うみくら通信

四日市を流れる海蔵川をメインフィールドに活動する海蔵川探検隊・うみくらの活動ブログです。

カニ・カイパラダイスin高松干潟

2014-06-30 19:19:34 | 日記

みなさま、こんにちは。  梅雨だというのにあいかわらず雨が降らず蒸し暑い日が続きますね。

さて、今回は四日市市環境学習センターさんのお手伝いスタッフとして高松干潟にて6月28日に開催されました「カニ・カイ パラダイス」の模様をお伝えします。

高松干潟は三重県最北の干潟で朝明川河口に広がる干潟で三重郡川越町にあります。 詳しくは下記リンクの「高松干潟を守る会」のホームページをご覧下さい。

http://takamatuhigata-kawagoe.jimdo.com/

 

 さて、当日は朝から雲行きが怪しかったのですが、集合時間ごろには薄日が差してきて、無事に観察会が実施できました。 今回はわたくしは完全に裏方として今回の先生たちのサポート(荷物運びなど)をさせていただきました。 

 親子あわせて約50人ほどが参加されており、みなさん、はやくカニを捕まえたくて仕方がない様子です。

初めに三重県鈴鹿水産研究室 の国分先生がアサリの水浄化実験をしてくれました。その日の朝に白子漁港で採集した赤潮のビンの中にアサリをいれて水がどの位綺麗になるかを見てみます。 これは時間がかかるのでこのまま置いて干潟から帰ってきたら結果を見てみることにします。

 

干潟をよく見るとあちらこちらにいっぱい穴が空いています。その一つ一つにカニが隠れています。上の写真のカニはチゴガニの巣穴です。 静かにして待っていると穴から出てきて白くてよく目立つ両方のハサミを上下に振る「ウェイビング」と呼ばれる行動をします。

 

他にもいろいろな生き物を観察できました。  お手伝いしながらしっかり勉強させていただきました。

参加されたみなさま、スタッフのみなさま、お疲れさまでした。 また次回もよろしくお願いします。


川の先生in富田小学校

2014-06-30 19:16:10 | 日記

みなさま、こんにちは。 今日も暑かったですね! ここのところ、梅雨なのに雨が非常に少ないです。 われわれからしてみれば、観察会等が予定の日程で出来るのでありがたいのですが、気象学的にみれば、後半で豪雨などの災害をもたらす様な大雨が心配です。

 さて、今回は昨日6月24日に行われた富田小学校での川の水生生物調査の模様をお伝えします。僕は今回川の先生として参加させていただきました。

 「川の先生」は、小学校などで子どもたちに、川や川にすむ生きものの魅力を伝えるために水生生物調査の指導と安全管理を行います。
初心者の方や女性の方など、子ども好きな方ならOKです。 ・・・ 四日市市環境学習センターの募集チラシより。

といいう趣旨の元研修を修了した人には「川の先生 認定証」が頂けます。 学校の授業時間なので当然平日なのですが興味のある方はぜひ来年度受講してみてはいかがでしょうか? 

 それでは早速本題の富田小学校の話題にもどります。

当日は朝からいい天気だったのですが、大変蒸し暑いひでした。 4年生は3組までありその中の僕は2組の担当です。

調査場所は3か所に分かれていて我々2組の場所は学校の真横です。 あっ、今回調査する川は十四川です。春には四日市では僕のフィールドである海蔵川と並んで桜の名所として知られています。 しかし川幅は4mほどしかなく、コンクリート3面張りの川というより用水路のような感じの川です。

川に入るのも脚立を使って降りていきます。 水深は15cmほど、住宅街を流れる川なので匂いも少々ドブ臭いです。川底には藻がいっぱい生えており、藻をすくいながらの採集となりました。

早速生徒のみなさんを川へ降ろして調査開始です。 さて、何がとれるかな?

 およそ30分ほどの調査を終えて生徒さんたちを堤防の上へ整列させて採れた生き物を分類します。

 さすがに今回も富栄養化した川なので採れた生き物を分類していくと、やはり「とてもきたない」川になってしまいました。 過去3年間やっているのですがいままで全部水質は「とてもきたない」でした。

 

学校へ戻って各組の判定結果を見ると、2組・3組は「とてもきたない」に、1組だけなんと1ランク上の「きたない」という判定結果が出ていました! 1組の調査ノートを見てみると我々2組より少し上流なだけで採れた生き物が随分違う事がわかりました。ウナギも採れたようです!

