ここ数年で編んでためた作品を何とかしたいと思う様になった。お世辞にも上手とは言えないが、少しは売ってみてもいい。
母はよく安い値段で売ってみたらいいと言っていた。だが食べ物ならともかく、あみぐるみやバッグは絶対に必要なものではない。
私の作った素人作品など、そう簡単には売れないだろう。
私はブランド物には興味がないが、ハンドメイドはとても好きだ。
手を動かすと安心できる。主人が死んだ時も無心になって編んでいた。
編んでいる間は嫌なことや辛いことを忘れられる。編み物は悲しみを癒やす力がある。
体を動かす事もいい。歩いたり、掃除をしたりは余計な事を考えずに済む。
とにかく、じっとしているのは駄目だ。
気分が滅入って落ちこんでくる。
死別は世の中の人が全て経験することだ。
悲しみを抱えながら前進していこう。
でも泣きたい時は思い切り泣こう。
後一週間で入院なので、それまで体調管理をして手術にのぞもう。