漂泊亭日乗

英語が不得意なのに、アメリカに来てしまった日本人。彼の眼から見たアメリカ、日本を記しておきたいと思います。

Skating Rink in NY

2005-10-31 11:35:18 | NY情報
アメリカは今日から通常時間に戻る。1時間遅くなる。具体的には、昨日までは今この瞬間は22時30分であったが、今日の今この瞬間は21時30分である。すなわち、日本時間との時差は、昨日までは13時間であったが、今日からは14時間となる。土曜から日曜になる時に1時間、時間が止まるらしい。

今日からが通常時間であるが、サマータイムの期間は4月から10月いっぱいまでであり、1年間のうちでは、こちらの方が多いというのが面白い。

今日のニューヨークは、昨日までとは打って変わって、晴天で非常に暖かく穏やかな1日であった。日本で言えば小春日和といったところか。

しかし、こんなに暖かくても、既にスケートリンクがオープンしている。ニューヨーク市内ではロックフェラーセンターとセントラルパークのウールマンリンクが有名である。

こちらはロックフェラーセンターである。靴を借りて20ドルくらいで滑れるらしい。



10月に屋外のスケートリンクがオープンしてしまうとは驚きである。

こちらはウールマンリンク。ホームアローン2の一場面に出てくることで有名である。残念ながら漂泊亭はホームアローン2を観ていないのでなんとも言えないが。



そしてこちらは夏(8月頃)のウールマンリンクである。一昨日のブログの写真に使った。夏は遊園地になっている。全く対称的で面白い。



スケートは楽しそうであるが、これから寒くて長い冬が始まるかと思うといささか憂鬱である。

今日はここまで。

ニューヨーク州の晩秋

2005-10-30 13:57:42 | NY情報
今日は友人と紅葉を見にドライブ。昨日も書いたとおり、ニューヨークはかなり寒く、秋が殆ど無い。紅葉も州の北の方では10月中旬頃から始まっており、おそらく、今週、来週で終わりだろう。北の方の山、それもそれほど標高が高くなさそうな山(4~500mくらいであろうか)の頂上は、もううっすらと雪化粧がされていた。

今日行ったのはバーモント州のBenningtonというところである。ニューヨーク州の州都Albanyの東3~40マイルくらいである。ここは、典型的なアメリカの寒村という感じのところである。すなわちNYCからは約200マイルある。



この村にあるアップルバーンという農場というのか、土産物屋を訪ねた。バーモントといえば、日本人に馴染み深いのは「りんごとはちみつバーモントカレー」であるが、ここの土産屋にはりんごジャム、アップルパイ、アップルジュース、アップルワインからメイプルシロップ、マスタード、ピクルスなど地元で取れる農産物を加工した食品が多数売られていた。



一部、試食できたのだが、非常に美味であった。特にアップルバターというジャムのようなものとマスタードが美味であり、ついつい買ってきてしまった。



その後、Benningtonの中心部で昼食を摂ったが、これがまた面白かった。漂泊亭はJustice Burgerなるものを食べたが(どうやら、近くに裁判所の支部があるのでそういうらしいのだが)、なかなか美味しかった。ハンバーグの上にスパイスの効いたスパゲッティが乗っているハンバーガーであるのだが、日本のやきそばパンを連想させて、なかなか美味しかった。



帰りはミツワまで直行。なんとか閉店時間に間に合い、初めて山頭火ラーメンを食した。東京の山頭火ラーメンを食べたことが無いので、そちらとの比較はできなかったが、少なくともこちらで食べたラーメンの中では一番うまかった。

結局、今日はドライブしながら紅葉を見、アップルパイを買ってきたのだが、そう距離400マイル、km換算すると600kmであり、東京-大阪間をドライブしたようなものである。同行者曰く、東京から豊橋にアップルパイを買いに行ったようなもんだとのことだが、まさにそのとおりである。

今日はここまで

It seems winter if we are in Tokyo

2005-10-29 12:34:33 | NY情報
ニューヨークは一雨毎に寒くなると書いたが、もはや冬である。

数日前の夜は1℃まで気温が下がったし、昨日か一昨日も50Fというから摂氏でいえば一桁台である。

1ヶ月前に最高気温が20℃近くあったことを考えると、夏から一気に冬になってしまった感じがする。日本からこちらに来て1年を過ごした人が春と秋が無いというのはわかるような気がする。ヨーロッパも寒かった。今頃はもっと寒いだろう。

それを考えると日本という国は本当に幸せな国である。

写真は夏の頃のCentral Parkである。

今日はここまで。


日本沈没!

