漂泊亭日乗

英語が不得意なのに、アメリカに来てしまった日本人。彼の眼から見たアメリカ、日本を記しておきたいと思います。

忠犬ハチ公 in U.S.

2008-03-25 14:00:17 | アメリカ事情
CNNヘッドラインニュースによれば、リチャード・ギア主演で忠犬ハチ公の映画が撮影中らしい。

そのまま題名になるのかどうかわからなかったが、いわゆるカチンコに書いてあったのは、その名も「Hachiko」。「ko」は公で敬称だから、もし、犬の名前をHachikoと捕らえているのであれば、ちょっとおかしい。もっとも、日本でもハチというよりはハチ公と言った方が通りがよい。

「助演」の犬は秋田犬ではなく、柴犬であったが、ちゃんと日本犬を使っている。

このニュースの主題は、ハチ公の映画を撮っていることだけでなく、それに関して、動物愛護団体のチェックが厳しいことである。動物を映画に使う際に、虐待していないかをチェックするらしい。少しでも動物虐待と見られるシーンがあると、すぐにストップと呼びかける。そして、そのチェックをクリアした映画は、最後のスクロールで、動物愛護団体のお墨付きを得られるということらしい。

アメリカ人の作る忠犬ハチ公は楽しみだし、そもそもアメリカ人にうけるのかどうかもよくわからないが、その影には大変な苦労もあるようだ。


引き続き大統領選予備選

2008-03-05 13:24:43 | アメリカ事情
共和党は、ようやくマケインが代議員の過半数を獲得し、指名を受けることになった。当初の自分の予想は大外れだった。

一方の民主党だが、オハイオではヒラリーが勝ち、テキサスでもわずかにリードしている。これがまた一つの潮目になる可能性もある。少なくとも、ヒラリーがこれまでの劣勢を挽回したことだけは確かなようだ。

ますます民主党の選挙は混迷するだろう。

天王山?

2008-03-04 14:19:00 | アメリカ事情
明日はいよいよ大票田のテキサス、オハイオの予備選。オバマが引き続きリードするか、ヒラリーが逆転するか?今のところ、世論調査はオバマがかなりリードしている。

それにしても、小浜市の一件は面白い。オバマが大統領になったら、小浜市を訪問してくれるのだろうか?いっそのこと、小浜市で日米首脳会談をやったらどうだろう(笑)。もちろん、オバマが大統領になったらの話だが。

依然としてオバマリード

2008-02-20 14:53:34 | アメリカ事情
今日も、予備選、党員集会は続く。共和党はマケインで決まったようなものだから、報道も心なしか民主党に重点が置かれているようだ。特に、最近はオバマの躍進が目立つ。テレビ報道でもオバマの露出が目立つ。

今日のウィスコンシン州の予備選でも勝利を収め、割合人口の多いワシントン州でもリードしている。獲得代議員数では1301対1239で(CNN)、オバマがリードを拡げている。今後の焦点は、やはりテキサス、オハイオだ。ここが天王山になるかどうかはわからないが、両陣営ともこれらの州でどれだけ取れるかが勝敗を握る鍵となってきそうだ。

このまま選挙が進めば、共和党は早々に指名候補が決まり、早い段階から大統領選本選に臨めることになるが、テレビのスポットライトは民主党を照らし続けるだろう。メディアへの露出だけみれば、どちらが候補に指名されるにせよ民主党の方が有利な気がする。まるで、2年前の日本の衆院選を見ているようだ。

大統領選【民主党】

2008-02-11 14:10:10 | アメリカ事情
最近、大統領選挙から目が離せない。

今日はメーン州で民主党の党員集会があり、オバマが勝利したようだ。土曜日に行われたワシントン、ネブラスカ、ルイジアナの予備選、党員集会でも軒並み勝利しており、代議員数は、ヒラリー対オバマで1148対1121にまで迫っている(CNN)。

こうなってくると選挙の行方は益々わからなくなっている。もっとも、今回のルイジアナなどはオバマの強い地域であったことから、今後はテキサス、オハイオ、ペンシルバニアあたりが重要な勝負どころとなるだろう。

ロムニー撤退

2008-02-10 02:50:45 | アメリカ事情
メガ・チューズデイ後、共和党ではロムニーが撤退した。これで共和党はマケイン対ハッカビーとなったが、現在の世論調査でも圧倒的にマケインが優勢で、事実上、マケインに決まりという感じだ。

