや動きにくくなってますが、

いやいや、敢えて堅くしてたりなんかしたのを…

JK:延長したチョンマゲ貼り付けた時、瞬着がくっついたんじゃないの?

流し込みタイプの接着剤使った方が、良かったんじゃねーか、そういう場合はよ。

それも意図的なの?

おい!もそっと慎重にやれよ… 、瞬着の接合部は衝撃に弱いんだからな!

急に力を加えると…ただでも、最近のガンプラはパーツ精度が高い分、薄くて脆いんだし。

L:わかってますよ(笑)

イヤだね、誰にモノを言うかね?
くっ! むっ、うっ! ぐっっっぞぅぅ…………

あ、

カメラとアンテナ………

分離しちゃった……

JK:おま…そりゃ分離じゃなく、最早単なる崩壊だろが(笑)

この馬鹿。最後の最後に致命的な破壊を

L:……まぁ、ガンカメラは飾りだから(笑)

JK:いや、それはちょっと苦しくね?

L:めめめメインは迷彩服とライフルだしね、目の肥えた落札候補者の皆様にあらせらべ
ぅぅう、うわぁあぁん!

JK:最早ゴミだな。出品そのものが愚行だな。

まぁ、せっかく其処までやったんだし、せめて最後まで仕上げておいてやれ

L:ううぅ、こうなりゃ爆釣仕込んで、デュナメス自爆の巻だぁ!

JK:う~ん、それはそれで捨てがたいがなぁ(笑)

しかしまぁ、バンダイに部品請求って手もあるんだしさぁ。

そんなに自暴自棄にならず、取りあえず仕上げろ?なっ。
そして戒めとして飾っておくんだ。

まっ、アレだな。

最初にやるべきことを順序立てて、キチンとやらんとこうなりますよと。身を以て読者様に教えて差し上げたっちゅうことやね。

特に今回のガンダム00HGシリーズのガンダム系は結構手が掛かるみたいだしな?

塗る奴には特に、仕上がりのイメージをきちんと持った上で製作をやらないと。

毎度の事だが(苦笑)、お前は場当たりにあれこれと追加工作したもんだから。

てか、組む前に計画立てずに始めて、途中でその場の思いつきで仕様変更したりしてさぁ。

それで、作業手順が前後したりもしたじゃん。額のアンテナを尖らすのだって、パーツをランナーから切り出した時にやるこったろうが。

んな事は予め決めときゃ、製作時間だって、もっと短縮出来たやろ。

工場現場でも、無理、ムラ、無駄をなくそうって書いてあるぜ。

合理化ちゅーこっちゃね、今後の課題は。

L:ううぅ、俺の10万円が

JK:いやそれはどうだろ(苦笑)

仮に何一つ壊したりしてなくても20円で落札くらいが関の山やろ(笑)

  

てか、良く見ると入札されずに終わる出品の方が大半って印象なんだけどなぁ、ヤフオク。

L:ううぅ、奮発してHアイズまで買って作ったのにぃ。

JK:ま、最初からいきなりまともに作れるとは思って無いしな。

大体、原則的に塗装無用のマスターグレードシリーズの最近作を、パチ組みしてスミ入れしかしてこなかった奴が、いきなり色塗りますだの迷彩しますだの。

下衆な野心と勢いだけで何とかなるほど模型道は甘くもないし、舗装もされてないってこった。

この躓きから、始めようじゃないか? な?

L:ううぅ、手塚先生~、明日は桧(ひのき)になりますぅぅ。

JK:うんうん、それはまんが道だね、道間違ってるからね。

あらぬ方向行ってどうすんだよ。

L:ううぅ、出来たぁ、880円の値打ちすら無い、俺のガンダムデュナメスぅぅ。

狙い撃てねぇぇよォォォ。

JK:うんうん、可は無く不可ばっかりだ。

じゃあ……、

爆釣買ってくるか…。

N:大人模型部 部活第一弾報告

製作物 : バンダイ 1/144 HGガンダムデュナメス

ガンカメラ拡張 ライフル銃身延長 ※共にクリアーパーツ別途用意

各部迷彩風塗装(フィールドブルー)

