初めにゴジラありき・・・。
あり得ないモノが、あり得ないパワーとスケールで、卑小な人類と文明を蹂躙するお話し。
そのカタルシスに酔い、その破壊に爽快感を感じ、神の獣を仰ぎ見て打ち震える、それでいいじゃないか。
要は好きか嫌いかなのだ。
理屈はそれぞれにつければいいが、感覚的に好きじゃなければそれはそれだけのこと。
他人の作った商業的なモノを評論するのは専門家がやればいいわけで、ど素人のコメンテーターもどきが何をほざこうと揺るぎないものは厳然としてそこにあるのだから。
すべてのジャンルはマニアが潰すという現状を、ネットの匿名で言いたいことを言うヤカラは聞く耳を持たないのだろう。
12年の時を超えて蘇ったゴジラを古い頭で批判するのはたやすいが、ここはひとつ極力前知識を入れずに真っさらな目で見よう。
日本が世界に誇る怪獣王を、今度こそお子様ランチに落とさず、粗製濫造のモンスターを蹴散らして世界に冠たる作品たらしめてほしいと願うばかり。
だ、が⁉😤
オイオイオイオイオイオイ、日劇で、マリオンで上映されてないやんか~‼
なにやってんだ東宝は👊👊
ゴジラとスターウオーズは日劇でかけなきゃあかんやろうが‼
いったいどうして?と調べたら、日比谷の再開発で巨大シネコンができ、日劇が無くなるという👎
バッカじゃねえの東宝、
ファーストフード店みたいな映画館を銀座や日比谷に作る意味がわからない。
単館で豪華で入りたくなる劇場だから意味があるわけで、ポップコーンの甘ったるい匂いと子供の喧騒にさらされるコンビニエンスな箱に誰がそそられるっちゅうんだ😡
ゴジラに壊されてなんぼのマリオンなのに、と、見る前からイラッ。
ま、しかし、見ないことには話しにならんから、日本橋の東宝シネマズに小僧と共にでかけたのだ。
そしてパンフレットにはネタバレ注意の帯が・・・だから観終わるまで開かない。
18時45分の回、ほぼ満員。
こんなにお客さんが入っている映画を見るのは久しぶりだし、若い女性が多いこと。
さすが「庵野・エバンゲリオン・秀明」!(◎_◎;)
盟友「樋口真嗣」は84年の「ゴジラ」から関わっているゴジラフリークだし、満を持しての特撮だから期待を持てる。
予告編などから察すると全く新しいゴジラになるのだろうが、ゴジラの外見は1作目の「初ゴジ」を彷彿とさせるので、予習として54年と84年のゴジラをDVDで観なおした。
上映開始・・・エンドタイトル「終」。
帰りの電車で伊福部音楽が鳴り止まず。
随所にオマージュがあり、今できることからコツコツとアイデア満載作戦だし、東宝自衛隊のトンデモ兵器も敵怪獣も出ないし自衛隊大協力、中途半端なラブロマンスもなく、チャラチャラした若いにいちゃんも出ないし、光線カッコイイじゃん、どうだハリウッドよ‼️これが本家ゴジラだって感じ。
「大杉漣」と「平泉成」がとぼけてていいよなぁ、「犬童一心」と「原一男」と「緒方明」の学者トリオには場内から笑いがでたし、大人の役者がいっぱい活躍してて安定感あるし、ブ気味な感じの「市川実日子」の最後の笑みも良いね。
ただね、アニメなんだよねぇ。
アップ多すぎ、タイトル出すぎ、べつにまんまエバンゲリオンだとは言わないが、それが「庵野秀明」スタイルだからしゃーないか。
「黒澤明」だって「市川崑」だって「リドリー・スコット」だって独特のスタイルがあるんだからさ。
それと、「スターウォーズ/フォースの覚醒」を観終わったときのように、「スターウォーズ」なのに何か違和感がある感じ、ゴジラは続きものじゃないのに、そんな感じがしてしまったのも事実。
で、好きか嫌いかっちゅうと、もう1回観たいとだけ申しておきましょう。
ゴジラ・怪獣・エバンゲリオンを観たことのない人は、観たほうがいいでしょう。
DVDが発売されたら買いましょう。
フィギアは買わないと思う・・・。
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