クリームは「エムラクリーム」というスウェーデンの「アストラゼネカ」から1984年に発売された局所麻酔剤で、「注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和に有用」ということで毎週クリニックから処方される。
少なくとも穿刺する1時間前には塗らないと効果がないというのでそうしているのだが、これが効くときと効かない時があり、効かないときはエビゾリするほど痛い。
だから用心のために2時間前から塗っているけれど、オヤジの左腕は血管がへそ曲がりで難しいのだそうな。
だから刺し手と刺す箇所によって微妙に違ってきて、当たりどころが悪いと😱となってしまう。
ベテランの上手い人は躊躇いもないので一瞬で終わるけれど、まだ慣れていない「杉田さん(仮名)」はゆっくりギュ~ッと刺すので!(◎_◎;)と堪えるしかない。
おでこにいっぱい汗をかいて謝るけな気なムスメに、「いってぇェェェェなあ💢」などと言えるわけがない。
だから「大丈夫😅」と朝イチの痛みを受けいれるのだ。
透析をはじめた頃はまだ血管が細くて、慣れないせいか毎回痛く、そのうちシャントのおかげでみるみる血管が育ってきたのはいいが細い血管が枝分かれして効率が悪くなってしまい、無駄に育った血管をバイパスしたり縛って止めたりする手術を受けた。
しかしこれがまた痛かったΣ(-᷅_-᷄๑)
なのに年に1回この手術を受ける人もいるそうで、生きることは耐えることだと言わざるを得ない。
人工透析は、腕の血管に血液を取る針を刺してチューブでダイアライザー(血液浄化器)へ送り、老廃物や余分な水分を透析液に移してきれいになった血液を、もう一つの針から体内に戻すのだが、このへそ曲がりの取る側の血管はジグザグで刺しにくく、最初は前腕で少しづつずらしながら針を刺していた。
そのうち針穴やテープ跡がかぶれてヤク中の腕みたいになってきちゃったので、二の腕へ針を刺すようになった。
しかし木曜日、いつも通り二の腕に痛み止めのクリームを塗って針もそこに刺したのに、なぜか血の吸い込みが悪くダイアライザーがうまく回らない。
少しずらしてもダメで、看護師が3人がかりであーでもないこーでもないと微調整したあげく、シャントの近くの上腕に針を刺すことになった。
そこは痛み止めを塗ってないんだだがなぁ😟と思ったってしょうがない。
この朝4度目のキツーい針を刺され、30分遅れで透析がはじまった。
はあぁぁぁ 朝っぱらからエネルギー半分使っちまった
( ̄^ ̄)ゞ
左腕は大げさな有り様だ。
こんな腕を晒して店に立つのは無様なので、「投げちゃん」にもらったターミネーターのスケルトンの腕みたいなアームカバーをした。
でもこの夜はエネルギーを半分消費してしまったのでぜんぜん元気がなく、そのせいか店もぜんぜん元気がなかった👎
あと少し・・・。
あと少しで、もう一度いた~い切腹をすれば、朝イチのエビゾリから逃れられる。
あと少し・・・。
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