朝の餌を完食したハクが元気に食後の散歩に行き、しばらくしてシータと子犬達が外へ。
仲良く遊ぶワンコ達を幸せな気分でコーヒーを飲みながら眺めていると。
「キャンキャン」と犬の鳴き声が聞こえてきました。
「あれ、変な鳴き方だけどハクじゃない?」
UncleBeeが声のした方を探しに行くとハクが倒れていました。
橇に乗せられて帰って来たハクは、すでに瞳孔が開き舌がだらりと垂れ下がっていました。
「ハク!ハク!!どうしたの!!!」
まだ胸は動いていたので、一生懸命体を撫でマッサージしました。
少し胸の動きが規則的になり、瞳孔もしぼんできたけど舌は出たまま。
でも口を動かして何か言いたそうな(私には)様子に見えました。
そして胸の動きが止まりました。
もう突然のことに泣くしかありませんでした。
UncleBeeと一緒に泣きました。
2010年7月31日。
失踪したカンタに似た犬が北見の保健所にいるという情報を元に見に行ったら、犬種は同じだけど違う犬。
でもこのままでは殺処分ということで、引き取って来た日でした。
スレンダーだった頃
野良時代よほど辛いことがあったらしく、最初は食べ物に異常なほど執着し、首輪も着けさせず、まして体は特に下半身には絶対触れさせませんでした。
雨や雪で体が濡れているのでタオルで拭こうとすると、「ウーー」と唸り逃げます。
換毛がすごくコームで取ろうとしても「ウーーーー」
蠅たたきを持っても逃げる。
それが日が経つほど体中撫でられるのが好きになりました。
でも、換毛は隙をみて指でつまむけどそれが限界。
換毛期はまるでボロ雑巾のような風体でしたっけ。
最後まで物で体に触れるのを嫌がりました。
だから濡れてもそのまま。
私が何かを食べているといつの間にか傍に来てじっと見つめての催促。
すると他の子も一緒に待っている。
我が家のおやつ係でした。
小指の先ほどに小さくしたお菓子や肉の切れ端をもらって満足していました。
朝仕事に行く私と一緒に外に出て、デッキの階段のところで
「ハク、行って来ます。お留守番ね」というと、そこにお座りして雨の日も雪の日も私が車に乗るまで見送ってくれました。
人が大好きでお客が来ると「キャンキャン」と甲高い声で、ピョンピョン飛びつき、くるくる回って大歓迎。
お客の車が出ると柵の内側を途中まで走ってお見送り。
門から出てしまい、呼んでも来ないときは車のドアを開けると飛び乗りシートでまったりとしていました。
でも、そのあとのシートは毛だらけ。
出かけるので家に入れたいけど呼んでも来ないとき、UncleBeeが「ハク呼んで」
そこで私が一声
「ハク――おやつ!!」
どこにいてもすっ飛んで帰って来ました。
約束は守りちゃんとやりましたよ。
こんな寝姿も見せてくれてました。
地味な子だったけどこうやってあとからあとから湧き出す思い出。
ハク。
バイバイね。
大好きだったよ。
どんな子でも我が家に来ればみんな可愛いですものね。
特にハクは良い変わり方をしてくれました。
良い思い出を残してくれました。
幸せだったに違いないですよね。
ジジも長寿を全うして介護でき良かった。
でもあまりにも突然な死と向き合うのは辛いです。
思えば私のお知らせした情報がきっかけで引き取って下さってもう七年ですか。月日の経つのは早いですね。
表情や仕草を見れば、どのような暮らしだったかうかがい知れます。
突然の最後でしたがハク君の第二の犬生を幸せなものにしていただいてありがとうございました。
辛い前半も忘れられたのではないでしょうか!
終わりよければ、全て良し!
涙が出ます。
本当にありがとうございました!
そして、天国でもありがとうって、言ってる事でしょう!
カンタとは全く違うハクでしたが、とっても良い子でした。
こちらのほうこそお礼を言いたいです。
ハク、うちに来てくれてありがとう。
熊兄さん、情報有難う。
本当に本当にありがとうございます。
歴代の犬達のほとんどが引き取り犬でしたので、それぞれトラウマを抱えていましたが、
ハクはその中でもよほど辛いことがあったと思います。
でも、本当に良い子でした。
幸せだったと信じています。
有難うございました。
なんとお声がけして良いのか分からず、遅くなりました。
中村家で過ごせた幸せな日々の想い出を抱いて、天国へ旅たてたと思います。
別れとは悲しいものですね。
いつかは別れが来るとは思っていましたが、突然すぎたので悲しみはまだ癒えません。
T.manatsuさんを含め、皆様が我が家に来て幸せだったと言ってくださることで救われています。
おやつを分けるにもハクをまだ勘定に入れてしまい、ついほろっとしてしまいます。
有難うございました。