うぐいすの丘日記

趣味の家庭菜園や、草花、旅の様子をお伝えします。

「みんぱく」を覗く(20)

2009年08月31日 16時52分38秒 | Weblog
中東は世界の火薬庫といわれるほど宗教などもろもろの要素が複雑に絡んでいる地区だが、我々日本人には「アラビアンナイト」として映画や雑誌で馴染み深い。これらが最初に紹介されたのが1875年と100年以上も前だそうでから面白い。

<シンドバッドの冒険> 子供の頃を思い出す。

<女性の衣装> パレスチナは古来より豊かな文化を育んだ土地。衣装も豊富なバリエーションがある。


<花嫁の部屋> イスラームの習慣では結婚式の祝宴も男女別だそうだ。

「みんぱく」を覗く(19)

2009年08月30日 11時37分44秒 | Weblog
アラブの遊牧民(ベドウィン)にの生活は厳しい自然をいかに利用するかという知恵に溢れている。その重要な一つがラクダの利用である。農耕や運搬以外にも乳・肉も利用され、富の象徴でもある。

<ラクダ> 「ラクダのコブに水が入っている」というのは誤り。長期間乾燥に耐えうることから間違って伝わったもの。一度に80ℓの水を摂取出来る。

<テントの生活>


<現代のラクダ事情> 遊牧民が少なくなり、観光客やレースに利用されることが多い。

「みんぱく」を覗く(18)

2009年08月29日 14時28分20秒 | Weblog
西アジアと云えば現在は中東になるが、民族学的に捉えればイスラム教との関係は切り離されない。どの国でも宗教的対立が永遠に続いており、その根本的な解決はいまだ見出されず、日本人にはとても理解できない点でもある。

<イランとイスラム教> 現在のイランは国教はシーア派であるが、宗教的な側面が民族・文化面に及ぼす影響は大きいのもまた当然でもある。

<ペルシャ絨毯> 

<「覆う」文化・イスラム教> コーランでは女性は美しさを身内意外には見せないように頭部を覆う習慣。

<キスワ> サウジアラビアのメッカにある聖殿アカバの外壁垂れ幕。キスワと呼ばれている。

「みんぱく」を覗く(17)

2009年08月28日 16時40分06秒 | Weblog
今回の画像はザンビアの民族儀式で使われていた道具。ザンビアと云っても知っている知識は殆どゼロ。この記述はこのために調べたもの。参考に読んでくださればありがたい。あしからず・・
ザンビアはアフリカ大陸の真ん中の南部に位置する共和国。現在の人口は約1200万人であり、1964年イギリスから独立した。世界三大瀑布「ヴィクトリアの滝」は隣国のジンバブエとの国境にある。

<ニャウ・ヨレンバ> 「森の奥からやってきた野性の動物」と云われ、死者が姿を現したものと解釈されているようだ。

<マキシ> 少年が大人になる儀式に出てくる踊り手をマキシと呼んでいる。

<仮面の森> 仮面をかぶった踊り手が使う道具。儀礼や葬儀に使われる。

「みんぱく」を覗く(16)

2009年08月27日 15時33分00秒 | Weblog
16~18世紀に掛けてヨーロッパやアメリカ大陸は大きく発展したが、その農園経営に借り出されたのがアフリカ人であった。奴隷として大量動員され抑圧の歴史が始まった。一方、大陸内では独自の民族文化が着実に芽生えていた。

<奴隷貿易> アフリカから奴隷としてアメリカ大陸に送られた。

<足鎖> 

<アフリカのプリント布模様> 植物染料と泥で染めたダカールのプリント。


「みんぱく」を覗く(15)

2009年08月26日 16時43分29秒 | Weblog
アフリカは世界文明の始まりの地と言っても良い大陸だが、サハラ砂漠やカラハリ砂漠には先住民の生活の様子が多くの岩絵として残っている。狩猟や牧畜を生業としていた数千年前の生活・自然環境を忍ばせている。

<岩絵の発掘> このような場所の壁面に描かれていた。


<野生のスイカ> カラハリ砂漠では野生のスイカを世界で始めて栽培化した地だそうだ。バラニ、ナン、クロー、チラレンチ、コパーなど種の呼び名は沢山あるようだ。

<発掘された品々> 黄金のサイ像。南アフリカで13世紀に発掘された。勿論、これは複製だ。

<王母の頭像> 現在のナイゼリアで11世紀の頃成立していたベニン王国の王母のもの。

「みんぱく」を覗く(14)

2009年08月25日 11時15分58秒 | Weblog
ヨーロッパと日本では、民族も文化も事情は全く違うはずなのに伝説的に伝わってきた風習には似たものもあるようだ。

<仮面劇> ルーマニアの田舎では年末になると仮面装束をまとって路上で劇を演じる。禍を防ぎ豊饒を願う儀礼のようだが、何となくなまはげを連想する。

<イースターエッグ> 卵は古来から生命を再生するシンボルとして用いられてきた。イースターエッグはこの習慣がキリスト教徒にも受け継がれた。これは飾り。日本の卵に描いた雛人形を連想する。

<イースターエッグ> 下2枚はチェコのイースターエッグ。


<各国のイースターエッグ> 上:オーストリア 下左:ブルガリア 下右:ポーランド

「みんぱく」を覗く(13)

2009年08月24日 15時50分13秒 | Weblog
下の写真の道具類は19世紀にフィンランドの家庭で使われていたもの。約200年前の日本といえば鎖国をしていたわけだが、江戸・上方あたりでは日本の民族文化が百花繚乱していた頃ともいえる。同じ時代のものを並べてみると面白いと思うが。

<はた織機> ヨーロッパ各地でみられるタイプの織機。今でもルーマニアの農村部などでは使われているとのこと。

<糸車> 糸取り棒に代わって使われ始めたもの。

<つり戸棚> 左側のもの。キクの紋様に似たものは太陽紋といわれ、ヨーロッパ各地でみられる。中央の時計の振り子のような物は・・何??