完成直前に頭部破損のため、仕上げ途中でオークション出品は見送り 

以上。


JK:あ、肩のパーティングライン(笑) L:ううう…

1/144 HG ガンダムデュナメス 下地完成

2007年12月04日 02時36分18秒 | 部活動
エルウッド(L):え~、戦略会議の途中ですが、幕間の今回。私の独白でお送り致します。

しばらく実の無い話ばかりであやうく破綻しかけてるんすけど、そろそろ大人模型部の部活状況も報告させていただかんとねぇ(笑)。

今作っている(ハイ、そこ! まだ作ってるんかいやとか突っ込まないっ!)HGガンダムデュナメスなんすけど。

私自身、今まであまり全塗装とかしなかったんですよな。

実際作ってきたマスターグレードモデルなんかだと、塗装する必要性が無いといっても過言じゃないくらい元々のキットの出来が良かったんですよねホンマ。



〈 写真はMGストライクフリーダムガンダム、ストライクガンダム with I・W・S・P、ガンダムマークⅡ、ストライクノワールガンダムです。〉

最近は色プラっちゅう革命的な技術がふんだんに盛り込まれてますしね。

仕上げにグンゼクレオスの水性トップコートつや消し吹いたら、それっぽくなっちゃいますから(笑)。

もちろんそういう、最小の努力で最大の効果をチョイスするオトナの審美眼とかは必要ですが(笑)。

なんせガンプラに限る話じゃないんですけど、最近のおもちゃ模型は買わないと中身見れませんからなぁ。

出来(っちゅうより楽に作れるかどうかの確認)わかんないから。

素組完成写真を心眼で見てチョイスするのがオトナな買い方なんですよ。

大丈夫、旦那さんならできるから。出来たと思えばいいだけだから(笑)。

でもって、ハイグレードモデルなんですが、1/144サイズだとさすがに色プラにも限界あるんでしょうなァ。楽させてもらえないんですよ。くっはぁ、みたいな溜息混じりの奇声を上げちゃいますな、ええ、思わず我知らず。

こっちもあっちも塗らなきゃいけねぇの? みたいなカルチャーショックがありましてねぇ。

オトナの審美眼も噂ほどでは無いなっ、みたいな。

実際良く出来てるし、塗ることを考えなければ費用対効果はかなり高い部類ですよ。

でも塗るとなるとねぇ。ぶっちゃけあれこれ経費かかりまくりなんですよ。

いつものヤツより小さいからってホント油断してたらダメですよ奥さん! 

あんたの旦那がちまちま買ってる塗料全部足したらいつも買ってるマスターグレードモデルとほぼ同額だったりしちゃうんですよ奥さん!!

全国の旦那敵に回しても教えちゃいますよ奥さん! 私の場合、試行錯誤も兼ねてるんですが、ぶっちゃけ ¥4200 掛かりましたよ!

(ちなみにタミヤアクリルカラー¥50セールしてますよ、旦那さん。大阪日本橋のコトブキヤです。)

え? 後悔? 

もちろん後悔しまくりですよ! 当ったり前じゃないすか!!

でもね、買っちゃったんだし使わないとホラ、ね。

もったいない、そう! もったいないじゃないですかっ!

で、こないだまではここらへんですね。



もうね。ナニコレ? 、みたいな。色設定まったく違いますハイ。

ヤフオクとかね、何を戯言ほざいてんの? って感じ。

設定色どおりに塗らないと買う気ユーザーは99.9%減るそうですからね。

まぁね。色以前に仕上げてるこの段階でこのボロボロな仕上がりが論外っちゅうのが致命的ですがな。

まぁ、冷静に見ていっていろいろ『課題は次に持ち越す』のがオトナですからね。

あくまで持ち越し続けるんですがね、そこは。オトナなもんで。

まず頭ね。

カメラを大きくしてるんですよ。0.3㍉プラパイプでね。
そこは気にいってる、うん。でもね、でっかくした分、かぶせるカバー(ちょんまげ?)が上手く嵌んなくてね。しょうがないから0.3㍉プラ板2枚かましましたよ。

