時鳥れぽーと

このレポートは情報提供の一環であり、投資勧誘を目的に作成していません。最終的な投資判断は、ご自身の判断でお願いします。

2/28 デイリーレポート

2007年02月28日 17時52分29秒 | デイリーレポート

・貴金属
 NY市場の金は中国株の急落を受けて商品安になったことをキッカケに、月末を控えた手仕舞い売りが先行して4月限は2.6ドル安の687.2ドルで終了した。
 東京市場の金先限は外電安や円高(118円前半)、スポット価格(現物価格)が大幅下落したことなどを背景に新規売りや手仕舞い売りなどが大量に入ったことにより、寄り付きは60円安の2,620円のストップ安制限で始まった後、売り物が消化出来ず、そのまま大引けにかけて買い注文がほとんど見られずに、寄り付きと変わらずで終了した。

・穀物
 シカゴ市場のコーンは中国株の急落による商品安などを受けて月末を控えたファンド筋による手仕舞い売りにより2月16日以来の安値(418.75セント)まで下げていき、5月限は14.25セント安の424.25セントの大幅安で終了し、シカゴ市場の大豆は中国株の急落による商品安によりコーンの急落などを背景にファンド筋の手仕舞い売りで急反落し、5月限は15.75セント安の778.75セントで終了した。
 東京市場のとうもろこし先限とNon-GMO大豆先限は外電の大幅安と円高(118円前半)や昨日の夜間取引より安く入電していることなどを背景に大量の手仕舞い売りや新規売りなどが先行したことにより、とうもろこし先限は750円安の28,080円、Non-GMO大豆先限は1,500円安の50,320円で両銘柄ともにストップ安で始まった後、売り物が消化出来ず、そのまま大引けにかけて買い注文がほとんど見られずに、寄り付きと変わらずで終了した。

・石油
 NY原油は、イランの核開発問題による地政学的リスクやドル安、改質ガソリン相場高よりも中国株の急落と月末を控えたポジション整理場面が重視されたことにより、4月限は0.07ドル高の61.46ドルで終了した。
 東京市場の石油製品先限は円高(118円前半)や夜間取引の大幅安、他の商品の大幅下落、高値警戒感による修正安が継続していることを背景に大量の手仕舞い売りなどが先行したことにより、ガソリン先限は1,790円安の59,250円、灯油先限は1,800円安の56,740円のストップ安で始まった後、円高進行が止まったことや夜間取引の小幅高などによりファンドと思われる押し目買いなどが先行したことで急伸し、灯油はストップ安が外れ、両銘柄とも買いが出たことにより値を戻していき、ガソリン先限は安値から940円高の60,190円、灯油先限は安値から970円高の57,710円で下げ幅を縮小して終了した。