一方の民主党は面白い。やはり世論調査によると、メガ・チューズデイ直前は両者が拮抗していたが、直後は、ヒラリーが再びオバマを引き離した。しかし、その後たった2~3日で再びオバマが追い上げている。

こちらでは、世論調査会社というのがあり、メディアは、大抵そこと共同して世論調査をまとめている。上記の結果はGallupというこちらでは有力な調査会社のデータだ。面白いことに最近はデイリーで調査している。

民主党はどちらが勝つかによって共和党との選挙戦も変わってくるだろう。マケイン、ヒラリー、オバマ、大統領としてはいずれも一長一短がある。特に民主党二人の場合は、史上初の女性大統領か史上初の黒人大統領という意味でも注目される。米国は一言では語れないが、多国籍企業群や金融系の人々はともかく、一般国民は意外と保守的で、内向きな国だ。州外にすら出たことが無いという人も珍しくなく、内向きというのは日本以上かもしれない。その国で、女性大統領、黒人大統領が出るのは、アメリカの大きな転換期とも言える。もっとも、両者とも州知事、上院議員は既に誕生している(この二人は上院議員でもある)。

メガ・チューズデイ終了

2008-02-07 12:51:28 | アメリカ事情
既に日本でも報道されているが、いわゆるメガ・チューズデイが終了した。前も書いたが、今年はいつも年のスーパー・チューズデイよりも選挙を行う州が多いということでメガ・チューズデイと名付けられた。今回は特にカリフォルニア、ニューヨーク、イリノイといった大票田が含まれることでも注目された。

共和党は予想通りマケインが順調に勢力を伸ばした。今回で決まるのではないかという向きもあったが、そこまではいかなかったようだ。

民主党はヒラリーがカリフォルニア、ニューヨーク(ここは地元だが)の両大票田を抑え、全体でもリードしているが、地方はオバマが強く、まだ互角といったところだ。

ちなみに、現段階の両党候補者達の代議員獲得状況をみると、

○民主党
ヒラリー:823
オバマ:741

○共和党
マケイン:680
ロムニー:270
ハッカビー:176

といった感じだ(CNN)。

何故、共和党ではマケインが独走し、民主党は互角なのか。勿論、それぞれの党で候補同士が拮抗しているかそうでないかという問題があるのだが、それ以上に両党の選挙方式が全く異なるという背景がある。

共和党は大統領選挙の本選と同じように、一位の者がその州の代議員を総取りするシステムだ。たとえそれが1票差でも首位の総取りとなる。現ブッシュ大統領が最初に大統領になった時、対するゴアとの間で問題になったのがフロリダ州だ。全米の得票率では上回っていたゴアが敗れ、極端に言えば、最高裁の裁定によって大統領が決まるような事態となってしまった。しかし、選挙自体は効率的に進められるという利点もある。

一方の民主党は比例配分型だ。得票率に応じて代議員が割り当てられる。そういう意味でテキサス、オハイオ、ペンシルバニアなど大票田はまだ残っており、全米でも支持率が拮抗しているという意味から、オバマにも勝機はまだあるのだ。

それにしても、アメリカの選挙制度は複雑だ。上記の党派による違いもあるし、州によっても党員集会だったり予備選だったりする。予備選は文字通り選挙である。これも党員しか参加できない場合もあれば、投票の登録をすれば誰でもできるケースもあるらしい。党員集会は党員が集まって合議で決めるというものだ。どういう方式を採るかは全て州の支部次第だ。

加えて話を複雑にしているのが特別代議員の存在だ。地方の党幹部や議員がなるらしいが、これらの人は選挙結果に関係なく自分の意志で投票できるらしい。ちなみに選挙で決まった代議員はPledged Delegatesと呼ばれる。投票する先が誓約された代議員ということだ。

共和党は、間もなくマケイン指名で決まると思うが、民主党は最後の最後、党大会までもつれ込むかもしれない。2005年の日本の衆院選と同じく、国民の目は民主党の動きに集中しつつあるが、これが共和党にとって吉と出るか、凶と出るか?

