ボクちゃんのミニバス日記

ミニバスに出会ったボクちゃんはモットモット上手になりたくて日夜がんばっています。そんな彼を見守る母が綴る成長記録です。

春季大会 2日目

2007-05-29 16:44:19 | ミニバス日記
1日目の無言の監督と火曜日に練習に来なかった監督。子供達には少し不安を与えすぎたと監督は言った。そんな中で勝利を手にした子供たちに監督は満足そうであった。

2日目前日の土曜日の練習は、なんだかとてもハイテンション。監督のテンションが高いとボクたちもいい動きをする。勝てるような気がして迎えた2日目。

1試合目は、10人は出さなければいけないルールに基づいてボクたち6年生も出場するが、ちょっとイジメっぽく1・2Qを終え、3・4Qは一部の6年生と入って間もない子までが出場することができた。

そして2試合目。
ここに勝たなければ・・・ずっと思い続けてきた。

昨年の春季大会。ガードになって間もないころ、初めてのダブルチームに泣かされた。あれから1年か・・・

Sミニバス。取って取られての繰り返し。4Qで残り2分。5点差までつけられた。でもボクたちは冷静だった。そして今日は監督のテンションも高い。甲高い監督の声が響けば、失敗だって乗り越えられる。5点差で負けていても負ける気がしなかった。1ゴールにワンスローをもらって3点巻き返すと、あとは1ゴール。あっという間に追いつき、4Qは37対37と同点で終わる。
また、延長戦だ。

3分間の延長戦。焦った方が負けだと思った。
5点も差を付けられたのに追い付いたんだ。だから大丈夫。やってこい!
監督の声にボクたちの心も一つになった。

ボクの2ゴールと最後のダメ押しYのミドルが決まり、結果45対41で勝利をつかんだ。誰かのミスを誰かがカバーした。速いパス回しで5人がチャンスをうかがう。ボクたちの冷静さに反して相手のミスが目立つ。

試合になると練習通りのことができなくなるものであるが、この日のボクたちは違った。誰かがワンマンプレーをして得た勝利ではなく、チームプレーで得た勝利だった。試合の最中、監督は常に言っていた。「みんなで攻めろ」と。みんなで攻めた結果だったのだ。

焦りはなかったとボクは言った。
そう、今日は監督がついてくれてるもんね。
みんなが一つになってたもんね。

相手チームとは互角であったと思う。少しのミスと気持ちが負けにつながっただけだと思う。決して弱くはなかった。今度会うときは、どうなるかわからないと思った。

来週は決勝戦。勝てば優勝。
負ければ2・3位の入れ替え戦がある。
決勝戦の相手にはほとんど勝ったことがない過去がある。おまけに今年に入ってから相手チームの試合を見たことがない。
決して気持ちで負けないように!

監督の想いと勘違い

2007-05-24 09:25:47 | ミニバス日記
春季大会一日目を終えた後の練習日。監督は来なかった。

キャプテンに電話があり
「この前の試合の反省をするように、そして反省がすんだら帰ってもいいし、自主練でもいいし・・・好きなようにしろ」

2Qの子供たちは、監督を怒らせてしまったことで頭がいっぱいだっただろう。前日も2Qに出ていたキャプテンと副キャプテンで話し合っていたようだ。

ベンチの子供たちは、応援の仕方、気持ちを反省した。中には「相手チームが弱いからといってバカにしていた」といった反省も出た。(あんたたちはそんなに強いのか?そう思ってるうちは上手にならないよ)

それらの反省が無駄だとは言わないが、監督はどうやらその部分を反省してほしかったわけではなかったのだった。

「もっと自分たちで考えて行動できるように。もっと自主的に動いてほしい」

これは試合の最中のことだけではないのであるが、あいにく子供たちには伝わっていない。私たちでさえ、よくわからなかったのだから。

試合の後、監督からの話を聞きに行ったボクたちは、試合のことを聞き、本当ならもっと話があったのにもかかわらず、キャプテンが話の途中でお礼を言って終わらせてしまったのも原因の一つではあったのだが・・・

2Qの件で、少々ビビッてしまった彼らにとって、監督の怒りはそこにしかないと思っても仕方がない。まったく矛先が違うわけではないのだが、所詮子供の頭の中では「答えなかったボクたちが悪いんだ・・・」だけが残っているのだろう。

監督が来ないことで「監督の家に謝りに行こう」とか「なんで子供たちをそこまで追い詰めるのか?」などの意見が保護者からも出たのだが、追い詰められてなんかいないと私は思う。子供と監督の関係はそんなものじゃないと思ってるから。

私は、次の日の練習の様子を見て判断すればいいと思った。

案の定、監督も子供たちも普通に練習している。
後から聞くと、反省内容について聞かれたわけでもないようだ。当然、謝ってもいない。

監督にしてみれば、子供たちがじっくり考えてくれたらそれでいいと思ったのだろう。その中身が多少ずれていても別に構わないとも思ってるんだろう。

ずれたついでに、指の骨がずれたY君も包帯が取れて、明日の練習から復帰となる。彼を入れた状態でシュミレーションしたかった監督はずっとこの日を待っていた。3週間のブランクが取り戻せるか?3・4Qは彼を出してくるのか?

