子供っていう生き物は、好きなものをお腹がいっぱいになるまで食べたいと欲望を持っているのが普通だ。
でも、念願かなってお腹いっぱい食べられる状況に直面したら、じつは思ったほど食べられないという事実に気づいたりもする。
頭で描いた欲望ってのは往々にしてそんなもんだ。
アメリカ人てヤツは、どんどんどんどんエスカレートして欲望を現実化したがる子供みたいな人種らしい。
でも、気がついたときには、叶えたと思った欲望は以外と中身のない物量だけだったと思い知ることになるのかもしれない。
まああんまり、劇場で観たいとは思っていなかった。
そりゃ、アクションやCGがスゲ~のはわかるけどさ、そのスゲ~ことをしたいがためのお話し作りになっちゃってるのがわかるから、あとでレンタルでも充分だと思っていたのよね。
だって、今さら「シンジケート」て何よ😧
今さら「ワールド」だの「新種」って何よ😓
でもね、観ないで批判すんなっ👊👊😤
というご意見もご尤もであるので、観ましたよ、夏休みのごった返す映画館で。
で、改めて言う、
なんだあコリャ‼︎
頭のいい優秀なスタッフと巨額の資金を投入して、大ヒット作の鳴り物入りの続編だから、そりゃ多くの人は踊らされるのは間違いない。
どんどんどんどん高くなったハードルを越えるべく、度肝を抜くような仕掛けを考えてハラハラドキドキに仕上げて満を持しての公開だ・・・・・、なのに残念すぎる、スッカスカのシナリオと演出😰
もいっかな、トイレに行っちゃおうかなー、なんて思うほどエンドタイトルの長さに辟易する無理やりなスコア。
ウキウキ楽しくなりたいのに、ああもうこの後に続編ができたとしても、今度はレンタルで充分‼️
偏屈オヤジは何がそんなにご不満なのかといえば、とにかくお話しのザツさと登場人物の魅力のなさ。
特に悪役が頭が悪いうえに、ゼニカネに血迷って弱っちぃ。
いいヤツも作戦がズサンで行き当たりばったりだし、お子様が観ることを想定して酒もエロも当たり障りのないテレビレベルの刺激のなさ。
スパイも恐竜もこれは見事に共通するダメダメ加減。
そうですかい、今どきの役者はブルーバックの前で演技ができなきゃクズですもんね。
せめてヒロインぐらいは楽しませて欲しかったのに、なんて身勝手な上っ面のおネェちゃんばかりなんだろう。
ダイハードもそうだったけど、もう末期症状でただタイトルだけを借りた別物。
スパイを観終わった時には、思わずため息ついちゃったもんね。
オマイラこそどっから資金得てんの?
MI6なんか完全にコケにされて、女王陛下もボンドも怒るでぇ‼️
何よりもヘタレはCIA長官、あれじゃテロとは戦えないよ、でくの坊じゃん。
もうトムは無敵、次回はハルクかアイアンマンと戦ってくださいよ、チャンチャン。
そりゃ、恐竜は好きですよ。
原作も読んでるしね。
でも、なんておバカな、シリーズに泥を塗るようなお粗末なお話しは、誰がどう👌🏽したのさ。
結局、強いアメリカの象徴はT.REXってことで、似て非なるものは認めないし、海のティラノサウルスともいうべきモササウルスも動員して排除するわけだ。
いやんなっちゃうほどに危機管理能力のないテーマパークが、かくも容易く出来あがってしまうお粗末さ、草葉の陰の⁈ハモンドおじいちゃんも嘆くで。
それにしても、コスタリカ政府も南米諸国もコケにされたもんだ。
恐竜を飼うアメリカは無敵で、国境すら無視できるのだ。
恐竜どころか、ゾンビも超人も宇宙人ですら兵士に仕立てちゃうのがアメリカ流。
もうこれからは何と戦っていいんだか、どんどんどんどんアホ映画が量産されるのでありましょう。
徹底的なおバカ映画は好きだよ、たとえば「SIN CITY」とか「マチューテ」とかは。
でも、お子様とか坊ちゃん嬢ちゃんとかをアテにしたぶなーんな映画なんぞ、産業廃棄物さ。
雰囲気のいい店でションベンな酒を飲んだ気分だぜ、ケッ‼️
以上。
最新の画像もっと見る
最近の「銀幕夜話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事