おかげでスムーズにカメラを下ろすことが出来るようになってはいますね。

アンテナは最初は黒にしたんですが、ジェイクから顔が暗いとクレーム出ましてね。
口だけは達者ですからね、嫌なヤツですよね(笑)。
で、変えましたよ。

設定色に近い感じでMrメタルカラーのブロスにですね。

両目はオレンジです。全体の緑(ブロンズ)がやっぱ印象深いんで、オレンジの方がいいかなと。設定色とは違いますね。

シールを紛失したから渋々塗ったって話は内緒ですよ。『ミスは上塗り』がオトナの男ですからね、そこは黙して語らず。

胸周りは特に弄ってないですが。仕上げのトップコートをまだ吹いてないから取り付けてませんよ、クリアーパーツとシール。

そうだよ、シールあったんだよ。ヤダなぁ。

赤い部分ですが、サーモンピンクの予定でしたが、購入した水性ホビーカラーのサーモンピンクが蓋固まってて、ちょ、開かねぇっって、コレ、マジ開かねぇ! 新品なのに! バッカやろジョーシンキッズランド本店こん畜生!!

で、赤と白あたりで色作りましたよ。サーモンピンクの出費はまるまる無駄でした、浪費ですよハハ。

奥さん、そんな驚くこっちゃないすよ、良くあることですから。こういうロス率も見越したうえで購入するのがオトナな買い物ですから。

肘を隠す謎のゴムパーツは、塗るのも辛いんですがそのまんまっちゅうのもオトナ的にどうなの? って感じなんで、シールです。

きれいでしょ?  HGガンダムエクシアで使ったのが最初ですね。

ホログラムシールってやつですよ。東急ハンズで399円ですね。

細ーく切って奥さんのぶっとい薬指の付け根に巻きつけたらハイっ! 遠めに豪華でパっと見高価! 素敵な指輪の出来上がり! って、嫌? 剥がす? あ、そうすか。

太股と、脛と頭にも、貼ってるんですが、トップコート貼るときにはマスキングテープとかで隠しとかないとですね、艶消し塗料が付いて変な曇り方するから。
こっち側(→)がトップコート前で、  こっち(←)がトップコート後です。

判りますかね? 太股部分なんか真っ白けでしょ(笑)? でも吹きつける度合いを調整できたらこれはこれで面白い効果になるかもしれませんがね。

最後の最後まで気を抜くな、っちゅうことですな。



今回はしっかりマスキングして吹きましたよ。これで下地が概ね完成ですな。

  

あとはスミ入れ、迷彩、仕上げって感じですかな。えらく時間かかってますが、まぁもう少しですんで。

デュナメス 1/144 HG その3

2007年11月26日 03時17分54秒 | 部活動
L:既に店頭には可変する橙色と、中華の鉄人が販売されてますが、こん畜生な緑がまだ時間掛かってます。

 ああ、中華の鉄人作りてぇ!! 

 そんなこんなでデュナメスの続きですわ。胴体の後ろ側と貼り合わせました。

 背中の太陽炉周辺に先日告知した、ガイアノーツの蛍光クリアーを塗ってみました。
 1/144だからかイマイチ、つうかさっぱし目立たないすわ(泣)

JK:背中のヤドカリ部分だろ? 



 JK:確かに、蛍光クリアーって程の効果は余り写真からは判別し難いなぁ。
 多少、テカっては見えるけれど…144分の1は、やっぱ小さ過ぎるかなぁ?と、最近強く思うね。

 この腹の丸い部分。先日見た、むらたせいさく君を彷彿とさせるなぁ。
 むらたせいさく君はジャイロが搭載されていて、それでバランスを取っているんだけれど…。
 ここは、やっぱメタルカラーのダークアイアンかな?ブロンズの腰当て部分もそこはかと表層が取れて、イイ感じに自然ウェザリングされてんじゃん。
 ゴールドorブラスのラインもポイント高いね。
 ちなみに、メタルカラーは塗って磨いた端から、トップコートしないと、どんどん剥げちゃうぞ。

L:塗るごとにトップコートは吹かないすなぁ(笑)。
 部屋が匂いしまくるし、もったいないし(笑)。いちいちベランダ出てスプレー使うには耐えられんすよ、寒すぎるっ!