うちのチームは、例年監督の方針として「春は勝つつもりはない」のだが、子供たちは勝ちたくて仕方がない。勝たなくてもいいとはいえ、負けるように試合をするわけにはいかないし、こんなときは親としてはやっぱり「勝ち」にこだわるように話をすればいいのかな?でも・・・ここだけの話。きっと負ける・・・足りないものがたくさんある。ボクも、そしてみんなも。

春季大会 1日目

2007-05-21 21:55:15 | ミニバス日記
ボクがミニバスに出会ったころ、春の大会を迎えた現在中2のM君のお父さんが「最後の試合だからな~」と言った。私はなぜ「最後の試合」なのかよくわからなかったので、普通に聞いてみた。

「ミニバス最後の春の大会だから」

6年生になるとそんな想いになるんだな~と他人事のように思ったのを思い出す。

とうとうボクもミニバス最後の春の大会を迎えた。

1試合目はたぶん勝てると思っていたのだが、2試合目は保護者一同不安が隠せない。同じ地区でありながら、お会いしたことがないチームであったから。おまけに「今年は強い」との評判も耳にする。

そのお相手は、ここでのコメントでもお馴染みのKOHさんの息子さん率いるYミニバス。

不安を抱えながら迎えた2試合目。案の定1Q2Qは苦戦。特に2Qでは監督の中で何かが起こった。2Qが始まって間もなく、監督が黙ってしまったのだ。

ボクたち曰く「2Qの始めに点を入れられたところを、1Qに出たボクたちとしゃべっていたから監督が見てなくて、タイムの時にどうやって入れられたのか聞いたのにだれも答えなかったから」とのことだ。

「お前たちみたいな聞いたことに答えられない奴らに何も言うことはない」

ボクたちは、監督さんの吠える声が励みになり、それが天から聞こえてくる声となり、安心してプレーができる。時々監督不在の時もあるけれど、それは単なる留守であって、今回はそうではないわけで。
監督の指示なしですべてを組み立てられるほど、ボクたちは大きくないし、監督が怒ってるとなると・・・厳しいな~

3Q終了時には逆転され、正直・・・負けたかと思った。

最後4Qの前に「勝ちたかったら勝って来い。負けたかったら負ければいい」と怖い顔でボクたちに言ったそうだ。
そういう言葉は、プレッシャーになるか、それとも意地となるか。
ボクたちは意地になったのかもしれないし、もともと最後まであきらめの悪いボクたちだからなのかもしれない。結局9点差で勝利を手にする。

が、ボクたちも私たちも後味の悪い試合だった。

ベンチでスコアを付けていたコーチでさえ「何で監督が黙っていたのかわからないんですよ」と言う。

力を試したかったのか?
本気で怒っていたのか?
いや、そんなことで怒る人じゃない。
きっと何か思うものがあったのだろう。

来週は2日目。
負傷して試合に出られなかったY君もきっと戻ってくる。

交流大会と合同練習

2007-05-15 17:12:55 | ミニバス日記
先週の土曜日は隣接する地区との交流戦。第1回目とあり、来年もこの時期に開催されるのだろう。監督はこの試合で隣市のSミニバスさんとの試合を希望したと言う。Sミニバスは、2年前4年生以下ばかりになってしまい、この2年間はおそらく勝利をつかむことも少なかったようなチーム。その分、同じメンバーで試合を続けてきたのだから、今年はとにかく強い!とうわさされている。過去にそれなりの結果を出した監督サンだけあって、これもまたどうなることやら・・・

ボクたちの1ゲーム目を見たSミニバスの監督サンが「互角だな」と言っていたそうだ。

試合が始まり、相手のディフェンスの強さと攻めの速さに驚いた。小さいキャプテンだが、そのドリブルスピードはとにかく速い。
結局、5ゴール差で負けてしまった。一時は、5点差まで追いついたんだけど。
試合の後、相手チームに挨拶に行ったボクは「向こうの監督サンがね、うれしいことを言ってくれたよ」と言う。

今は小さな芽だけれど、冬になるころには大きな実がなる・・・というような話だが、これは気に入ったチームにしか言わないのだそうだ。

最近のボクは、どうも得点を稼ぎに行きたがり、まだ試合経験も浅い5年生のUにガードをまかせっきり。ちょっと気になったので、「ガードをやる気はないの?」と聞いてみたり、試合のビデオを見せてボクの動きを確認し、どう感じるか聞いてみた。そこで出た結論で今回の試合は妙にボール運びを始めたせいか・・・監督に何か思うものがあるのか・・・そのあたりは不明だけど、また新たな課題が与えられた。

