忌野地図

ウチの自転車部部長が本を出しました。部員なので(笑)頂きました。
音楽ライターの森田恭子さんがひとりで作ってる雑誌、ラッキーラクーンに連載されていたものが1冊の本になった、と。ニッポン・ロックン・ロール・フォトグラフ界の名手( by 大内幹男)、岡田貴之さんの写真と彼の文章。分かりやすく書くと、忌野清志郎のことが大好きな二人がそれぞれカメラとペンを持って、清志郎さんの曲を毎回1曲ずつ挙げて、それについて(それをきっかけとして)それぞれなりに思うことを表現する、と。
俺は正直、二人のような「清志郎さんへの思い」はない。毎回テーマになってる曲を全部知ってるわけでもない。でもね、楽しめる。もちろん、清志郎ファンだけが興奮して読むような文章でもないし。写真だけを眺めててもいい感じだし。まぁ、俺はミキオさんが書く文が好きだからね。俺より1コ上(~ちなみに岡田さんも/お会いしたことないですが)。例えば中学や高校でなんか部活の1コ後輩とかなら、俺はきっとずーっとこの人とツルんでたんじゃないか、と思う。そんでガッツリ影響受けて。だから実際そうじゃない現在、そうじゃなくてよかった、と思う(笑)。大人になって、何かしら自分というものが形成されて出会ったから、似てる部分もあるけど、全然違う部分も多々あって、だからこれから先ずーっと付き合っていけそうな。同じようなヤツが二人いてもつまんねーし。去年、俺が自転車買った時、夏フェス自転車で、って誘ってくれて、でもさ、自転車なんて(そういうノリで走るのって)ベラベラしゃべりながらいくわけでもなく、無言でモクモクと、でも、なんか心地いい、っつーか。もちろんでくだらないことダラダラしゃべってる時間もスゲエあんだけど。なんかバランス取れてんな、って勝手に思うわけ。実際、二人で飲んだこともないもんな。たぶん(笑)。行かなきゃね、ミキオさん。
中身のこと書いてもしょうがないので、実際に手に取ってほしいんですが、ホント、秀逸です。素晴らしい。ウチOTOSHOPで買えます。ぜひ。

ミキオさん、おめでとう。
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