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悪妻、恐妻!フィリピン妻Ⅱ

フィリピーナ嫁との生活と日常

エンジョイ貧困16

2013年01月26日 | フィリピン

誰か仕事にありつけた日はちょっと豪華に“TANDUAY” ラム酒です。

小瓶が15P、中瓶25P、ロングネック(750ml)45P位だったと思います。

此処の飲み方の基本は屋外道端、小さなテーブルを囲い、アイス、水、グラス2個を用意します。

飲み仲間は4人、大抵何時も同じメンバーですがそこに、ランダムでいろんな人が加わり6~7人になります。

年齢層も色々で下は16歳から上は65歳です。

 

中の一人がバーテン係になります。

まず“TANDUAY”を持ちボトルをひっくり返しビンのそこを平手で叩きます。

次にスクリューのキャップを回してあけます。

次にそのキャップにTANDUAYを注ぎテーブルにおきます。

なぜなのか判りません。キャップの中身は飲みません。

 

ボトルが小瓶のときは、キャップは開かずナイフで×印に穴を開けます

これは少しずつしか注げないようにしているようです。

 

まずアイスを割ります。

ビニール袋で凍らせたアイスは1Pでお店で売っています。

アイスを隣の家のブロック壁に叩きつけて割ります。

一つのグラスにアイスと水を入れます。

もう一つのグラスに氷を入れ40mlほど酒を注ぎ、バーテン係りが初めに飲みます。

右手に酒、左手に水をもち、酒は一気に飲み干し、

左手の水を少し飲みます。

 

二人目もバーテンは酒のグラスに同じ分量だけ酒を注ぎます。

時計回りで順番に同じグラスを使い皆、同じように飲みます。

これがゆっくりと延々と続きます。

 

 

飲みながら、色々な話をみんながしてくれます

近所の噂話、若い頃の武勇伝、山下の財宝の話、等

うそのような話でも本気で話してくれ皆も聞き入ります。

 

通りすがりの友人には「HOY!SHOT!」といって酒を勧めます。

丁重に断る者等色々ですが、

一杯飲んでいくのが呑み助の礼儀のようです。

 

お金も無くなり、飲みたらない場合は

買いに行きますが勿論“つけ”借金です。しかしこの近所で“つけ”は大変です。

近所の店はどこも“つけ”だらけなので売ってくれません、少し離れたつけのきく店で買ってきます。

フィリピン人は“つけ”で売ってくれない店をケチと言い出し

自分の借金は当然のように正当化します。

仕事が無いのだからお金は無い、お金が無ければ払えない、仕方ないだろう

といった感じです。

この“つけ”で潰れてしまうお店もかなりあるようで同情してしまいます。

 

 

ダバオは午後2時を過ぎるとお酒は販売できません。

2時を過ぎて酒がなくなるとお開きです。

明日も飲むぞと約束をして帰ります。

 

元警官、元軍人、一度も定職に付いたことの無いもの、

日雇い大工、学生、仲間は色々です。

 

身体にいい飲み方ではありません。

みんなが危ない、危険と言っていた地区ですが

3年間、何のトラブルも問題も無く平和に過ごせたのは

こんな生活をしていたからに違いないと思っています。

 

今はとてもこんな飲み方はできません

フィリピン人は肝炎、結核等の病気を持つ方が多いので

この飲み方は危険かもしれません。

此処での病気は大変です。

ご注意ください。

 

注)エンジョイ貧困は私の10年ほど前の話です。

 

 

 

 

 


エンジョイ貧困15 

2013年01月19日 | フィリピン

ダバオに居た頃、近所の友人3人が

「フリーのコンサートがあるから行こう!」と言うので

「タダならいいョ」と即答

誰のコンサートなのかと聞くと

エプリルBOYとシャコールと誰と誰とか言いますが忘れました。

会場は大学のグランドです。

ジプニーに乗り込みましたが友人のグレッグが

小声で「お金あるか?」と聞きます

みんなが答えます

「ワラ」

おいおい!ジプニーに乗っちゃったよ!?

友人3人は小声で

「タクボー」とうなずいています

私にはどうするのか判りません

会場に近づくと

グレッグが

ワン ツゥー スリー タクボー(逃げろー)!!!

