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この世に生まれたからには、精一杯生きてみよう

少年野球振り返り

2006年12月20日 | 少年野球
   先週金曜日の話。次男の小学校で持久走大会があった。最近はグラウンド周回コースは取らず、学校から2、300㍍先の堤防下で行なわれている。距離にして1500メートル。堤防下の直線コースを折り返す単純なコース設定である。

   実はこの大会も野球部が上位を独占した。1位から4位まで野球部が入賞した。うちのチームの監督も当日は見学に行っており、校長と話しをしたというが、上位独占にも校長は運動部の実力を評価するとともに、当の監督はその結果には満足満足、うれしそうに校長と話したという。

   やはりその嬉しさの元となるものは遊撃を守る監督の子どもが優勝したことも挙げられよう。彼は運動会でも団対抗リレーのアンカーをつとめ、得意分野は長距離よりも短距離の方だ。しかし、ここ数年、学校の持久走大会では必ず優勝する実力の持ち主。チーム一背が低くくても人一倍負けん気は強い。時々、思うような結果が出ないと悔しがって泣いてしまうのが彼の性分。今年はキャプテンが左手を骨折して捕手に途中コンバートされ、主将の代役を務めた。体力は他の誰よりもある。持久力、瞬発力。他の選手にない地肩というか、球にスピードはある。癖のない送球で二塁ベースに素早く投げれるのはうちのチームでも一人か二人。捕ってからのスピードも速くて、監督は正捕手が戦列を離れてすぐに息子を捕手に抜擢したのは正解だった。だが、夏場の大会では守備を終えてベンチに引き上げて来る時に、円陣を組まずそのままベンチに座るのは、どうかなと私も不思議だった。彼ならではの体力がある。それは上記に記したとおりだ。捕手としての務めは自分が苦しくても皆を励ますくらいの気迫があってほしかった。

  真夏日に脱水症状に近い状態となり主審の配慮でベンチで冷たいタオルで頭を拭いたこともあった。それだけキャッチャーというポジションは過酷な場所だ。だがそれは、同じ時間にゲームをしているチームの捕手とて同じことだろう。もちろん投手も同じことが言える。しかも思うようにストライクが入らない時はなおさらだ。孤独なポジションなのだ。どんなに周囲から励まされても「入らないものは入らない」と半ば球に聞いてくれ、のような荒れた状態も続くからたまらない。それでも降板の指示がない限りは投げなくてはならない辛さがそこにある。その間、ベンチはどうにか立ち直ってほしいと願うばかりであるが。

  今日から、少しずつ少年野球の今年一年の振り返りを綴っていこう。忘れないうちに。一人ひとりの紹介か、ゲームの思い出など。

  本日のトップバッターはまさに打撃でもチームのトップバッターを紹介。彼には他の子どもにない素晴らしい素質があるだけに、内面的な弱ささえ克服すればとてつもない選手になる。監督の厳しさからその反発とも見てとれる時もあった。が、徐々に得意分野を伸ばしてさらなる成長を期待したい。

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