・貴金属
NY市場の金はドル安などの支援材料により、ファンド筋の買い増しが継続したことにより、4月限は前日比から2.6ドル高の658.7ドルで終了した。
東京市場の金は外電高により、7円高の2,546円で寄り付いた後、大引けにかけて現物価格の上昇により、12月限は前日比から14円高の2,553円で終了した。
・穀物
シカゴ市場の大豆は時間外取引では売りが先行して下落した後、強気のテクニカル買いや作付面積の減少見通しをはやして上昇(746.75セント)したが、昨日の高値(747.50セント)に届かず、投機筋の利食い売りがローカルの手仕舞い売りを誘って下げが加速し、3月限は前日比から1.25セント安の738.75セントで終了した。
東京市場のNon-GMO大豆は外電安と円高により310円安の46,770円で始まり、午前中は、ほぼ変わらずで推移した。午後からは大衆と思われる押し目買いが入ったことにより、12月限は昨日から10円高の47,090円で終了した。
シカゴ市場のコーンは大豆の下落を嫌気した売りや投機筋のテクニカル売りとファンドがコーンから大豆への乗り換えなどで下げ幅を拡大していき、3月限は前日比から5.50セント安の396.50セントで終了した。
東京市場のとうもろこしは外電安により寄り付きは260円安の26,990円で始まり、午前から大引けにかけてほぼ変わらずで推移し、先限は昨日から240円安の27,010円で終了した。
・石油
NY市場の原油は米北東部地域では週末にかけて厳しい寒波に見舞われ続ける見通しなものの、2営業日連続して期近3月限が60ドルの節目突破に失敗すると週間在庫統計の発表を明日に控えた調整場面へ転じていき、3月限は前日比から0.14ドル高の58.88ドルで終了した。
東京市場の石油製品はNY市場同様に明日、週間在庫統計の発表を控えているため、方向感が定まらず様子見ということで売買の商いが少ないことから、ガソリン先限は寄り付き(59,000円)から60円高の59,060円で終了し、灯油先限は米北東部による気温低下見通しなどにより買われ、寄り付き(54,900円)から230円高の55,130円で終了した。