と声をかけると

3人がダッシュでジープから逃げて走って行きます

意味が分からなかった私は

「エッ」 おいおい説明してからにしてくれ~

少し遅れて同じように逃げました。

友人たち2人は30歳代、グレッグは46歳、その時の私40歳

いい大人が4人分のジプニー代16ペソも誰一人持っていませんでした。


会場に着くとすごい人です。

ペプシ主催のコンサートのようですが入口の様子がおかしい

グレッグが何か話しています。

戻ったグレッグが

「無料コンサートじゃない、入り口でペプシコーラ15ペソで買わないと入れない!」

ジプニー代もないのに4人分60ペソもある訳ありません。

諦めていると3人が

「こっちだ」と呼ぶのでついていきます。

会場の裏手に回り、設営テントの隙間から、ほふく前進し中に入ってダッシュで人ごみに紛れてしまいました。

唖然としている私をグレッグが「早く来い」と呼ぶので

同じように潜りこみ立ち上がると

ショットガンを私に向けて構えるおじいさんの警備員です。

ビックリした私は「No No No...!」手を挙げて逃げました。怖かった~


コンサートはしっかり見ました、盛り上がってよかった~!





エンジョイ貧困14

2013年01月14日 | フィリピン

今回は近所のポクポクのお話(10年前ですよ)

ポクポク=売春婦ですが、私の住んでいたダバオのあるバランガイにもたくさんのポクポクが住んでいました。

夜になるとダウンタウンまで出かけポクポクのグループごとにエリアがあるらしいく

数人がかたまり道端に立っています。

通り過ぎる男達に「チックス!」と言い客を探すのです。(ルソンでは聞かないですね)

価格は300ペソ位から相手を見て値段交渉ですが、ここでもバクラが出てきます。

日本人価格は1000ペソ位、その半分をバクラがピンハネです。

ある時、近所に来た日本人がそういう所へ案内してくれと言うので連れて行くと

フィリピン人の友人の彼女が立っています。年は19歳

彼女は私に気づきましたが、悪びれも無く私に手を振りこちらにやってくるではありませんか。

「彼には内緒ね」と笑いながら言います。

つい先日友人宅で飲んでいた時にこの女の子にあったのですが。

ビックリしました。見た感じはおとなしそうでスタイルもよくとてもポクポクには見えませんでした。

彼と仲良く終始ラブラブでしたが、これが彼女の仕事でした。


近所の夫婦にも、どう見てもハーフの子供が居るフィリピン人夫婦が居ますが

あまり気にしないのかなフィリピン人は???

堕胎が禁止されているフィリピンだからなのでしょうか

私には理解できません。


がっかりしたマキリン温泉ホテル

2013年01月04日 | フィリピン

以前カランバに住んでいた頃からよく行っていたマキリン温泉ホテルへ大晦日に行ってきました。

2011年の大晦日も行き、今年は10月に予約を入れ長男は長い間、楽しみにしていました。

しかし、今回はとても残念でガッカリでした。

まずチェックインですが予約が入っていないとフロントのスタッフがいいます。

ここまで来て~おいおいです。

ウダウダとみんなで責任逃れをし、待たされる待たされる。

何とかしますとの事で待っていると部屋を見て下さいと言われ確認しました。

フロントに戻りチェックインをしようと記入用紙を見ると価格が書いてありません。

予約した部屋より高い部屋でしたので「予約した部屋の料金でいいですか?」

と確認すると「いいえ」と答えるではありませんか!

私が「部屋が無いのはそちらのミスです。料金を合わせてください」と言いました。

この時点で短気な私はかなりイラついていました。

何とか予約の部屋の料金に合わせてもらいチェックインし

展望風呂へ長男と行きました。

しかし、今日は満室なのに展望風呂の大浴場には湯がありません。またガッカリ

 

今度は長男がお腹がすいたと言うのでレストラン麻布(ホテル内のレストラン)へ

何が食べたい?と長男に聞くと「刺身」と言うので刺身定食をオーダーしましたが

出てきた刺身はこれです。

生では食べられない

マグロは色が変わり茶色、サーモンはべちゃべちゃ、赤貝は臭い、ウニは乾燥しかけ、エビはぱさぱさ

もう文句を言う気にもならず子供は可愛そうにライスだけを食べています。

途中、悪妻がきてコンプレーンしてそのまま返品です。

オーナーは年配の日本人ですが、この状況知らないのですかね。

知人に「マキリン温泉はいいですよ~」と個人的に宣伝してきましたがもうやめます。

おなかでも壊したら大変ですからね~

温泉につかり、美味しいものを食べ、のんびり過ごそうとやってきたのに

気に入っていた温泉でしたが今回は本当に

ガッカリでした

オーナーさん、頑張って改善してね。