あと、触るから自然に軽い磨きが掛かるから、コートはやはり、自分的にはラスト一発でええかと

JK:まぁ、そこはかとなくウェザリングに見えてる内はOKかもしらんけど…。
 仕上げを考えたら必須なんだけどねぇ(笑)。
 
 確かにエルウッドの購入&製作ペースだと、もったいないかもしれない(笑)。
 オイラなんて、3年に1個程度のペースだから、お陰で何時迄経ってもヘボなんだけど(苦笑)。

L:そこは敢えて、突っ込まないようにしときますわ(笑)。
 
 カメラは3mm の透明プラパイプを使い一回り大きめにしてみましたよ。
 一応、縁周りにギザギザ入れてカメラっぽくしたんだけど、全く写真じゃわからんすな。カメラを大きくした分、鶏冠カバーが綺麗にはまらないんで、修正せんとアカンみたいやし(笑)。
 目はシールで良いやと思っていたんですが、シールを紛失したのでクリアーオレンジで塗ってます。
 最後に艶消しトップコートを吹くから、オレンジに変わるけど(笑)。

JK:クリアーオレンジ塗る前に下地に銀を塗ると、ちょっぴり光って見えるぞ。オイラのお勧めはタミヤアクリルのフラットアルミやね。と、なると上に塗るクリアーオレンジはタミヤアクリルか水性ホビーカラーになるけどね。

L:角と顎は黒にしました。その方が何となく強そうやんかと。
 大体なんで角は黄色で顎は赤やねん、みたいな(笑)。





JK:確かに、いかにも玩具臭い配色ってあるよな、ガンダムって。
 昔、冨野監督だったか誰かのインタビューで、ガンダムの白の部分は、ホントは銀色にしたかったのだけれど、アニメでは銀って表現し難いんで、白で妥協した、みたいな事を読んだ記憶があるよ。

L:白の妥協の前に、黄色とか赤とかを妥協すんなよって言いたいっ!!
  これは悪習だっ!
 
JK:まぁまぁ(笑)。
 そういや、両胸サイドの排気口の黄色もゴールドorブラスにして、鳩尾下の赤のパーツもカッパーにしても良いのでは?と、思ったぞ。カッパーは生で使うんじゃなくて、上から黒でドライブラシをかけてやると渋く仕上がるぞ。

L:う~ん、メタリックばかりじゃちょっと。どっちかっちゅうと『サーモンピンク』をぼやかした色目っちゅう感じにしようかと思ってるんですよね。
 まんま赤はちょっと抵抗はあるんで。ペニスカバー上の位置も赤なんで、その辺は全体見てから考えますんで、今は成型色のままで放置プレイで。

JK:あぁ、そこは慣例的に「ふんどし」と呼ばれている箇所やね。元々ガンダムって、戦国時代の足軽がデザインモチーフだから、股間部分の出っ張りは「ふんどし」なんだし、頭部の出っ張ったカメラ部分は、モデラーがそう呼んでいる通り「ちょんまげ」の意匠なんやね。

 L:で、薄紫色のシールを貼りつける部分なんですが、ホログラムシール(東急ハンズ ¥399 A4サイズ)を使いました。
 前に作った青(エクシア)でも使ったやつが余ってるんですよ。

 頭と太陽炉に貼るヤツが大変なんですよ、小さくてね。
 でも仕上げにトップコートを吹くときにはどのみちマスキングしないとイカンし(笑)。
 
JK:なら全部終わってから貼ればいいじゃん?

