お好み夜話-Ver2

変化

ゴールデンウィークが終わって、仕入れをかねて合羽橋まで走った。

11月の神戸に当選したら1年9ヶ月ぶりのフルマラソンなので、それに向けて今から身体を何とかしないといけない。

今年に入ってもぜんぜん思うような走りが出来ないし、走りはじめは脹ら脛が重く、2、3㎞走らないと調子が上がらない。

ゆっくり、亀みたいにゆっくり、キロ7分から7分半ぐらいのペースで走り、身体が暖まり息が落ち着いてくるのを待つ。


振り返って考えると、降圧剤を増やされてから何だか体調がすぐれない。

確かに血圧は下がり、倒れちまうほど急激に下がったから強烈に身体に作用していたのだろうが、そんなものがいいワケはない。

倒れた結果薬が減ったが、爪の先ほどの鼻くそくらいの大きさの降圧剤でも血圧は下がったままだったから、平行して飲んでいたミミズを止めてみたのだ。

どっちが本当に身体に作用しているのか知りたかったから。

ミミズを止めたらジワジワと血圧が上がってきて、上が130~140に、下が90前後になった。

まあ最近の血圧基準では、健康体ならこの程度は許容範囲なのだけど、腎臓がヘタバっているこの身にはまだこれでは高いのだろうか ?


今月に入ってから自己判断で、鼻くそほどの大きさの降圧剤を飲むのを止めた。

ひとつには、降圧剤の量が減っても何だか体調すぐれずだったし、副作用のひとつに強烈な空腹感というのがあって、まさにその状態がずっと続いていたのが堪らなかったのだ。

さっき昼メシを食べたばかりなのにすぐに腹が減って、

「ばあさんや、ワシはメシを食べたかね ? 」

なんて笑えないドリフのコントみたいな状態が続いていた。

時々ファスティングするくらい空腹には耐性があったのに、食事制限をしているせいだけとはとても思えない飢餓感に襲われる。

鼻くそほどの大きさの降圧剤のくせに、そんなに効き目があるということは、つまり長く飲んでいたら身体に良くないということではないか ?

それとも、体内に薬の成分が残留していてまだ作用しているということなのか ?

いずれにしても、目標は科学合成された得体の知れない薬に頼らないことだから、鼻くそを飲むのを止めた。

そして再びミミズを飲みはじめた。

いやぁ、鼻くその影響は大なのか、今月に入ってから血圧は高値安定だ。

上は140オーバー、朝なんか160を越えることもあり、夜まで下がらない。

下はもっとあからさまで、100以下にならない。

血圧計のカフの締め付けが強くなり、数字を見なくても高いことがわかる。

それでも以前のように180を軽く越え、200オーバーなんてことにはならないから、それも体内に残留している鼻くその影響なのだろうか ?

ミミズは薬ではないから穏やかに身体に効いていくので、まだ体内の鼻くそと拮抗しているのかもしれない。


医者がこのことを知ったら、勝手に死んでしまえ !! と思うだろうか ?

だが、通いの兄ちゃんみたいな医者の言いなりになってくたばるくらいなら、ムダな抵抗でもしてやる。

少々血圧が上がったからといって、とくに体調が悪化したなんてことはない。

今日は仕入れをして15㎞走ったが、久しぶりにリズムがつかめて気持ちよく走れた。

息も切れなかったし、脹ら脛の回復も早かった。

薬以外の手段で、この身体を維持する術を見つけなくてはならない。

根本的に医者を変えるのも手だが、酒を少々控えることが一番なんだろう。

それが最もムズカシイのだが、酒を断つのではなく量を控えるということくらい出来なきゃ、とてもマラソンなどと言ってらんないよなぁ・・・・。

嗚呼、迷えるハイパーテンションの酔っぱらいオヤジ

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