政治の週

2008-01-30 14:07:57 | アメリカ事情
先週は、株価大幅下落、Fedの緊急利下げなど経済の週という感じであった。今週は昨日の一般教書演説、今日のフロリダ州予備選、そして来週のメガチューズデイと政治イベントが続く。

まず、一般教書演説だが、これは通例1月の最終火曜日に行われるが、今年は選挙のためか最終月曜日に行われた。英語ではState of the Unionと言い、SOTUと略されることもある。時間は夜9時からだ。上下両院議員、各長官、最高裁判事などを前に大統領が施政方針を述べる。この瞬間、米国の立法、行政、司法の要人全てが1カ所に集まっているわけだから凄い話だ。

時間は約1時間。日本の施政方針演説同様、全ての範囲に及ぶ。自身の施政方針であるが、議会にも様々な要望を出す。場合によっては、議会がこういう法案を出しても自分は拒否権を発動するとまで述べる。この時、各議員は賛成なら拍手し、場合によってはスタンディング・オベーションまでする。反対ならば何もしない。民主党が全て反対かといえばそうではない。やはり共和党と同様拍手する場合も多い。逆に共和党であっても拍手しない議員がいる政策もある。この辺りは党議拘束が厳しい日本とは違う。また、日本の国会のように野次は無い。

面白いのは、多くの主要テレビがCM無しでこれを放映することだ。勿論、多チャンネルの国だから、ドラマやスポーツ、ドキュメンタリーを放映しているチャンネルもある。しかし、四大チャンネルやCNNはこれを放映する。日本も首相の施政方針演説くらいはNHKだけでなく民放一局くらい放映しても良いのではないかと思う。そして、何より議員の対応だ。日本の場合はあまりにも野次が多すぎる。いつもとは言わないが、紳士同士の対話という場が年に一回くらいあっても良いだろう。

大統領の演説が終わると、大統領は戻っていくわけだが、配布された一般教書演説にサインを求める人たちにもみくちゃにされるのが面白い。

そして今日はフロリダ州の予備選。フロリダ州は有数の大票田だ。民主党はヒラリー女史が圧勝したが、注目されたのは共和党だ。特にジュリアーニの動向が注目された。ジュリアーニはこれまでの党員集会、予備選には見向きもせず、フロリダに全てを賭けてきた。しかし、残念ながら結果は惨敗。これでジュリアーニの目は無くなった。一方、ここでも勝利したマケインは急速に支持が上がっている。前回、ハッカビーが◎、ロムニーが○、マケインが▲という予想をしたが、今の状況からすると全く逆だ。マケインが◎、ロムニーが○、ハッカビーが▲といったところか。マケインは年齢が気になったが、ヒラリーに勝つとすれば、マケインという選択肢になっているようだ。

一方、民主党はヒラリーが再び盛り返している。ただ、まだまだわからないと言われている。最近、ケネディ家がオバマを推しているという話がある。まだケネディ家がそれなりの威光を持っているのかどうか疑問だが、もしかすると何らかの影響があるかもしれない。

来週はメガ・チューズデイ。共和党あたりはこれで決まるかもしれない。ちなみに、一般的にはスーパー・チューズデイと呼ばれるが、今年は民主、共和両党とも20前後の州で党員集会、予備選が行われるため、メガ・チューズデイと呼ばれることになったらしい。

いよいよ、大統領選挙が面白くなってきた。

大統領選挙開始

2008-01-09 15:57:28 | アメリカ事情
遂に米国大統領選挙が開始された。と言っても、まだ民主、共和両党の候補者選びの段階だ。

既にアイオワ州では党員集会が行われ、民主党はオバマ、共和党はハッカビーが勝利した。続くワイオミング州の共和党員集会ではロムニーが、そして今日はニューハンプシャー州の予備選挙が行われ、民主党はヒラリー、共和党はマケインが制した。

注目されたのはアイオワ州とニューハンプシャー州だ。共和党はハッカビー、ロムニー、マケインの三氏に絞られつつあるようだ。民主党もヒラリー、オバマの一騎打ちというところだろう。最近の世論調査を見ると、オバマがヒラリーを逆転している。ヒラリーの場合はヒラリー嫌いが多いというのが弱点のようだ。