2005-10-28 11:04:59 | 日本のテレビ・映画
日本沈没がリメイクされるらしい。

主演は草なぎ剛と柴咲コウだそうである。3~4年前に松竹で製作されるという話があったが、松竹の資金不足から断念されていた。今回は東宝が製作するとのことで、前の映画と同じである。

前の日本沈没は昭和48年というから30年以上前の映画である。これも当時流行った超大作の一つである。主演は藤岡弘といしだあゆみであったが、今度の主役二人はこの二人とは随分雰囲気が違うような気がする。キーパーソンの一人である田所博士は小林桂樹の役であったが(確かテレビドラマでも小林桂樹がやっていたはずである。漂泊亭はテレビドラマの方は観たことがない)、今度は誰がやるのであろうか?それこそ、夏八木勲とか原田芳雄とか、ちょっとワイルドな感じであるが、知的な役をやってもおかしくない人が合っている様な気がする。首相役は石坂浩二だそうだが、ちょっと優しすぎるような気がする。前の映画では丹波哲郎であった。

前評判が高すぎると映画はこけたりするものだが、これはどうだろう?

日本沈没といえば、小松左京の奇想天外な小説で、漂泊亭も読んだことがあるが、これは面白かった。他にも首都消失などがある(こちらも映画化されたが、残念ながら、あまり面白くなかった)。小松左京の小説の面白いところは、そもそも論(例えば日本が沈没するとか、首都が消えてしまうとか)は荒唐無稽なのだが、もしそんなことがあったらこうなるだろうというあたりが妙にリアルに描かれているからである。例えば、東京大地震が起きたときに、東京都の副知事が行方不明になるとか、国電をはじめ(当時、東京近郊のJR線のことは国電と呼んでいた)、関東周辺の国鉄・私鉄全線が不通であるというNHKニュースが流れるとかである。

ただ、首都消失については、結末が奇想天外すぎてというか、SF小説に一番ありがちなパターンになってしまったというかになってしまい、面白味が減ってしまった。

こちらにいて、映画館で観ることはできないが、ちょっと観てみたい気がする。

日本沈没や首都消失は面白いので、興味のある方は読んでみるとよい。


課長島耕作のニューヨーク(その2)

2005-10-27 13:27:49 | NY情報
引き続き、課長島耕作のニューヨーク時代の話。

島耕作のニューヨークでのエピソードの中に、愛人であるアイリーンと一緒に、三角関係にあるボブの家に行く話がある。ボブの家はハーレムにある。ボブはイラストレータで、キャットフードの会社にボブのイラストが採用されたお祝いに島とアイリーンが報告に行くというエピソードである。ちなみに、三角関係とは、無論、島とアイリーンとボブである。ここでは、アイリーンとボブが良い仲にあり、島は自分は味噌っかすであるといって、当初の予定があったブロンクスに向かうため、そうそうにボブの家を立ち去る。

ブロンクスで用事を済ませた島は地下鉄に乗るのであるが、20年前の地下鉄、しかもブロンクスからハーレムへ向かう地下鉄は相当危険であるという描写がある。

当時のアメリカは不況の真っ只中にあり、ニューヨークは相当危険な街であった(その不満の矛先がわが国に向けられていたわけであるが)。当時の地下鉄は落書きだらけで、とても一人で乗れるようなものではなかったらしい。無論、今は全く問題は無い。現に漂泊亭は一人でブロンクス動物園に行ってきたし、ヤンキースタジアムはブロンクスにある。このとき、ハーレムを通っていくはずである。

しかし、ブロンクスが雰囲気の良くない街であるのは今も変わらない。地球の歩き方にも、ヤンキースタジアム、ブロンクス動物園、ニューヨーク植物園以外は行かない方が良いと書いてある。それなりに安全なのは地下鉄の中だけである。