「みんぱく」を覗く(12)

2009年08月23日 11時03分17秒 | Weblog
先代住民の持つ文化がいち早く近代化していったのはヨーロッパ大陸であるが、中でも農耕や狩猟の部分でいち早くその変化が現れてきた。現在でも使われているものがあるのも面白い。

<ぶどう> ワイン造りの道具。

<たる> 蒸留した液を熟成させる「たる」。

<乳> 飼料をすくう「すき」や搾乳した乳を加工するための道具。

<農耕> その様子が描かれている。下部には小さな用具。

「みんぱく」を覗く(11)

2009年08月22日 12時51分24秒 | Weblog
昨日に引き続いて午前中は菜園の畝お越し。ブログのテーマも昨日と同じイヌイット。
信仰心の乏しい人間が何故か極北イヌイットの信仰心をテーマにしている・・自分自身も良くわからない・・これも勉学と勝手に思っている。

<しんじる> イヌイットはキリスト教と接触するまでは独特の霊魂信仰を信じていた。その様子を絵で表現すると・・こうなる?

<ひとの繋がり> 厳しい自然環境の中では生きてゆく為には信頼と協力が大切。

<グリーンランドのライフ・サイクル>

<くまが呼んでいる> ライフ・サイクルを考えれば人もくまも同じ仲間。

<ドラマー> ・・とあるが・・信仰とどう繋がるのだろうか?




みんぱくを覗く(10)

2009年08月21日 15時46分37秒 | Weblog
夏休みで帰国していた孫達が去りホッとしている一方、午前中は秋野菜の種蒔きの準備に菜園で一仕事。一畝半を耕し汗だくで終わる。(本当は途中で投げ出した)
今日のテーマは、極北に暮らす先住民イヌイットのこと。
かってはエスキモーと呼ばれていたが、現在のカナダでは民族名称としてイヌイットが使われている。

<極北のイヌイットアート> いずれもカナダ人創作家が1980年代に作成したもであり、アートとしての作品のようだ。


<聖霊と踊る>

<フクロウとヒナ>

<カリブーとジャコウウシ>

「みんぱく」を覗く(9)

2009年08月20日 09時22分30秒 | Weblog
掲載の内容が断片的ですが、当時の民族文化の一端を垣間見る程度のお気持ちで覗いていただければ幸いです。今回はアメリカ大陸において他の大陸文化が及ぼした影響についての写真です。

<キリスト教の影響> ヨーロッパ人の征服者、移住者と共に聖職者もアメリカ大陸に渡りキリスト教の布教に従事した。これは当時のキリスト像をイメージしたもの。

<聖母守護聖人の祭り> カトリックの祭りで聖母マリアの像が市中を巡り人々を祝福する様子。

<アフリカ文化の影響> この衣裳は1994年のサンパウロのカーニバルで優勝したチームのもの。カーニバルはアフリカ系の歌と踊りがサンバとして発達した。

「みんぱく」を覗く(8)

2009年08月19日 14時01分49秒 | Weblog
先住民の生活の根幹に繋がるものとして「基層信仰」があります。山や川、森や湖、平原や雪原に暮らす中で精霊の働きを認めてきたのです。人間や動物にも霊魂がやどり、人々に恵をもたらす一方、災いも及ぼすこともあると信じてきました。

<精霊の神話的変化> そんな様子を絵に表しました。

<基層信仰> 民族文化の中に引き継がれていきました。

<トーテムポール> 北アメリカの先住民が祖先の功績を讃え、家の前などに大きなトーテムポールを建てました。


「みんぱく」を覗く(7)

2009年08月18日 15時48分42秒 | Weblog
それぞれの土地では、その環境の中で手に入る毛皮、繊維、染料をもとに多様な染物文化を創り上げてきました。北米では動物の毛皮加工が発達し、中南米では木綿に獣毛を使った織物が作られました。帽子、飾り、袋物なども同時に使われてきました。

<民族衣装> それぞれの土地で入手できる素材を活用しています。

<装飾品> 土地の名産品として、現代でも通じる品々です。

<機織機>

「みんぱく」を覗く(6)

2009年08月17日 13時30分14秒 | Weblog
北極から南極まで広がるアメリカ大陸には様々な自然環境が見られるが、人々はそれぞれの環境に応じて食物を入手し、生産し、衣類を身に付けていった。

<ジャガイモと農耕具> 正面の小さな丸いものがジャガイモ。アンデス中央部ティティカカ湖畔が原産地。その後ヨーロッパに導入され、16世紀以降世界に広がった。

<当時のアメリカ大陸の農耕具>


<サトウキビの搾り器> 16世紀半ばラテンアメリカ各地でサトウキビを搾り砂糖を生産する産業が盛んになった。