日曜日の手賀沼は晴れ渡り、日差しは暖かいが風が強く寒い。
スタートして最初の橋を渡るまでは向かい風、それから手賀大橋までは追い風でいいが、沼をぐるっと回ってふたたび手賀大橋を渡ってフィニッシュまで向かい風になるのでなかなか大変だ。
着替えて準備体操をして、師匠は先日行われた流山のマラソンで痛めた両脚のふくらはぎにサポーターを巻き、寒さ対策のアームカバーをつける。
かあちゃんはスタートするまでウインドブレーカーを着込み、走る前にオヤジがそれを受け取ることにしてスタート位置に。
小僧はプラプラと食べ物のテントなどを覗いたり、スマホをいじったりと全然無関心。
会場では子供たちのチアリーディングやらイベントが行われ、ソーセージや焼きそばを焼く匂いが漂う。
AブロックからHブロックまで長蛇の列が続き、師匠はD、かあちゃんはFに並ぶ。
この狭い走路を9千人ほどのランナーが一斉にスタートするのだから、一番最後のHブロックがスタートラインを通過するのに10分近くかかる。
先頭のAブロック、1時間そこそこでハーフを走りきるエリートランナーたちは、この後のマラソンシーズーンの出来栄えをこの手賀沼でつかむのだ。
スタート10分前。
先導の白バイと計測車がエンジンをかける、スタート1分前。
立っていても体が揺れるほどの強風が、向かい風となって先頭集団に吹き付ける。
A~Dブロックくらいまではランシャツランパンの軽装ばかりで体型もほっそりしているが、E~Hブロックになるとサポートタイツを着けシューズもビギナー用、体型も太めの方が目立ってくる。
やはり記録、実力は体型に現れるということを如実に実感させてくれる。
師匠の目標タイムは足がつらなければ1時間半、かあちゃんはその1時間遅れ。
その時間になったらこの21キロ地点で出迎えることにして、会場内のグッズ売り場や食べ物のテントを見て歩く。
陽の下は暖かいけれどやはり走らないと冷えるので、豚汁を買って小僧と分け合って食べる。
せっかくウェアを着ているのだから、練習がてら少し走ろうかとも思ったが、ヘソの下あたりを押すとどうもヘンな重い感じで、膨満感もあるのでおとなしく待つことにした。
それでもフルと違ってハーフは1時間なんてすぐ経ってしまうから、ドンドンと号砲が鳴って早くもトップのランナーがゴールしたことを知らせられ、21キロ地点で出迎えるべくシートから立った。
もうすでに多くの観客が沿道に列を作り、次々とやってくるランナーに声援をおくっている。
1時間半が過ぎ40分へ、やはり師匠は脚がつったのだろう。
A~Dのナンバーカードを着けたランナーが続々と駆けてくる中に師匠を探すが、50分を過ぎても現れない。
だが55分を過ぎて、見えた‼️
おっ、意外と元気だ。
でも脚はちょっと痛そうだ。
コーラとビールを買って師匠に届けろと小僧にお金を渡し、引き続きもう少し手前でかあちゃんを待つ。
苦しそうにヒィハァいって走ってくる人もいれば、楽しそうに沿道の声援に手を振る人もいて、やはり同じ走るなら笑顔でゴール、苦しくても顔に出さずに楽しく走りたいものだとあらためて思う。
そうこうしている間に2時間15分が過ぎ、20分が過ぎ、さらに5分、あっ、見えた‼️
かなりペースはゆっくりなもののちゃんと走っているし、これなら目標タイムの2時間半を切れるかもしれない。
もうランナーの数も減っていることだし、かあちゃんと走路の端を並んで走り、21㎞地点のフェンスのところで別れ荷物を置いてあるところへ戻った。
師匠は6㎞辺りではやくも脚がつり、かあちゃんは15、6㎞あたりで強い向かい風に阻まれ歩いたとのこと。
それでもまあ無事にゴールできてなにより、やはりマラソンは見るより出るほうがいい。
この手賀沼は3週間後の天草マラソンをうらなう大会だったが、師匠は今回の記録プラス30分の4時間半、かあちゃんもプラス30分で5時間半という見込みになった。
はてさてこのオヤジは、師匠と同じく原点に戻って4時間半でいければ御の字だ。
マラソンの後はお風呂、小僧はこれが楽しみで金魚のフンみたいにくっついてきたのだ。
スマホで調べて、柏から東武野田線に乗り換えて3駅目の逆井(さかかい)で下車して歩き、「南増尾 健美の湯」に行った。
ここならあまりランナーも多くなく、ゆっくりはいれてお風呂の種類もいろいろあり、ジェットバスで腰や腎臓のあたりをほぐしたらかなり気分が良くなった。
ってことで、風呂上りには水分と栄養補給で生、サッポロ黒ラベルで乾杯。
おいおい、走らなかったヤツが飲んでいいのかいと言うなかれ、ビールは健康のバロメーター。
飲んで美味いと感じられればノープロブレムなのだ。
そして飲みの席になると、師匠と弟子が入れ替わるのもお約束。
生ビールを4杯のんで「健美の湯」を後にし、柏に出てかあちゃんと小僧と別れ、初・柏散策。
まだ5時前でお店もやっていないところが多く、チェーン店などは行きたくないふたりなので柏の街を彷徨う。
足を引きずっている師匠に「おじいちゃん大丈夫」などといいながら散々歩いたが良さげな店は見つからず、駅の裏の方に全面ガラス張りのワインが豊富なイタリアンみたいだけれどコリアンな店を見つけ、そこに取手工場製造の一番搾りの文字を見つけ、開店少し前だが入れてもらった。
5杯目のビールで乾杯し、アサリのワイン蒸しなどをつまみに次はサミエルアダムスとシンハー、焼酎メニューは一切なく仕方なくハイボールとカンパリソーダで〆て、やはり焼酎が飲みたいと松戸へ流れる。
松戸で仕方なく焼き鳥のチェーン店に入るが、そこは焼酎がわりとあるのを前回「かすみがうらマラソン」の後に入ったので知っていた。
7杯目のビールも一番搾り、焼き鳥はたのまずナスのバター醤油焼きとなんとかのおろしポン酢で、次は「杜氏潤平」と「日向あくがれ」の白、「萬年」の黒、「ひとりあるき」、「潤の酵」、「朝堀り」とおかわりし続けいい気持ちちゃん。
もっと飲むか? 杯マスター😊酔うてはおらぬかパダワンよ😎イエス、マイマスター😆
永遠に続きそうな師匠と弟子の酒業をおひらきにして店を出てもまだ9時前、だが明日もあることだし師匠と別れ電車に。
電車に乗った途端に爆睡・・・
目覚めた時には終点上野、まいいかと目を閉じ、再び目覚めたら松戸👎
乗り換えてまた爆睡・・・
目覚めて上野!(◎_◎;)、まいいかと目を閉じ、再び目覚めたら北千住で急行待ちで停車中、クワッと立ち上がり扉が閉まる寸前で下車。
こんな爆睡はお勤め人時代以来じゃ、ポンコツのくせしてちと酒業が過ぎたか⁉️
わかっちゃいるけどやめられない、ってか、これじゃ体にいいわきゃないよ、ってね。
師匠、酒業もほどほどに👋
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