死ぬな！殺すな！

２００５年の１０月にも同じタイトルがあるけれど、「死ぬな！殺すな！」
実は、これは、自宅から巣立って行く娘に送った言葉である。

親としては、わが子達に望む、一番シンプルな願いである。
自らだけでなく、不慮の事故、病気・・どんな事があっても、家族には先立たれたくない・・・。
そして、故意はもちろん、過失などによって、他人さまを傷つけたり、命を奪ったり・・・そんなことが無いように、心して生きて欲しい。

自分の仕事関係のＨＰに、
「自然の生き物は生きてること自体が美しい。」との書き込みがありました。
なんとも、素晴らしい感性あるお言葉。

「ほんとですね、人間以外の動物は、生きることを目的に生きているからかも知れませんね。」
・・・とコメントを返しました。

今日、午後、来客がありましたが、その方と何度もの大きな手術を乗り越えた共通の知人の話を、
すごいよね～、がんばったよね～・・・と、話していて。
こういうのって前向きって言うのと違うなあ・・
生きるためには、向かってくる困難をも、空気と同じ様に呼吸しなきゃならないんだよなあ～・・と思いました。
私は、この知人の生き方を美しいと思う。

生きるために生きている人々もまた、自然の生き物の様に美しい！

なのに、美しい生き物を、踏みにじるのは、自分に与えられた「生」というものに満足せず、より大きな快感や欲望を満たそうとする者たちです。

きっと、殺されて困る大切な人が、この犯人達にはいないのだろうなあ・・・そうでなきゃ、こんな風に、他人の生を踏みにじれないでしょ！？

秋葉原の事件で、人々が家族に望むこと、その中でも一番シンプルな願いが砕かれた方々が、何人もいる。

どうしたら、こんな悲劇が無くなるのか？

目の前の家族を愛せず、ディスプレイの中の世界に依存していく・・・
ＰＣの中でいくら刺しても、返り血を浴びることは無い・・・
・・そろそろ、インターネット上のコンテンツに、もっときちんとした法規制が必要なのではないかな？

死ぬな、殺すな・・・このシンプルな願い・・真剣に取り組まなきゃならない時代なのだと思います。