たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

退院後初の診察 (1)

2006-10-08 | 母は乳がん?
退院して3週間程して、ついに憂うつな
診察日が来た。受付時間は8時30分~
11時30分まで。どうせ早くから行っても
2時間以上待たされるので11時30分に
ギリギリのところで受付する。
案の定、この日も外来はものすごい人で
やはり2時間待たされ順番が来る。

診察室に入ってすぐ傷を見るというので
診察室内の横のカーテンを引き上半身を脱ぐ。
着替えの間に私へ医師がプリントを渡した。
「レセプターは無かった」えー。ホルモン療法の
有効性があるかどうかのホルモンレセプターの
病理検査の結果は陰性。ホルモン剤は効かない。
ということは場合によっては抗がん剤?
ヤバイ方向へ話が行くのか..。

カーテン越しに医師は母に痛みはないかと聞く。
母は痛みと胸の硬さや不快感を訴える。

イスに戻って切り取った図を書き
「どうしてもこの傷の中がくっついてしまう
までは痛みやひきつれ感は出るんだよね」
リハビリに効果はあるかと聞くと
リンパ節を取った人には必要で効果があるが
母にはリハビリも意味は無いとのこと。
「リンパ節取ってたらもっと大変だよ。
脇はいじらなかったから、この程度で済んでる
んだよ」リンパ節郭清なんて受けようとは
初めから思っていない。まるで医師自身が
切らなかったことを感謝しろという風に
少し感じるような言い方だと母も私も思った。
(だったら温存ならもう少し楽なんでしょうに
なぜ先生は出来ないの?と言いたくなる)

「皮膚の塗り薬出そうか?」と医師。
私「どんな効果のある薬なんですか?」
「傷の炎症を治していく」ものだというので
気休めだとは思うが処方してもらう。

「やっぱり乳がんなんだけどホルモン剤は
効かないから..(この人、もったいつけて
言う。結論から言えばいい。医師の中には
こういう人が多い。意地悪?)

この時の話しの内容を前々から考えてどれだけ
ドキドキして緊張していたことか。
メモ用紙に「腫瘍マーカー」と書いた。
母が私を不安気に見て「何?」と小さい声で
聞いたのでとりあえず「採血するの」と教えると
すかさず医師は「採血」と書き加える。
(母はここで私に聞くんじゃなくて
目の前の医師に「それは何ですか?」と質問すべきだし
医師も患者に「がんに関係する血液の検査で
採血です」くらいの簡単な説明をすべきだ。
もちろん、もっと詳しく教えるのが本当だろう。

患者はその時その時「ん?何だろう?」と思ったら
すぐに質問しなくてはいけない。聞きにくい、時間を
取らせてしまうと気を使うのが患者。
そこは医師がきちんと、わかるように話すべきだ。
私もここでミスをした。私が母に簡単に採血と
言わず「先生に聞いてみよう」と言って
医師の口から詳しく話させるべきだったが
良く解釈するなら、医師も私が普通の患者家族
よりも詳しいことをわかっているので省いたと
いうことかも)

「それと画像検査」マンモグラフィーが2度と
イヤな母はここはすかさず「何ですか?」
CTと骨シンチで母はホッとしている。
次回の診察は来年の4月。6ヶ月先。
やはりこれは結構、安心していいという意味だろう。
             (続く..)






 




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