L:いやぁ、せっかちなんで(笑)

そ れはそうと、あの薄紫色のシールを貼る部分(1/100では全部ゴムパーツらしいけど)は一体何なのかっ?!、て疑問が沸きますな。

JK:形状からすると板バネに見えるけど(笑)んな箇所に板バネ仕込む意味なさそうやしなぁ(笑)

L:謎ですなぁ。まぁいずれ誰かが解明してくれるでしょうな。
 
 取り敢えず両腕と肩のシールドも付けてみました。まだ、スミ入れとかまでやってないんですがね。

 手首周りは本来塗らなくても良いというか、設定では白なんですよね。
 何か貧弱な気がしたんでブロンズで塗ってます  



 腕にも謎のゴムパーツが付くんですが、これも上からホログラムシールを中途半端に貼ってます。



 このへんのキットの設計はなかなか良く出来ていますよ。

 正直今回のHG00シリーズは、今までの3作に関しては、デザインと立体の両サイドがかなりしっかりとやり取りした上で商品化まで来ているように思いますねぇ。

 そのこだわりを感じつつの製作こそ「大人模型部」としての愉しみかたですよなぁ、フヘ、フヘヘヘヘ。

JK:なかなか完成に漕ぎ着けない言い訳としても、もちろんもってこいのこだわりだしな(笑)。

 

L:いやまぁ、余裕を持って進めるんが大人ってもんですから。

JK:その割りには、せっかちやと自白してるけどな。まっ、締め切りがある「お仕事」じゃないんだし、どれだけ時間かけても良い、ってのが「趣味」やからなぁ。

デュナメス 1/144 HG その2

2007年11月20日 00時32分12秒 | 部活動
エルウッド(L): こいつァ細部の塗り分けがやたら細かいくせに、そこらへん詳細な資料がズバリ手元に無いっすな(笑)。
しかしもうちょいその辺を取説でも示しといて頂きたいものですな。ロックオンなんちゃらとかいうパイロットの説明なんてぶっちゃけ要らんすよ。
他の人々は細かい塗り分けとかどうやってるんだか。
録画したテレビでコマ送りとかしながら『おお、ここはつや消し白7グレー2蛍光ピ
ンク1だっ!』とかやってるんかね?
『だっ!』じゃねえよ、『だっ!』じゃ! ったく!

ジェイク(JK):やぁ、カルシウム不足のエルウッド。
おまけにさっきのキャラクター批判で確実に女性アニメファン層のブラックリストに速攻アップされたお粗末なエルウッド。
あまつさえ始めたばかりで元々少ないアクセス数を、不穏当な発言で限り無く0に近づけようとする致命的なくらい考え無しのエルウッド。

そんな時には最寄の本屋で雑誌購入がお勧めだよ(笑)
アニメ雑誌の『新型』とかは抵抗あるんなら、模型雑誌の『趣味日本』やら『電撃趣味』やらを致資料として召喚やね。

つーかどうせお前、アニメ本編も気合入れて見てる訳じゃないんだろ?
だいたいいきなり1話は見逃しましたとかって、端から見る気全く無いじゃん(笑)!
だったら、テキトーてか、勝手に『俺カスタム』で良いんじゃないの?アニメ設定の配色がBESTとは限らないし、ヤフオクにも時々オリジナルカラーリングの出品あるしさぁ。

L:おお、俺カスタム! オリジナルカラーリング! 便利で重宝で甘美なヒビキっすな!
因みに来月中頃には青に続いて緑のスケールアップ版が予定されてるけど、もう少しは塗りやすく分割されてるんすかねぇ?
考えてみりゃあ、最近のMGのあの色分けは改めて凄いわと思いますなぁ。値段は張るけど案外初心者に達成感を味わわすにはMGがベストかもしらんなと思いますな(アイテムは選ぶんだろうけど)。

JK:そうやね。塗装するにせよ、下地の色が塗る色にシンクロしてるってのは助かるよなぁ。
けどそれって、塗らない事が前提視されてるとも言えるね、塗装被膜分の厚みって考慮されていない、って印象があるねぇ、MGには。

