急いで暮らしてた今まで!

2009年4月、長旅を終えた翌日の写真です。

写っている三頭、カイ、リン、ユパはもう亡くなりました。

老犬と中古のデリカ、そしてこれに古いキャンピングトレーラーを引いての長旅だったので、急いでいました。

「車が壊れる前に、犬たちがポックリ逝っちゃう前に何とか目的地に！」って気持ちでしたから。

そしてこの日から今日まで、ずーっと急いで暮らしていましたね。



まずは開墾。

冬までに何とか暮らせる家を作るのが目標でしたから、生まれて始めての原野への挑戦でした。

いつも言っていた事は「のんびりゆっくり」でしたが、そう言いながらも実は急ぎまくっていたのが現実でした。

夏には、家作りも開始。



ギリギリセーフで最初の冬も越せました。

そしてこの家に住みながら、三度の冬を乗り越えました。

その間、新たな開墾と母屋作り。



まだこのときは前回患った腱鞘炎が残っていました。

でも「急げ急げ」って心のどこかでいつも誰かがけしかけていたような気がします。

だって、丸一年部材を野ざらしで置いてましたからね。

あせってました。

部材の山を眺めながら「ねえ、大丈夫なの？」って奥さん。

「大丈夫だよ」って言うしかありませんよね。

もうすでに部材は海を越えて目の前にあるんですから。

そんなこんなで、口とは裏腹にあせりまくって急ぎまくった三年半でした。

でも、もう急ぐ必要は無いんですよね。

仕事は山ほどありますが、あとは本当に「ゆっくりのんびり」して行こうと思います。

のんびりする為の移住だったし、その為の家作りでしたから、その目的に今後は沿って行けます。

でも、この三年半の急ぎ癖がなかなか抜けないで困っています。

今後は真剣にそして一生懸命、のんびり暮らすことに慣れていこうと思っています。