なんとかなるさ~

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最近見た映画2つ

2022-05-17 09:42:00 | 映画
仕事の疲れが抜けない…とぼやいている割には映画を見る時間も、
そのことをブログで更新する時間もある。
要は疲れている割にはあまり働いていません。

本題に戻って、先週末二つ映画を見ました。
どれもブログやフェミニズム系サイトで話題になっていたもので、
どこかで配信されないかなぁと待っていたし、ある程度内容は理解していたもの。
でも二つともいい意味でその期待というか推測を壊してくれました。

一つは『プロミシング・ヤング・ウーマン』。




見るのも痛々しいようなシーンがあるんじゃないかと少し心配だったけど、
配慮しているのか、主人公の表情と音声で表現されているのも良かった。
親友の復讐や社会全体の女性への偏見に対する怒りしか頭になかったような主人公が、
大学の同級生に会って、少しずつ変わっていくんだけど、それも結末への伏線で、
そうだったのか…と驚かされます。
見終わった後、なんとも言えない気持ちになるけど、衝撃的でもあり、身につまされるものでもありました。

もう一つは『17歳の瞳に映る世界』。



こちらは衝撃的というより淡々と話がすすむ感じ。
主人公の高校生が妊娠して、住んでいる州では親の許可がないと中絶手術ができないので、
親友でもあるいとことニューヨークまで行くというもの。
男性が女性を性的対象としか見ていないというか、見下しているようなシーンがちょこちょこ織り込まれていて、
ほんと〇〇だな、と改めて思い知らされます。

ほぉ〜と思ったのは、主人公の妊娠についても間接的にしか触れてないこと。
相手が誰なのか、どういう関係なのか、は描かれていないくて、
オリジナルのタイトルになっている Never Rarely Sometimes Alwaysと答えるシーンでだけ、
表現しているんです。
ここでまたほんと〇〇だな、と思ってしまう訳ですが、もうね、ツライです。

以前参加した性教育のセミナーで、性行為の目的は3つあると学びました。
1:生殖、2:愛情表現。
3はなんだ?と思って聞いていると、支配欲なんです。
自分の望みに応えさせるためだったり、自分が立場的に上なんだと示すため。
恐ろしいけど、残念だけど、3も結構あるのが現実。
そしてもちろん3には同意はない。

性行為に関して、女性が受動的立場に追いやられてしまうことがほんとに悔しいです。
アメリカでは中絶合法化が危ぶまれている状況にもあり、
日本は相変わらず性教育に消極的。
微力ではありますが、今期も授業の合間に性的同意の動画を見せようと思います。




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