たらったら♪生活

10年前の子宮頸がん2b放射線単独療法経験日記

病理組織検査~病理医からの報告

2006-10-10 | 母は乳がん?
手術後の切除部位から組織診、補助療法の
有効性があるかどうかの病理検査を行った
病理医の結果報告をプリントで主治医から
渡された。

ほとんど英語であるにも関わらず
医師からそれについての詳細説明は
なかったので自分でネットなどで調べてみた。


―病理組織検査結果―

採取日  受付日
患者NO  氏名   年齢
性別
科名 外科

臓器/材料 乳房

診断:乳がん

摘出した腫瘍から4つのプレパラートを作り
そのうちの1と2のプレパラートは
浸潤性乳管がん            ←一般的なありふれたタイプのがん
組織型 乳頭線管がん 
細胞変化 リンパ管(-)血管(-)  ←どちらも腫瘍細胞なし

3のプレパラートは 
浸潤性乳管がん 
組織型 乳頭線管がん
細胞変化 リンパ管(-)血管(+)  ←血管の中に腫瘍細胞があり

4のプレパラートは
浸潤性乳管がん 
組織型 乳頭線管がん
石灰化あり
細胞変化 リンパ管(-)血管(-)

1~4のどれの腫瘍細胞はがん細胞としては
細胞の異型は強くなく悪い顔つきはしておらず
悪性度は低いと思われる

―追加報告―

免疫染色結果

HER-2 score:0      ←陽性反応があると悪性度が高く
                進行が早いので早期の処置が必要
                
E R:陰性(陽性率:0%)   ←エストロゲン受容体   陰性
                プロゲストロン受容体  陰性
PgR:陰性(陽性率:0%)    ホルモン療法の有用性は低い。


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報告内容全部を訳して記述するのは
大変で専門家でなければわからない部分も
あるので省略もある。
「大体、こんな感じらしい」ものだ。
(病理医本人でないから正確ではない)

医師も詳しく説明しなかったのも
本当に14ミリのしこりのうちがん細胞変化は
わずかで(異型は強くない)悪性度も低く
抗がん剤の必要性、効果についても
陰性でホルモン受容体なしということから
補助療法もせず6ヶ月後の経過観察と
なったようだ。

(どうせ渡してくれるなら患者にわかりやすくして
くれればいいのに)

血管に見つかっているのと石灰化があるのは
気になるが..まあ、深刻ではないので。

病理組織検査は興味深い。
微妙な細胞の違いから誤診も多いが
切り取ったしこりから直接診ていくので
説得力もある。
素人には難しくてわからないことも多いけど
知ることが出来れば自分のがん、今後や
治療の必要などを決める重要な情報。
自分のがん、自分のことだから
ぜひとも患者に渡すべきだ。

今回、すべての検査結果はプリントで
渡してくれたので(CT、マンモグラフィー、
骨シンチは、それぞれ放射線画像診断科医に
よる診断報告だったし)それだけは患者自身が
納得出来るし検査履歴として管理し
セカンドオピ二オンにも使えて良い。
3年前の私の時にはこんなサービスは
無かった。最近の傾向だろうか。


 


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