酷暑のなか、ここへ行ってきました。
巨大な鳥居です。ここは九段坂上、そう靖国神社です。
都内の多くの寺社仏閣の中で、もっとも外国人観光客の少ない神社かもね。
東洋系の観光客は殆どいなくて、アングロサクソン系が少々。
本殿前です。
なぜ、この暑い時期にわざわざここへ来たかというと、けっこう深いわけがあります。
国のために亡くなられた御英霊に対しては海上自衛隊の時代、千鳥が淵の国主催の慰霊行事に海上自衛隊代表儀仗隊として数回参加しています。
ただ、ここ靖国神社には来る機会がなかなか無かったので、今回の機会(父の三回忌)を逃すまいと、訪れました。
なぜなら、ここへはuncle beeの会うことの叶わなかった祖父が祭られているからです。
祖父は、仏にもなったかもしれませんが、ここで神にもなっているはずです。
子孫として、本来ならばもっと頻繁にお参りするべき所、やっと来ることができました。
ここへきたなら、ぜひともお礼の心をささげたい碑がありました。
ここです。
ラダ・ビノード・パール判事
東京裁判で唯一「国際法に照らして、全員無罪」と唯一発言してくれた方です。
ちなみにインド人です。
日本への大規模な空襲や原爆投下など非戦闘員の大量殺戮、そして憲法の勝手な押し付け、ならびに東京裁判。
どれも重大な国際法違反です。
でも戦勝国には世界が沈黙してしまった。
でもパール判事だけは、国際法の正しい解釈をきちんと述べられた方です。
もうひとつ。
軍馬と軍用犬も英霊として祭られています。
写真には撮れませんでしたが、伝書鳩の碑もあります。
この感覚は、日本人的で好きです。しっかり拝ませていただきました。
何しろ神様ですから。
なんだかここへ来ると、命を捨ててこの国を守ってくださった方々に、じっと見られているような気がします。
「お前たちは、われわれの残したこの国でどんなことをしているのだ?」
「どんなことをかんがえているのだ?」
間違いなく彼らの血脈の中に我々日本人はいます。
果たして、彼らの残したかった日本に、我々はしてきたんだろうか。
酷暑の中、心の中に冷たい風が吹き込んだような気がします。
気温差20℃です。
時差ボケじゃなく、気温差ボケが始まってます。