島は不安を感じつつも地下鉄に乗るわけだが、案の定、脅迫される。このとき、島は金を出そうとして、懐に手を入れるのだが、これは大きな間違いである。懐やポケットに手を入れることは、拳銃を取り出そうとするのではないかと疑われ、その途端にズドンである。こういうときは、手を挙げ、顎で財布の場所を示すらしい。

島の台詞に「このエスニック社会に観念的な非差別論をふりかざすとかえって手痛い目にあう・・・・・・。常に危険と背中合わせに生活する緊張感こそニューヨークの生活そのものだ」とある。程度の差はあれ、今も緊張感は持っているべきであると思う。無論、今でも差別はある。漂泊亭はあまり感じたことは無いが、ニューヨークシティ以外は無論のこと、市内でもそれなりの差別はあるらしい。

もっとも、いまや東京もそれなりの緊張感を持っているべきであると思うが・・・・・。

今日はここまで。

課長島耕作のニューヨーク

2005-10-26 11:39:54 | NY情報
今、日本から持ってきた島耕作に嵌っている。いつ読んでも面白い。

島耕作は課長に昇進した直後、ニューヨークに赴任している。当時の連載時期を見ると1985年だから、ちょうど20年前である。この頃のエピソードは文庫本で言えば2巻に収録されている。

当時はちょうどプラザ合意の頃であり、この頃まで為替は1ドル250円と言われていた。当時の島の台詞に以下のようなものがある。

「ここでの値段は大体次の通り。卵1ダース2ドル75セント、トマト1個1ドル、サラミソーセージ1本5ドル、Tシャツ15ドル、トレーナー20ドル。1ドル250円で換算すると卵1個60円にもなるが、1ドル100円で計算すれば大体日本と同じだ。やはり「円」は国際的に少し甘やかされているのだろうか・・・・・生活観に関する限りでは1ドル100円がどうみても妥当なところだ。」(句読点は漂泊亭追加)

作者の弘兼憲史がこう書いたように、円はその後まもなくどんどん上がっていく。これまた面白いが文庫本が出た当時は1ドル97円で今よりも更に高かった。1ドル79円まで行ったときもあったのだからすさまじい限りである。現在は、また円が安くなってきており、円固定給の漂泊亭にはつらい限りである。

面白いことに、上記の価格は今もあまり変わっていないと思う。ニューヨークは割りに物が高いところではあるが、もし1ドル200円以上もしたら卒倒してしまう。

島耕作には、他に地下鉄に関するエピソードも出てくる。これに関しては、次回以降書きたいと思うが、当時はトークンを入れる方式で、1枚75セントだったようだ。こちらの方は上がっている。日本では公共料金は公務員の給料と同様、あまり下がることは無いが、こちらもそうなのであろうか?

今日はここまで。


秋祭り

2005-10-25 14:23:43 | NY情報
前もちょっと書いたが、こちらはハロウィンの時期である。

昨日の話であるが、アパートの近くで小学校主催か地域主催かわからないが、ハロウィンの祭りをやっていた。模擬店があったり、ポニーがいたりとちょっとした文化祭のような感じであった。仮装している子供もいて、なかなか楽しそうであった。こちらの子供も結構かわいいものである。





ハロウィンを秋祭りと呼んでふさわしいかどうかはよくわからないが、日本の東北地方にも秋の恒例行事がある。芋煮会である。

漂泊亭は東北地方の出身ではなく、学生時代を東北地方で過ごしたので知っている。最初、芋煮会と聞いたときは何かと思った。

言ってみれば花見と同じである。9月中旬頃になると、仲間内で集まって、河原で鍋を作るのである。仲間というのは、大学のサークルもあれば、研究室もあり、学寮もあり、会社、親戚などありとあらゆる種類のつながりで行われる。要すれば人が集まれば芋煮会である。

面白いのは仙台と山形の闘いである。芋煮会のルーツは山形と言われている。明治の初め頃、山形の、おそらく当時の高校(今の山形大学)か中学校で、牛鍋を食べたのが始まりと言われている。山形の芋煮は醤油ベースで、肉は牛肉。それに葱を入れるくらいのシンプルなものである。これに対して、仙台は言ってみればトン汁である。味噌がベースで、肉は豚肉。後は何を入れても良い。共通しているのは芋が里芋ということだけである。

漂泊亭は仙台派であった。

東北地方もそろそろ芋煮の季節が終わり、冬支度を始める頃であろう。

今日はここまで。


MAMMA MIA!

