山行っちょった記

四国内、主に高知県内の山歩き、山野草などの記録です。

鷲尾山から烏帽子山へ

2006-06-12 23:13:16 | その他の山
梅雨に入った6月、天気予報もあまりあてにならない時期で特に高山に行けば下山まで
には間違いなく雨、雨がなくてもガスで見晴らしも良くないことはわかっている。
こんな時には手頃な低山、里山にかぎります。
先日南嶺ご近所の山に行っていたので今度は烏帽子山まで足を延ばしてみました。

取り付きは中高見のバス停横の皿ヶ峰(高見山)への道で、私が高見山へ行く時
車は近くの鳩ヶ崎公園の知人の所に置かせてもらいたいていこの道を使います。
歩きはじめ最初のころは人家もありますがすぐに道が南に向かう水平道となる頃から
まわりは墓所ばかりとなり歩くこと約15分ほどで先日紹介した鉄塔の山への
コンクリート道となります。

鉄塔の山、頂上の展望所に着くと常連の方々4~5人が居て山の話、世間話で
賑っていた。いつもながら元気な方々です。
見晴らしといえば今日は残念ながらガスが多く工石山、山田の秋葉山あたりも
見えるのがままならないほどだった。梅雨時期だから仕方ないか。

今日は烏帽子山までいくので皆さんに早々に別れを告げて西に向かう。
西の鉄塔展望所から鷲尾山への道へと下る。10分ほどで鷲尾山へと向かう
道との分岐点に着く、ここからはしばらくは楽な水平道が続く。
しかし今日は人が多く途中でよく人に遭う、さきほど鉄塔の山で別れ際に
言われた「今日、鷲尾山は人がいっぱいおる。清掃登山らしい。」
里山は賑やかなぐらいが私はいい。

10分ほどで土佐塾高校の寮横にたどり着くとアジサイ、遅いツツジが向かえてくれる
まだ夏には時間があるが、梅雨時期の今日、やはり蒸し暑い。
道傍らの花に励まされながら先を急ぐ。


土佐塾予備校寮の前の道を横切る

寮を過ぎ調整池にさしかかる頃鷲尾山、烏帽子山がひょっこり顔を出す。そういえば
烏帽子山頂上にまだテレビ高知の鉄塔が無かった頃、私は今日のコース鷲尾山から
烏帽子山までの縦走を試みたことがあった。もう何十年も前のことだ。
その時は鷲尾山と烏帽子山の間のコルから烏帽子山への縦走道は無く、藪コギ
それもイバラが所々にあるひどいルートで結局途中で断念したことが思い出された。
今では軽快な道が続くはずだ。


左に鷲尾山、右に烏帽子山が顔を出す。

調整池から下っていくと東へ深谷町、西へ吉野、南へ鷲尾山への分岐点に着く
今まで多少アップダウンがあったが、ここで終わりいよいよ鷲尾山への裾に
取り付きここから登りばかりとなる。
しかし登りばかりと言ってもそれほどキツイ道ではなく、一歩一歩あわてず登っていけば
それほどの道ではない。 
分岐点より25分程で鷲尾山頂上に着いた。着けば聞いていたとおり登山者で賑っていた。
皆手にごみ袋を持っていた。登山者のザックをふと見ると皆一様に何かステッカーというか
刺繍札を付けている。文字を読んでみた。 「高知 山と野原の会」とあった。


鷲尾山頂上。北の植林 奥に新しいお手製ベンチが出来ていた。

鷲尾山頂上では来る度いつも思うのは、見晴らしが南だけでなく北もあればということだ
私が小さい頃は360度すばらしく見晴らしがよかったこと覚えている。それから木々が成長
したから仕方ないとは言え、頂上北の人工林、だれか切り払ってくれないだろうか。

頂上の片隅でコンビニ弁当の昼食を済まし、烏帽子山に向かった。
頂上からコルまで10分ほどで到着。烏帽子山頂上まで最初のうちはさほどキツイ道では
ないが頂上直前はかなりキツイくロープが張ってある。その道をやっとのことで
登り少し行くと鳥居が見えてきた、頂上だ。


烏帽子山頂上。鳥居奥に三角点がある。左登山道には鎖がある。

頂上の三角点は祠の奥の木々が茂るこんもりと少し盛り上がった部分にある。
残念ながら眺望はぜんぜん無い。
テレビアンテナ塔設置後、車で頂上直下まで来ることができるようになり何だか
ここまで歩いてくるのも気が抜ける、それに眺望はそのアンテナ塔のところからの方が良い。
しかし新しい時代の産物を脇に 頂上の石土神社は変わらず静かにそこにあった。

中高見バス停から片道約7km 往復5時間くらいの山歩きでした。




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