馬ふるる

6/7 カスティーリャ

阪神の新馬戦でデビューしたカスティーリャ。3番人気で3着という結果でした。

ゲート試験のときのコメントで、ゲートの出やスタートダッシュは速い方とありましたから、開幕週の前残り馬場でもあるし積極的なレース運びをするのではと想像を働かせていたのですが...

蓋を開けたらごく平均的なスタートで、周りが速かったこともあって、6番手の内を追走する形となりました。

先行集団が密集している中での内でしたので、はたして捌けるのかと不安気味に見ていましたら、案の定、勝負処でスッと上がっていくことが出来ず、幾らか仕掛け遅れの格好となってしまいました。

それでも直線で内を捌いて3番手まで上がってきまして、もうひと脚を使えれば勝ち負けだったのですが、先に抜け出した2頭には詰め寄れないままの3着入線に終わりました。

先行馬有利の今の芝ですし、直線に向いた時点であの位置では3着がいっぱいいっぱいで、着順は仕方のないところ。

初物尽くしのデビュー戦で窮屈なインを捌いて差してきたことは、次に繋がる内容といえそうです。

走り方も前肢がよく伸びてダイナミックなフォーム。馬体重が430kgと予想外に軽かったのですが、パドックでのシルエットや気持ちの入り方も悪くはなかったです。

トモの肉付きがもっと欲しいところで、後肢に力が付いてくるようになれば、重心が沈み込むフォームになってより決め手のある差し脚を繰り出せるのではないでしょうか。

今日に関しては、カスティーリャを含めて5、6頭が実力伯仲ではないかという戦前の見解で、その中の上位人気3頭の決着となったわけですが、新馬向きなタイプが上位で、カスティーリャ視点から見たら1、2着馬とは立ち回りの差という感じでしたね。

新馬戦としてのレベルもそこまで高いわけではないけれど、決して低調なメンバー構成でもなかったし、初戦を取りこぼした評判馬とぶつからない限り、未勝利はそう遠くなく勝てそうな気がしています。

あとはレース後の体調次第。ひと息入れる可能性が高いでしょうけど、大きな反動なく次のレースの態勢を整えられれば、夏のうちに初勝利が挙げられそうです。

在厩期間が長くなってるし、カスティーリャにとってはしんどかったはず。そんな中でのデビュー戦をよく頑張って走ってくれたと思います。

デビュー戦、お疲れさまでした。


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