お好み夜話-Ver2

急 変

何がどうして、こうなってしまったのか?


いつもは5時6時に目覚めてひと仕事済ませたり体をほぐしたりするのだが、一昨日はベッドから起き上がれず、心配したかあちゃんが9時に飲む薬を持ってきてようやく目を開けた。

頭が重く首筋がガチガチに凝っていて、胸苦しく胃のあたりが膨れていた。

膵炎再発⁉️ と一瞬思ったが、あの七転八倒のどうしようもない激痛とはちょっと違がう。

声は擦れずにでるし、耐えられない痛みでもなく、うずくまるようなこともない。

しかし立ち上がって階段を上がると、腿の付け根、膝の上、ふくらはぎが筋肉痛のように痛み、両掌は押すと痛く、腕や脚にはぶつけたわけでもないのに青痣ができていた。

食欲はないが血圧も体温も正常、なのに眩暈で視界が暗くぼやけてきた。

こりゃダメだ。

昨夜食べたものは野菜中心、鰹のたたきが美味く味噌汁も温まり、満足して風呂に入ったのだ。

何が悪かったのだろう⁇

一夜明けたらこのザマだ。

何をする気力もなく、絶食して寝ているより打つ手なし。

首筋に温湿布を貼り、両手には冷湿布を貼って、痛み止めのカロナールを気休めかもしれないが飲んで、ベッドに横になった。

かあちゃんが心配して背中をさすってくれ、少し楽になって眠りに落ちた。


明けて水曜日、昨日よりは多少痛みもおさまったものの咳をすると腹は痛み、胃のあたりはプックラと膨らんでいる。

病院に電話した方がいいというかあちゃんをなだめて、そんなことをしたら即入院、でもやることは絶食と点滴しかないのだから、もう少し様子をみると言い張り水曜日も自主絶食で寝たきり。

横になればいくらでも寝られるが、2時間ほどで目覚め白湯を少し含み、またベッドに引き上げて1日が過ぎた。


明日はまたひとつ歳をとる。

気力が萎んでいくのをどうすることもできない。

うまくいかない、何がいけない?

焦る気持ちはまったくないが、治る見込みも定かではない。

諦めたくはないし、希望を持たなければと思う反面、これで終わらせても・・・という誘惑もある。

最悪の誕生日などとっとと過ぎて仕舞えばいい。

明日は今日よりマシになぅているだろうか?

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