ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Ohta-San Plays the Beatles (2002) / Ohta-San


この年はM&H Hawaiiから二枚のアルバムがリリースされており、前年に行われた日本ツアーから広島でのコンサートのライヴ録音と、もう一枚のスタジオ録音が本作。とにかくこの時期オータサンは猛烈に仕事をしていて、非常に多作だ。

テーマはタイトルにある通り、全曲ビートルズで、解散後のメンバーソロのレパートリーも含め全19曲、1時間7分越えのボリューム感である。

1.Get Back
2.Something
3.And I Love Her
4.I'll Follow the Sun
5.Day Tripper
6.Yesterday
7.A Hard Days Night
8.Hey Jude
9.Here Comes the Sun
10.With a Little Help from My Friends
11.My Sweet Lord
12.All My Loving
13.Long and Winding Road
14.Eleanor Rigby
15.Penny Lane
16.I Want to Hold Your Hand
17.Let It Be
18.The Fool on the Hill
19.Imagine

オータサンは全曲でいつものマーチン3Mソプラノ・ウクレレを演奏とのことだが、ジャケット写真ではAugustine Loprinzi 3M modelを持っていますよ、とわざわざ断り書きがある。今回のバック・バンドは曲によってエレクトリック・バンドとアコースティック・バンドを使い分けていて、ブルース・ハマダはエレキベースとウッドベースを使い分けて両方のセッションに参加。Pierre Grillハモンド・オルガンはエレクトリックバンドのアレンジャーとプロデュースも兼任。Jim Howardピアノ&エレピ、Benjamin Doseoギター(勿論得意のボサノヴァギターを披露)、Adam Baronドラム、Ginai Johnston(女声)バックボーカル。

オータサンはビートルズが現役だった60年代からウクレレでレコーディングしており、バンド解散後もメンバーのソロ作品も含めリアルタイムで取り上げてきたが、このボリュームでまとめて聴くとさすがに聞きごたえはある。プロデューサーはミチコ・ウラタ。録音はエレクトリック・バンドはホノルルのRendez-Vous Recording、アコースティック・バンドはAudio Resourceと、バンドの編成によって使い分けたようだ。


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