2005-10-24 13:39:09 | 芸術・文化
こちらに来ての初めてづくしだが、今日はこちらに来て初めてミュージカルを観た。やはり2年前に観光できたときに42nd St.というミュージカルを観たが、今はやっていない。

今日はMAMMA MIA!というミュージカルを観た。こちらに来ると、イエローキャブの何台かは、必ずこのミュージカルの宣伝をしているので、こちらに初めて来た日本人にはなじみの深い名前かもしれない。

ストーリーの概要であるが、父親のわからないギリシャの母子家庭の娘の結婚しようというところから話が始まる。この娘の父親はわからないが、候補はいる。娘がこの3人を結婚式に呼んでどたばた劇が始まる。基本的には喜劇であり、母親は元3人組の歌手の一人。この三人組の一人は日本で言えば渡辺えり子の役回りであると思う。とにかくドタバタである。最後は娘の結婚が成就するのと一緒に、母親が最愛の一人(父親候補三人の一人)と結ばれる。ミュージカルの中にABBAの曲をふんだんに使っているので、意外となじみがあると思う。むしろ、このABBAの曲が良いという評価もあるだろう(漂泊亭はABBAのことは良く知らなかったが、曲は聴いたことがある。例えば、Dancing Queenは有名だろう)。

なかなか楽しめた。日曜日の午後ということで観客も多かった。確か2年前にNYに来たときもやっていたはずなので、それなりのロングランである。

ブロードウェイのミュージカルの資金集めの仕組みというと課長島耕作の2巻に詳しい。20年も前の話であるが、多分、基本は今も変わらないであろう。課長島耕作的意味で言えば、この作品は大成功であると思う。当分はまだまだ続くと思う。

こちらにいるうちに他の色々なミュージカルも観てみたい。

今日はここまで。



Playing Golf in U.S.A.

2005-10-23 09:46:12 | レジャー
今日はこちらに来て初めてゴルフをした。2年前に観光でNYに来たときに、一度、スタテン島でゴルフをしたことがあるが、今回の赴任後は初めてである。



漂泊亭は初ゴルフであったが、今回のコンペは今年最後のコンペであった。今日は雨模様の上、非常に寒く、もうすぐ冬がやってくるのを、身をもって感じた。

場所はCentennial Golf Clubというところで、マンハッタンの北西約1時間のところにある。

今回のゴルフコースは難しかった。アメリカは全体的にそうなのであろうか?ゴルフをする人でないとわからないが、多くのホールで花道(フェアウェイ)がつながっていないのである。4つあったショートホールのうち、3つは池越えか谷越えであった。寒さで体が動きが鈍かったこともあり、人生最悪のスコアを叩いてしまった。ボーリングでもとったことが無いようなスコアである。初めてゴルフをやったときよりひどかったような気がする。無論、ダントツでビリ。このコンペでも最高の記録となったようだ。恥ずかしい・・・。

同じ組にもう一人苦労している人がいて(もちろん、漂泊亭よりはスコアが良かったが)、時間も6時間半かかった。これまた最高記録のようである。同行のうまい人に、これが他のコンペだったら出入り禁止になるとまで言われた。恥ずかしい以上に、悔しい限りである。

こちらのゴルフ場で感じたのは、ラフがやたら深いことである。ラフに入るとボールが見つけにくくなり、すぐにロストボールになってしまう。

今回のゴルフ場は、これに加え、上記のフェアウェイの不連続性があり、更に、グリーンも起伏に富んでいて、雨の割にはボールが速かった(このあたりの言い回しもゴルフをする人でないとわからないかもしれないが)。これほど難しいコースも初めてであった。



いずれにせよ、今日は人生最悪のゴルフであった。

今日はここまで。


東京国際映画祭始まる

2005-10-22 11:38:20 | その他
HPで東京国際映画祭が始まるのを知った。もう18回目になるのか。秋の恒例行事として定着したようである。

10年近く前になるが、漂泊亭は仕事で東京国際映画祭に関わったことがある。当時はまだ六本木ヒルズもなく、渋谷の文化村が中心であった。当時は財政的にも厳しいものがあったと聞いているが、現在はどうなのだろう?

