タカハシ的 * 旅ノォト。

さもない日常風景や、郷愁漂う旅の断片をさらっと物語る、高橋政彦スタイルの旅の写真日記です。

ジョーズな朝でした。

2011年01月28日 | 過去の「うまそー」
昨日。
宮古魚市場はなんともいえない空気に包まれていました。

ホホジロザメが水揚げされたのです。
長6・4メートル、重さ640キロ!!
映画のジョーズをイメージすると、ちょっと小さめでしょうが
現物を目の当たりにすると、うわーデカイ!! と興奮を隠せません。

じょじょにマスコミが集まり、カメラをまわしたりする頃には静かになりましたが
私が最初に近づいた時には、時おりびくんびくん、と動いていました。
首のところを切られていたにも関わらず、です。恐ろしい生命力!!

結局は、入札の結果、一匹1万円という価格で落札され、
気仙沼市の練り製品業者のもとに運ばれたとのこと。
ジョーズもかまぼこになるんでしょうね。

写真は、ことのほか興奮してサメの鼻柱をエイヤッと持ち上げ、
マスコミ向けの撮影に協力する当社「海風工房」の工場長にして仕入れ担当の前川くん。
楽しそうです。

宮古産すじこづくりへの挑戦

2011年01月26日 | 過去の「うまそー」
少し前のことになりますが1月20日、岩手県水産加工品コンクールに出かけてきました。

見学ではなくて、地元産の原料で作る地すじこ「三陸秋さけすじ子」を出品してきたのであります。

現在流通しているすじこの9割ほどが海外物であるという真実を知り、
せっかくサケの名だたる産地である岩手県宮古市の魚屋として、三陸のすじこを作って広めねば、
という思いがこの「三陸秋さけすじ子」づくりへの挑戦を決心させたのでありました。

出品した企業や自治体41、出品数はなんと150点。
「島香魚店」が出した商品は塩味・味噌味・酒粕味の3種のすじこです。

そんな数ある名品・逸品たちの中、どうにか一次通過という審査結果に終わりましたが、
岩手県の水産関係者、そして一般のバイヤーさんに「しまか」を知ってもらう機会にはなったかなと思います。

寒い朝でした。

2011年01月14日 | 記憶の中の旅
今季の冬の寒さはちょっと異常です。

太平洋岸性気候で比較的おだやかな冬の宮古のはずが、
今シーズンは大雪は降るは、雷鳴は轟くは、最低気温が「これでもか」と下がるは。

今朝などついに氷点下10℃ですよ。

ご覧のように、宮古漁港前の海も湯気が出るありさま。

幻想的ではあるものの、買い付け担当にとっては、いささか厳しい冷え込みなのでありました。

おさかな供養2011

2011年01月10日 | 記憶の中の旅
1月9日(日)、シメイチ島香魚店、海ごはんしまか、海風工房のシメイチ島香グループは、
毎年お正月恒例の「おさかな供養」を盛岡八幡宮にてとりおこないました。

これは日々ちょうだいしている魚介類の命に対して強く感謝する当店独自の恒例行事。
およそ5年前から始められているこの風物詩を迎えることで、また新しい1年が始まります。

神社でのお祓いのあとは、海ごはんに戻ってスタッフで新年会。
今回は魚屋であっても大いに興奮するお寿司、そして焼き肉とお酒で2011年の至福を祈りました。

※写真手前から、シメイチグループ代表・高橋マキ、海ごはん店長・森太紀、海風工房工場長・前川賢一。