 来年も再来年も毎年この調査を行っていき、少しでも水質ランクを上げれる様、今日の話を子供から聞いた周りの大人たちが少しでも日々の行いに気を付けていただけたらと思います。

 

 

生徒のみなさん、先生方、四日市市環境学習センターのみなさん、そして川の先生のみなさま、暑い中お疲れさまでした。

次回もまたよろしくお願いします。


鵜川原小学校「海蔵川探検」2014

2014-06-19 18:22:38 | 日記

みなさま、こんにちは。 今日は雨も上がりやや蒸し暑い一日でしたね。

さて、今回は6月19日に行われた鵜川原小学校による「海蔵川探検」の模様をお伝えします。

昨日降った雨も上がり朝から日がさしていましたが、川の様子を見ないとなんとも落着きません。 ちょっとうみくらのスタッフと待ち合わせ時間の打ち合わせがうまくいかず、少々時間が早かったのですが川の様子を見に走り出しました。  

 昨日の雨程度なら増水もしていないだろうとは思っていましたが、川を確認してようやくホッと一息つけました。濁りもなく絶好の観察日和です。

                                       前回の事前レクチャーで川行きモード全開の子供たちの視線が「早くー、川へ行こ!」と鋭く突き刺さるのを尻目に、安全に関わる事項順番に説明し、最後に川の堤防で生き物を捕まえるコツを教えていよいよ川へGO!です!

最初は川へ入った階段近くにみんな集まっていて1班だけが上流のおいしいところを独り占め状態です。

だんだん川へ慣れて来たのでみんな上手に均等に分かれて「入った!」「でかい!」とか良い声があちらこちらにで響いてました。

あっという間に川から上がる時間がやってきました。さて何が採れたかな?

採れた生き物は各班で自慢の1匹を、さかな、昆虫、エビ・カニ・貝、その他、に分けた水槽とバットの中にそれぞれ分けて入れてもらいました。

その生き物を順番に解説していき、記録係りの人に探検ノートに記録してもらいました。

今回の一番の大物は体長約15cmのドンコです! おそらくこの場所の主でしょう。他にもカワムツやオイカワ、アメリカザリガニ、サワガニなどの各班自慢の1匹で盛り上がりました。

 本日採集できた生き物は・・・

 水温20.5℃

 ドンコ、カワムツ、オイカワ、カワヨシノボリ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、アオハダトンボ(成虫)、コヤマトンボ、アオサナエ、ヤマサナエ、  ヒゲナガカワトビケラ、モンキマメゲンゴロウ、ナベブタムシ、カゲロウのなかま、トビケラのなかま、アメリカザリガニ、ヌマエビ、カワニナ、サカマキガイ、おたまじゃくし(トノサマガエル)

以上でした。

 参加された4年生のみなさま、先生方、暑い中大変お疲れさまでした。 みなさまのおかげで天気も良く気持ちよく観察会を実施出来ました。 また来年もぜひよろしくお願いします!

 

 


鵜川原小学校「海蔵川探検」下見

2014-06-17 18:14:01 | 日記

みなさま、こんにちは。 ちょっと梅雨曇りの一日で明日は雨みたいですね。

昨日は鵜川原小学校「海蔵川探検」の下見調査を行いました。今回はその模様をお伝えします。

下見場所は昨年実施した場所と同じく鵜川原小学校よりおよそ1km上流のところです。  この場所は水深もやや浅く、上の写真のように川原状に葦が茂っており生き物の絶好の隠れ家があるので、子供たちでも様々な生物を採集出来そうなので今回もここに決定しました。

 

                        また今回の川へのアプローチ方法ですが、ちょうど左岸側に階段があるのでここを利用します。  昨年は階段を降りたところの水深が深く子供たちには危険だったため、右岸側より梯子をかけてそこから川へ降りていきました。 そのために全員が降りるのに時間がかかったのを思い出しました。 今年はこの場所の水深も浅く少し注意すれば安全に川へ昇降できそうです。

 

