「あきない中」は、店の改装前にホームセンターで買ってきた板に、自分でペンキで書いたもので、裏返すと「おしまい」と書いてある。
下書きをして書いたのだが、イマイチ納得がいかない出来で、あとで文字の部分を浮き上がらせようと、彫刻刀で文字の輪郭を削ってみた。
しかし100円ショップのなまくらな彫刻刀は切れ味が悪く、硬い木に傷程度のものしかつけられず途中で挫折した。
でもまあ、年数が経てばそれも味になるんじゃない、とかあちゃんが言うので、そのまま使っていたのだった。
その「あきない中」がないということは、誰かに盗られたか他所へ捨てられたかのどちらかだ。
あんなもの持って歩くのは目立つし、そこそこの重量もあるから、途中でどこかにおっぽりだしているだろうと思って、付近のごみ収集のところなどを見て回ったが、なかった。
これまでにも酔っぱらいのイタズラなどで、街頭看板が遠くの方へ移動させられたり、壊されたり、カネゴンが連れ去られそうになったことなど、いろいろな嫌がらせもあった。
しかし「あきない中」なんて抱えて、困っちまうだろうに、馬鹿なことをするヤツがいるもんだ。
というわけで、今夜から「あきない中」は出ていませんが営業しています。
気分が乗ってやる気になってきたら、2代目の「あきない中」を書くつもりでいる。
そのための板はもうすでに買ってある。
2代目は前のより大きいから、抱えて持っていくのは今度はめんどくさいかもね。
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