アラフォーじゃぱん

いろいろじょうほうはっしんするブログです。
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むかしむかしあるところに

2023-12-29 22:38:00 | 日記

むかしむかし、あるところに田舎屋敷に住むお嬢様がおりました。

そのお嬢様は大切に育てられ、15の歳で家が没落し家族離散し、ひとり路頭に迷うことになりました。

元お嬢様は、ただの娘になり日々泣き暮れていたかと思えば、突然身を起こしマッチを売り始めました。

それはそれは寒い夜のことです。

マッチはいりませんか。と道中歩く人々に声をかけていると、リンゴをもったおばあさんが、このりんごと交換にマッチをくれないかい、と話を持ちかけてきました。

そこで娘は承諾し、リンゴを受け取るとしんしんとふる雪の中、腹ペコだったこともありその場でリンゴをひとくちふたくちと食べました。

すると、意識は遠のき雪道で倒れてしまいました。すると、そこへロバがやってきて、、ブレーメンの音楽隊です。素敵な音楽を奏で始めました。

空からは、天人の迎えが来ておりました。


しかし翌朝、目が覚めるとそこには王子が目の前におりました。娘はいつまで眠っていたのか知りません。

ただ、

彼女の幸せと運命と希望とこれら未来を切り開く力を

森の精霊はさずけました。

その後、娘は子供を3人儲け死ぬまで働き幸せに暮らしました。


前編 わたしと

2023-12-25 11:12:00 | 日記

朝、喫茶店でコーヒーを飲むのが日課。

砂糖とミルクを一つずついれる。

濃いコーヒーは飲めないのだ。

苦く深い香りが私の脳と体に合わないらしい。

濃いコーヒーは頭をコツコツと打つように、意識を覚醒させる。

必要もないのにそんなことはしない。

ただ、苦味とほのかな甘さで微妙な距離を保っている。

社会と私との距離。


私の親は3年前に亡くなってしまい、今は親しい友人はひとりふたり。

親はいくらかの財産を残して、わたしを置いていった。

特に仲が良かった家族というわけでもないけれど、

いれば普通に寄り添うことができた。

けれど、私が「しっかりした大人」になるのを見届けずいってしまった。

まだ結婚もしてないし、働いてるわけでもない。所属する場所がないことは悲しいことよ、と母が言っていた。

けれど、わたしを必要とする場所なんかないと知っていた。

だから私は時間と遊んでいた。ぼーっとして過ごすこともあれば、月を眺めて物思いにふけったり。

それをみた友だちも同じく迷子だったので

それぞれで顔を見合わせ空に並んだ白んだ月と星を眺めていた。


ある日、わたしが住んでいたマンションの隣にビルが建つことになった。

それはどんどん高くなっていき、下からでは判別できない高さになっていた。

都会は、土地を見つけたらすぐ高層マンションを建てたがる。

わたしは、もともと木造平屋建ての一軒家に住みたい思いがある。

なぜマンションに住んでいるか、その理由は鉄筋の方が「燃えにくい」からだ。

それは父から聞いた。


アドバイスと侵略の違い。

わたしは見えないものに縛られている気がする。

両親の善良さがわたしを私でなくさせる時がある。

それは大切に育てられたお嬢さんということなのか、

それとも。。。


今日の空は青い。

電車に乗って浅草へ向かった。

昔、祖母が生まれた場所。

祖母は明るく優しいひとだった。

いつも大きい海老をうどんにいれてくれた。

子供は、幸せな人と不幸な人を見分ける目をもっていると思う。

わたしは、祖母が好きだった。

その祖母が生まれた街もすがすがしく、人情味があふれている、気がして好きだ。

ここの街には不幸などないかのように感じる。