しかし、当時はなかなか凄かった。というのは、97年か98年頃だったと思うが、オープニング上映がタイタニックであり、これは世界に先駆けて上映された。次の年はアルマゲドンであった。両方とも大ヒットした映画である。更に次の年はジャンヌ・ダルクで、これは興行的には大したことは無かったような気がするが、上映後のパーティーで広末涼子とリュック・ベッソン監督が対談するなどマスコミ的関心は非常に高かったと記憶している。その後は東京国際映画祭関係の仕事からは離れてしまったのでわからないが、最近はどうなのだろう?

当時、渋谷公会堂で映画を観たが、あまり面白い映画ではなかったような気がする。木の椅子で疲れたことしか覚えていない。映画の名前は忘れた。確か外国映画であった。これに対して、いつの年だったか忘れた黒澤明監督の作品を特集していたことがあった。確か黒澤監督が亡くなった年か次の年くらいであったと思う。このとき、漂泊亭は「蜘蛛巣城」と「どん底」を観たが両方とも非常に面白かった。黒澤監督は天才だと思う。そういえば、こちらでも2ヶ月ほど前、「影武者」を放映していた。もちろん字幕である。

HPを見るとアジア映画が多いようである。当時もアジア作品は特別に扱っていたような気もするが、今はアジア映画が中心になっているようである。特別招待作品の中に仮面ライダーが入っているのは笑った。昔は東映マンガまつりの一作品でしかなかったが、映画祭で取り上げられるまでになったか。

話はずれるが、世の中ではリバイバルが流行ることがある。今から20年前は昭和30年代のものが、今から10年前は40年代くらいのものが流行っていたような気がする。人間、30代、40代になるとお金に若干の余裕が出て、かつ、もう戻れない子供時代を回顧するのだろう。これからしばらくすると昭和50年代から60年代にかけてのものが流行ってくるのだろう。

今日はここまで。

通勤列車のハプニング

2005-10-21 12:35:38 | NY情報
朝、会社に向かうため地下鉄に乗っていたら、各停のはずの地下鉄がいくつか駅を飛ばしていった。電車が遅れているからということらしいが、漂泊亭が降りようとした駅も飛ばされてしまった。仕方なく次の駅から歩いた。

こちらでは、UPTOWNを中心に結構あるらしいのだが、初めての経験だったので面食らった。しかもMIDTOWNでこういうのがあるというのは驚きだった。

日本では、まず乗客が駅員に文句を言い、ニュースになって、鉄道会社が顰蹙を買う。こちらでは誰も何も文句を言わない。評価の基準が異なっているようだ。

地下鉄に関しては、以前、切符のシステムについて解説したが、これも思想の違いによるものだろう。

どちらが良いかはわからない。効率性と満足度、これは相反関係にあると思うし、最終的には思想の問題に行き着いてしまうと思う。思想が異なる者同士が互いに見習いあってもうまくいくわけがない。

今日はここまで。

中華街で発見した1円銀貨(円銀)!

2005-10-20 12:59:06 | コイン
先日、中華街に行ったとき、明治時代の1円銀貨(通称:円銀)を発見し、思わず買ってしまった。非常に安かった。たったの5ドル程度である。日本で円銀を買えば、使い古しのものでも数千円はする(ちなみに、これより前の世代の貿易銀や旧1円銀貨で質の良い物はウン十万円するものもあるらしい)。良い買い物をしたとそのときは思った。多分アメリカでは価値がわからなくて安く売っているのだろうくらいに思っていた。

しかし・・・・・

そんなうまい話があるわけはない。家に帰ってから、ネットで調べると円銀は贋物が多いらしい。コインの世界には特年というものがある。古ければ良いというのではなく、希少性も問われるのである。ちなみに、最近の1円玉、50円玉、100円玉も特年が続いた。市場に出回っている1円は1円でしかないが、古銭ショップでは数百円する1円玉がある。