                        早速先生方にも川へ入って頂き生き物&安全確認をして頂きました。

ここ最近雨が降っていないので昨年より水深も浅く、川底に藻がいっぱい生えていました。 しかし明日が雨模様なのでどれくらい降るか少々心配です。

                        上の写真はアオハダトンボです。 今の時期、数匹が飛んでいました。ハグロトンボとよく似ていますが、発生時期がこちらの方が早いです。メスの羽に白い点(偽縁紋といいます)があるので見分けがつきます。環境省のレッドデータカテゴリーでは準絶滅危惧(NT)に指定されています。

今回確認出来た生き物は・・・

ドンコ、ヌマエビ、スジエビ、カワヨシノボリ、ハグロトンボ(ヤゴ)、アオハダトンボ(成虫)、アメンボ、シマアメンボ、サカマキガイ、アブラハヤ(稚魚)、おたまじゃくし(ウシガエル)、コシボソヤンマ、キイロサナエ、モンキマメゲンゴロウ、コオニヤンマ、チロカゲロウ

以上でした。

暑い中ご参加くださいました先生方、大変お疲れ様でした。 

次回はいよいよ探検です。 天気がいい様にお祈りします!

 


少年自然の家 グリーン隊第3回「川の生き物調査」

2014-06-15 10:06:17 | 日記

みなさま、こんにちは。 今日も梅雨の中休みで暑い一日にないそうです。

 

 さて今回は、昨日6月14日に四日市市少年自然の家にて行われましたグリーン隊の第3回活動、川の生き物調査の模様をお伝えします。

グリーン隊とは少年自然の家でその季節でしかみられない自然や生き物にふれあいながら、自然環境の大切さを学ぶ講座です。

昨年は野鳥観察会でお世話になり、今回は川の生き物観察会でお世話になります。

グリーン隊第3回活動は1泊2日の予定で川の生き物観察は1日目に行いました。

                      いい天気に恵まれました。今日も暑くなりそうです。いよいよ川へ向けて出発です。

                          川に着いたらまず、腹ごしらえ。 昼食を食べてから川へGO!

                      しかーし、この好天続きが災いして肝心の川の水量が・・・。もはや川ではなく水たまり状態に。 はたして無事にこの観察会を終了する事ができるのでしょうか? 少々心配になってきました。_(汗)

 

                         でも川に入らないと何がいるかわかりません。 早速いつものように川幅、水深、水温など川の様子を調査します。

                        簡単に生き物の採り方やいる場所のアドバイスを行い、いよいよ調査開始です。さー、何が採れるかな? 今回は初めての場所なので、 個人的にも興味深々です。

およそ1時間ほどで調査終了。その間あちらこちらで「うぉー!大物ゲット!」「なんか入った!」など歓声が辺り一帯に響いていたので、何が採れたか期待しちゃいます。

                     各班のバケツの中を見ると、いるわいるわ。  こんなにたくさんの生き物がこの水の中に居たのかと感心します。上の写真はほんの一部です。

                         中にはこんな大小のイシガメコンビをゲットした隊員もいました。 でも大きいイシガメの前足が無くなっていました。

この後、何が採れたか確認作業&解説に入りました。    さすがに上流部だけあってきれいな水にいる生き物が沢山いました。ヘビトンボの幼虫も久しぶりにみました。

今回確認できた生き物は・・・

タカハヤ、アブラハヤ、カワムツ、ヨシノボリsp、ヤマトクロスジヘビトンボ、ヘビトンボ、コシボソヤンマ、ミルンヤンマ?、オニヤンマ、コオニヤンマ、ヤマサナエ、コヤマトンボ、キイロカワカゲロウ、フタスジモンカゲロウ、チラカゲロウ、トビケラのなかま、ブユのなかま、ガガンボのなかま、イシガメ、ウシガエル、トノサマガエル、ツチガエル、アカハライモリ、サワガニ、ヌマエビ

以上でした。 

                         この後、自然の家に戻り今日のまとめを行い、僕の担当は終了しました。 集計結果をみても今回の場所の水質は「きれいな水」に分類されました。

 暑い中グリーン隊隊員のみなさま、サポートしてくれたグリーン隊1期成のみなさん、ジュニアリーダーの皆さん、そして隊長をはじめ自然の家スタッフのみなさん大変お疲れ様でした。みなさんはあと1日がんばって下さい!