共和党は三氏とはいえ、マケインに勝ち目はほとんど無い。ハッカビー、ロムニーの争いと言っても良いだろう。

競馬的に予想するなら(使い方が間違っているかもしれないが)、

民主党
◎オバマ
○ヒラリー
▲エドワーズ

共和党
◎ハッカビー
○ロムニー
▲マケイン、ジュリアーニ

といった感じか。

いずれにせよ、史上初めて女性か有色人種の民主党候補が誕生し、今の民主党の勢いであれば、史上初めての女性大統領か有色人種大統領が誕生しそうだ。

ただ、選挙は水物。そして、大統領は政党ではなく、個人を選ぶという点もポイントだ。まだまだわからない。

テラ豚丼

2007-12-05 13:00:00 | アメリカ事情
日本では、吉野家のテラ豚丼騒動が話題になっている。ネットから始まった話だが、日経新聞(社会面だが)まで取り上げていたのは驚いた。どうやらワイドショーだけでなく、普通のニュース番組でも取り上げられているようだ。

それにしても、食品産業の不祥事はどうして減らないのだろう?今回は会社の知るところではなかったとしても、ここまでの騒ぎになった以上、相当の影響があるだろう。バイトとはいえ、十分な教育が必要だ。

当の本人達は本当に軽い気持ちでやったのだろうが、解雇は当然として、下手をすると損害賠償すら請求されてもおかしくない(損害額の算定は難しいし、企業イメージもあるので本当にやるかわからないが)。

一方、アメリカではイラン問題が大きな転機を迎えた。短期的には、少なくとも新大統領が就任するまでは、イラン問題を巡る緊張は大きく低下するだろう。

カリフォルニア新幹線?

2007-11-14 13:51:42 | アメリカ事情
最近、カリフォルニア新幹線構想があるのを耳にした。グーグルで調べてみると、結構前からあるらしい。何でもサンフランシスコ(SF)とロサンゼルス(LA)を高速鉄道で結ぶらしい(現在、ロサンゼルスとサンディエゴの間にはアムトラックがあるが、SF-LA間は高速鉄道は無いらしい)。しかし、巨額の建設費とそれを誰が負担するかという点で問題があり、なかなか進んでいないとのことだ。

日本の新幹線技術は世界一であると思う。これがカリフォルニアに出来れば、日本人としては誇らしい気持ちになる。だが、SF-LA間に新幹線を通して、それがペイするかどうかというとやや疑問だ。

日本で新幹線が成功した要因は、技術や速度の問題だけではない。新幹線というビジネスモデルが日本の土地柄に合っていたということがある。特に最大のドル箱である東海道新幹線について見てみる。

1.何と言っても沿線人口が多く、大中都市が密集している。
100万人以上の都市だけでも東京、横浜、名古屋、京都、大阪がある。更に、中規模の都市として、浜松、静岡なども存在し、加えて熱海のような観光都市も存在する。更にこれらの都市は密集しており、各都市間の距離も適当だ。

2.各拠点に鉄道が整備されている。
少なくとも東京、横浜、名古屋、京都、大阪は都市圏内その他の幹線・支線が網の目のように張ってあり、新幹線の駅以外へのアクセスも良い。

3.空港へのアクセスが悪い。
空港のない横浜、名古屋、京都は論外として、東京、大阪だけ見ても、新幹線駅の方がビジネス拠点に近い。

4.大規模に輸送できる。
現在はピーク時には3~5分間隔で運転されている。しかも一度に運べる人数は、1000人以上だ。それに比べて飛行機はジャンボジェットでも500人強。一般に近距離感で飛んでいる飛行機はもっと定員が少ないはずだ。

この4つを見るだけでもカリフォルニアでは難しそうだ。

まず1.の人口密集度であるが、確かにカリフォルニアには、LAをはじめ、SF、サンディエゴ、サンノゼなど大都市が多い。しかし、これら都市は密集しておらず、更に2.に挙げた鉄道網も日本に比べれば無いに等しい。敢えて言えば、これに適しているのはサンフランシスコくらいだろうか(サンディエゴは中心部に行ったことが無いので、よくわからない)。

3.は日本とあまり変わらないかもしれない。4.については、それだけの需要があるかどうかである。今やネットが発達しており、また、日本と違い、同じ州だからといってLA-SF間のビジネスばかりではない。NYもあれば、DC、ボストンもある。

