炬燵

 朝、起きると寒い。1階へ降りて、石油ストーブとガスストーブに火をつける。太陽の陽が燦燦と入ってくるのだが、寒い。
 昔、隙間だらけのうちに住んでいた。親父が朝早く、炬燵に練炭を入れてくれる。2階の寒い部屋から飛び出して、1階の炬燵の部屋へ飛び込む。外気の寒さからこの暖かい世界に入る込む。掘りごたつの中は暖かく、バラ色のような気分になる。全身、掘り炬燵に潜り、顔だけ外に出している。そんな子供の頃を思い出した。
 これから本格的に冬将軍を迎える。子供のときは冬休みが楽しみだった。クリスマスイブ、餅つき、お年玉、凧揚げ、外に出て、朝は寒いが雪の中で遊びまわるのである。そして家の炬燵に飛び込む~...........。
 小さな幸福がそこにあった。
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