2012年2月 船上生活で暇爺の独り言
ある恋の告白
私は、ある日心ひかれる彼女に出会った。
出逢った時、彼女は傷つき動く事も出来ないほどだった。
私は彼女が元の姿になるように、お金と労力は惜しまず使った。
動けるようになったある日、ふたりで見知らぬ所へ旅を始めた。
段々とその旅にのめり込み、いつしか家に帰るより彼女と一緒にいる方が長くなってしまった。
まさしく悪女というべきだろう。
ふたりの未知の旅は感動の連続であり、私を全てのしがらみから解放し完全な自由を与えてくれた。
ある日ふと気がつくと、自由と孤独がコインの裏表のごとく、自由を手に入れると孤独も一緒に手の中にあると言う事が分かった。
しかし、こんなに素晴らしい自由を与えてくれた悪女と未だ別れる事ができない。
お互い歳をとり、彼女も又動けなくなってしまったが、、、、
水彩画 情&矛盾をイメージ
