現役を辞めたばかりの解説者たちは各局で引っぱりだこだ。
たとえば、元阪神タイガースの金本知憲。なにせ、ついこの間まであそこでプレーしていた
わけだから、同じチームにいた選手のことを人となりまで熟知している。(ネタはなんぼでもある)
先日の阪神戦。金本はライトのスタメンで出ていた伊藤隼太(はやた)のことを、
「彼はものすごく練習熱心なんですよねー。だからぜひとも頑張ってほしい」
てなことを、強く語っていた。
アニキ金本がこう言うんだから、
伊藤隼太という男は相当 ”練習の虫”なのだろう。
(ええい、フルネームはめんどくさい、以下「隼太」でいこう。ところで、
阪神のもう一人の伊藤姓って? 調べてみると・・・同じ年、2012年のドラフト4位で
入った「伊藤和雄」という投手がいるらしい。>ゴメンね、和雄ちゃん)
隼太はきのう(5月8日)、24歳の誕生日を迎えた。
開幕からほぼライトに定着していた福留孝介の登録抹消にともない、
隼太にチャンスがまわってきた。
昨夜の巨人戦では8回表、先発沢村から先制の2ラン・・・まさにバースデー・アーチだ。
ベンチに帰ってきた隼太は、ナインから手荒くも温かい祝福を受けていた。
その様子をみるだけで、
「こいつ、可愛がられとる!」
というのがよくわかった。
金本の言葉どおり、日ごろの努力をみんな見ているのだ。
私もおもわず、手を打って喜んだ。
昨季は、慶応出の輝かしい ”ドラ1ルーキー”にもかかわらず、
期待外れに終わった隼太。
彼こそ、生え抜きのスター候補だ。慶応の先輩、巨人の高橋由伸みたいにならないと!
その由伸先輩に弟子入りを志願、今年1月の自主トレは教えを請うたと聞くが。(何かをつかんだはず?)
今後も阪神の外野におけるレギュラー争いは熾烈だ。
福留には守備では劣るので、打席でチャンスを確実にものにするしかない。
隼太は、西岡や新井良太ほど明るく陽気(でお調子者)なタイプではないが、
お立ち台でもめったに笑わない鳥谷ほどクールではなさそう。
なぜなら、昨夜ホームラン直後の守備で、帽子をとって白い歯をみせていたから。(>フツーちゃうん?)
私もアニキ金本とともに、大いに期待している。
*余談*
関西ではなんとCMで伊藤隼太が見られる。
能見さん、新井良太とともに上新電機のCMに出演中。未見の方はぜひ!