お好み夜話-Ver2

けーきのいい夜

甘いものをめったに食べないオヤジが、1年に1度ケーキをお買い求めになる時期がきた。

しかもありがちなデコレーションケーキには見向きもせず、ちょっと変わったインパクトのある、甘党の人でも自らお金を出して買わないようなケーキを探すのだ。

そうまでしてケーキをお買い求めになるのは、「砲丸投げ子」嬢とかあちゃんの誕生日が2日違いなので、一緒に祝っちまえと去年ぐらいから店でやっているからだ。


まずはオーソドックスな5号のケーキを「ハマちゃん」が買ってきて、それにローソクを立ててHappy Birthday


続いてオヤジの買ってきた変わり種をカウンターの上に並べると、みんなで写メ合戦。


ガブリと食べるのをためらうような可愛らしい動物さんケーキ。

左からライオンさん、赤パンダ、白パンダ、でフクロウさん。

そして真打、味はわからないがインパクトのみで選んだ「プリンセス」と名付けられた一品。

メレンゲをじっくり焼き上げたそうで、外身はパリパリでナイフでも切りにくい。

しかし切らにゃぁ食べられませんので、エイ、ヤッと

中は柔らかめのラスクみたいで、どこかで食べたことがあるようなないような、なんと表現してよいやら不思議ーなかんじで甘い。

5号のデコレーションなんてひとりでペロリだと豪語する「砲丸投げ子」嬢も、もう食べられないというほど甘いものづくしでありました。


みんなにいろいろ頂いて、かあちゃんも果報者でございます。

あらためてありがとう

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