話をもとに戻そう。それを見て俄かに不安になってきた。そこで写真に撮って、古銭の話題を専門に扱っているサイトに投稿し、セミプロの方々の意見を伺ってみた。答えは残念ながらクロ。鋳造品ではないかとのことであった。写真をよく見て欲しい。文字がずれている。本物だったら、こんなずれは無いらしい。5ドルだったら、まあ、そんなものだろう。

しかし、そんな感じでだまされても中華街は楽しいのである。今度は本物を見つけたいものだ。

今日はここまで。

スポーツの秋!

2005-10-19 13:58:08 | NY情報
今日は近くのスポーツクラブに体験入会してきた。

ニューヨークにはマンションにスポーツ施設が付いている場合もあり、スポーツクラブも結構ある。ただ、プール付きのものはあまり無いようである。

今日行ってきた所は、プールもジャグジーもサウナも付いていた。

ジャグジー(もちろん温かい)、サウナなどはここに来て以来である。温泉やラーメンのホームページを見るたびに日本に帰りたくなる今日この頃である。

が、赴任期間は仕事以外では一度も日本に帰らないことを心に決めているので、なんとかこっちで工夫しよう。

写真はブルックリン橋。ポーズを取っているアメリカ人(多分)は、漂泊亭が写真を撮ろうとしたらいきなり入ってきた変な人!

今日はここまで。

首相の靖国神社参拝について

2005-10-18 12:39:26 | 日本政治
小泉総理が靖国神社を参拝した。これの是非については、漂泊亭は恥ずかしながら明確な意見を持っていない。

第二次世界大戦の謝罪問題は、当時の中国、朝鮮半島の人々の気持ちを考えると、簡単に片付けてはいけないような気もしつつ、かといって、若い世代が闇雲にデモや反対運動をしているのは何かの意図があるような気がしてしょうがない。

少なくとも、今年の春頃に中国では日本人が暴力を受けたが、その報復として日本で中国人や韓国人は暴力を受けただろうか?無論、差別が無いとは言わないが、あの主張とやり方は我儘以外の何物でもない。

日米関係においては、未だにRemenber Pearl Harborであり、No More Hiroshima、No More Nagasakiであるが、それに対して暴力で報復することはしていない。

他方、小泉総理は私的参拝と言っているが、この体制はもはや公式参拝である。選挙の公約だから仕方ない部分もあろう。しかし、世論の大半は抑えてくれという感じではないだろうか。タカ派である中曽根元首相すら政治判断をしている中で、ここまでこだわる理由もよくわからない。ちなみに小泉総理は戦中生まれで、戦争は全く知らない世代である。

こちらの新聞、経済誌の論調も、これからは東アジア経済が世界経済を牽引すると述べている。その中でも、この靖国問題は懸念材料となっている。靖国問題は一つの大きな東アジアリスクとなりつつあり、日中韓だけの問題ではなく、もはや欧米にとっても関心の高い問題となりつつある。

中韓に対し、弱腰になる必要はないが(領土問題、東シナ海ガス田問題、異常な反日運動など)、あえて神経を逆なでする必要も無いような気がする。

しかし、これもまた、この間の選挙による日本人の選択である。

写真はWoolworth Building。

今日はここまで。

Flushingでテニス

2005-10-17 11:25:44 | NY情報
今日は久しぶりに友人などとテニス。前回同様、Flushingに行った。しかし、前回とはうって変わってかなり涼しかったというより、体を動かしていないと寒かった。深まる秋という感じである。

前も書いたとおり、ここは全米オープンの開催場として知られるが、インドアコートを大規模に作り直すようである。現在、インドアコートがあったところは壊されてしまい、廃墟のようである(無論、外のテニスコートは使え、我々はそこでやった)。

2007年には完成するとのことである。

テニスコートも閑散としていた。以前来たときは、自動販売機でジュースなども買えたが、もうすぐ建物を壊すこともあるのか、寒くて人が来ないためなのか、何も売っていなかった。

ニューヨークには確実に冬の足音が近づいてきている。

今日はここまで。