敢えてやるとすれば、最低限、各空港とダウンタウンを結ばなければならないだろう。

これに対し、東海岸はかなり日本に近いと言える。ボストン、NY、フィラデルフィア、DCなど大都市かつ主要都市が揃っており、距離的にも適当な距離だ。ボストンからDCまでは東京から岡山くらいの距離ではないだろうか。更に、2.に挙げた鉄道網も割に整っている。既にアムトラックが通っているものの、新幹線方式で、本数を増やし、時間を短縮すれば利用客は増えるような気がする。各都市の中心部に加え、空港も付け加えれば、最強だと思う。

だが、変わらないだろうなというのがこの国だ。もっとも日本の新幹線も太平洋戦争が無ければ実現しなかっただろう。

反イルカ漁

2007-11-02 13:02:10 | アメリカ事情
日本の一部ではイルカを食べると聞いたことがある。まあ、鯨を食べるのだから、イルカを食べてもおかしくない。

今日、CNNを見ていたら、アメリカ人とおぼしき環境団体が日本のイルカ漁(どこかはわからなかったが)に反対し、人間の盾を作ったり、イルカ漁を妨害している様子が報道されていた。一応、報道の中ではイルカ漁は伝統(tradition)だと言っていたが、若い女性が泣く姿などを映し出したり、ネット版では「帰れ」(勿論日本語)と環境団体のカメラに叫び続ける漁師と思われる人物が映し出されたりしていて、日本人漁師が悪役になっていたように思われる。

これを見て反捕鯨運動を思い出した。当時は日本バッシングと重なって、騒ぎが大きくなっていたが、これも気をつけないとそうなってしまうだろう。

イルカが美味しいのかどうかはともかく、それほどメジャーな漁ではないし、鯨のように絶滅に追いやるという議論はできないはずだ。それだけに余計問題がややこしくなる可能性がある。そういう意味では韓国の犬食に対する反発と同じだろう。日本側関係者も感情的に対応せず、論理的に、かつ粘り強く議論した方が良い。

カード詐欺

2007-10-25 12:09:42 | アメリカ事情
ネットと信用取引が盛んになったことにより、世の中便利になった。アマゾンにしても、ebayにしても、この二つがなければ成り立たなかった。

しかし、やはり落とし穴はある。日本でもスキミングだのフィッシングだの色々な手口で情報が盗まれたり、詐取されることが問題となっているが、当然こちらでもある。日常のニュースではあまり聞くことが無いが、知り合いがこの詐欺にあったようだ。

手口は非常に巧妙だ。その人は、ここ2~3年使ってなかったカードを処分しようとして、チェックしたところ、使った覚えの無い会社から毎月10~15ドルほど引き落とされていたとのことだ。当然、この会社とは連絡がつかず、調べたところでは同じような被害が多数あったとのこと。

この人は、たまたまカードを使っていなかったので、犯罪だとわかったらしいが、頻繁にカードを使っていると、少額故に気づかない可能性がある。明細はきちんとチェックした方がよい。

日経、朝日、読売が提携

2007-10-02 13:30:14 | アメリカ事情
今日の日経新聞に日経、朝日、読売の三紙がネット事業で提携するという記事が載っていた。論調からすると、日経と朝日は何となく近いのでわからないでもないが、そこに読売が加わっているというのはちょっと意外だ。

しかし、朝日、読売は二大一般紙、日経は経済新聞で独走ということを考えると、新聞事業の危機感というのがあるのだろうか?しかし、ネットで何の共同事業を行うのだろう?

ネットで共同事業というのは、インターネットが黎明期で、海のものとも山のものともつかないリスクが高い時代ならわかるが、ちょっと古めかしい。重要なのは中身だと思うが。

FRB利下げ

2007-09-19 12:54:42 | アメリカ事情
遂にFRBが利下げした。本日のFOMC会合で0.5%引き下げられた。利下げはほぼ織り込み済みで0.25%か0.5%かという利下げ幅が焦点であった。

来月も開催されるが、現在の状態が続いていれば、来月は様子見ということになるかもしれない。

それにしても、昨年8月に段階的利上げが止まり、ずっと据え置かれてきたが遂に来たるべきものが来たという感じだ。日本と違い若年人口が増えている国だから、急激に景気が悪化するというのは考えにくいが、これから数年は要注意かもしれない。