L:1/144って、実はきちんと塗りたい人間にはかなり敷居が高いっちゅうか、面倒なのね
コストとこだわりのせめぎ合い、みたいなんがありますよなHGサイズ
ポリキャップ含めたランナー4枚に収めるシビアさを感じますなぁ。

JK:どうやろねぇ?小さい方が改造等の工作や塗装って、本気でやれば難しいし、逆に手を抜こうと思えば誤魔化し易いって気もするけれど…。
単にお前がめんどくさい自分を正当化するためにあーだこーだ言ってるようにも見えるね。

L:……。
分割増やしてコスト増えた分を販売価格に反映させる、なんてバンダイなら造作も無いんだろうけど、差別化とか、カテゴリーごとの価格戦略もあるんでしょうなぁ。

JK:う~ん。とりあえず、FGだっけ? 安価で組み易い奴とは別に同スケールのHG出して、更に大きな100分の1を出して、その上級キットとしてMGって展開だよね。
それぞれにメインターゲットは存在するんだろうし、明らかに初心者とお前向けのFG、あるいは大きなお友達向けMGってのは販売戦略は明確なんだけど、後の2つの位置付けが微妙だねぇ…
まぁ、全てMG化される保障も無いんだし、あるいはMG化されるとしても何時になるやら?当てにならないMGより100分の1を押さえておいた方が、って話はあるね。いざMG化されると、激しく後悔しそうだけれど…

で、問題はHGやね。MG迄の繋ぎ…プロポーションやギミックの点検って意味も兼ねた…って見方も出来るしねぇ…。
逆にユーザー側から見れば、MGでコレクションすると場所も取る事だし、集めるって事ならHGって選択もあるだろうねぇ。

L:なるほどねぇ、まぁどうでもいいけどね。

JK:お前がネタ振ったんじゃん!!

L:さて、デュナメスはとりあえず、大まかな塗りとイメージはズバリ大まかに完了しましたから(笑)。
あとは組んでいく過程で細かい修正や追加塗装していきゃいいかと。

しかし模型の場合に限らず、完成イメージを持つっちゅうんは大事ですな
進行方向が180°翻る事は稀にしか無いから、大まかにでも、ピンぼけでも完成イメージは脳内アルバムに保存しとくべきやなと改めて認識しましたわ。

JK:うん。原則としてそうやね。稀に先入観を排除せねばならない局面だってあり得はするんだけれど(例えばお前の、技術に裏打ちされない分不相応な完成イメージとかな)。
それは例外的事態だからねぇ…
だいたい普通は作る前にイメージ固めるよな。少なくとも塗り始めてから大まかなイメージ固まりましたって、有り得ないよな(笑)。

L:大まかでええねん! って言ってる当人の作例見たら、果たして大まかでええんかと思うかしらんが(笑)。

JK:あぁ、けど「偶然」って要素が作用する事もあるから(笑)って…事を、昔から『運も実力の内』って言うんだっけ?

で、デュナメスは今日はどこまで進んだのかな? その大まかなイメージに対して。

L:・・・、いや、なんちゅうか、今日の所はイメージトレーニングっちゅうか。脳内イメージの整理っちゅうか・・・。



すんマせん、今日ワやってマせんデシタっ!


L:まぁ、やる気があることを示す為に、本日購入した色物をUPしてお茶を濁しときましょうか。

ガイアノーツのフィニッシュマスターと蛍光クリアーという辺りが秘密兵器っぽいでしょう? エナメルカラーは色によっては値段が違うんですよね。ラベルの色で見分けるのが通らしいですよ。

JK:ほぉ。フィニッシュマスターはなんとなく判るよね。スミ入れ処理だろ。
蛍光クリアーはどこに使うんだ?

L:それは次回のお楽しみですよ! 

今回は画像の複数取り込みも覚えたし良しとしてくださいよ。
以前作ったエクシア無塗装版で勘弁しといてクダサイヨ、二つで十分デスヨ!



JK:引くのかよっ!