みんなにパスをさばけと命じた後、ボクを呼んでこう言ったそうだ。
「さっきはみんなにあ~やって言ったけど、お前は違う。ボールをキープし続けろ!」

台形ラインまで持ち込み、普通ならそこでパスを適当にさばいて・・・なのだがドリブルをつきながら、あっち行ったりこっち行ったり、そこでドライブに入るか、センターに入れるか、外から打っちゃうか、普通にパスをさばくか・・・相手に取られちゃうか(泣)

そういったプレーをしてる子を見ると何してるんだろう、と思ったことがある。
ちょうど昨年の全国大会県予選では、昨年のエースS君がそんな状態だった。観戦していた母が「何やってるの!速く攻めなさい!」と思わず叫んでしまった。それを聞いた監督さんがやさしく首を振る。「やらせてあげてください」と言ってるようだった。
多くの人は、何やってるの?って思うよね・・・私は複雑だ。

ボクへの指示はいいけれど、周りの子はどう感じてるんだろう。みんなが理解してくれてるのかな~

監督さんはボクに何を望んでいるのだろう。

日曜日は、N市のミニバスチームから「ぜひ、うちのチームの指導を!」と言われたそうで、希望する体調のよい子だけを連れて合同練習に出かけた。
基礎的な練習の後、ゲームが始まる。
そこで監督はボクにまた何かあれこれ言ってる。
体を使って何かを伝えているようだ。
これも最近の話と根底は同じだった。

そこでパスで逃げないで、こうして、こうやって、もう一度狙ってごらん。

う~ん、ワンマンプレーに見えなければいいのだけど・・・母は不安です。

来週から春季大会。
監督さんをはじめ、ボクたちは地区優勝を狙ってるけど・・・?

最高に強かった相手に憧れを・・・

2007-05-08 15:15:31 | ミニバス日記
GWは二日連続のカップ戦。男女合わせて32チームが参加。粋な演出もあり、関係者の皆様、ありがとうございました。

ブロックに分かれてのトーナメントから始まり、2日目は各ブロックごとの1~4位同志がぶつかり合う。

1日目の予選ブロックに強いチームがいなかったからか、それともボクたちが強くなったのか?それはわからないが、2勝して1位通過となり2日目を迎えた。

第一試合は、当然相手も1位通過してきただけあって気は抜けない。とは思いつつも普通に勝利!だが・・・2試合目・・・つまり決勝戦はさすがに普通に・・・とはいかなかった。

30点近く差をつけられての敗退。
相手は、某大都市の選抜チームだった。
ディフェンスの強さもさることながら、お見事なまでのプレイにため息が出た。ダブルチームを組まれてつぶされるボクを久しぶりに見たな~
あんなに必死な顔は本当に久しぶりだ。
いつもなら上手にさばけるパスも通らないどころか、出すことすらためらってしまう様子がよくわかった。

ちょっと言い訳をすれば・・・この2日間でチーム内で胃腸炎が流行り、生憎、試合には欠かせないDの調子の悪く、彼が本調子だったら、きっとあと10点は取れたに違いない。
指の骨がずれて、試合に出られない子もいて、彼がいたらあと・・・数点は取れたに違いない!・・・などなど、言い訳はいくらでもできるが。

結果は準優勝。喜んでもいいはずなのに、閉会式の最中、ボクたちは暗かった。
完全に負けた・・・からだろう。
上には上がいることがはっきりとわかったからだろう。

でも、私は目指すものができてよかったと思っている。
相手チームは、うちのチームの完成版と見たからだ。攻め方がとても似ている。
いい試合を見せてもらった。
負けたけど、気持ちよかった。

チーム内の胃腸炎感染は今日も続いている。ボクは今のところ大丈夫だけど。

久しぶりの練習試合

2007-05-02 09:36:25 | ミニバス日記
4月29日 久しぶりの練習試合。一応全勝したのだけれど、相手がよかっただけだと思った。たまたま強いチームと当たらなかった。できれば、強いチーム相手に負ける試合もほしかった。相手が強くないと課題が見つからない。この日、監督は審判講習で不在。あとからビデオで確認してもらうことになっていた。

ボクは・・・ディフェンス、手を抜いたなぁ~
トリプルスコアくらいになってると、手を抜いてしまうのもわかるけど。
オフェンスは、メンバーによってかなりの差が出るような気がした。周りが見えない子たちは、どうしても個人プレー優先になってしまう。パス回しができない。その辺は練習してるはずなんだけど・・・

昨年全国制覇したミニバスチームには、エースがいないんだって。みんながエース候補なんだって、と雑誌を立ち読みした旦那が言う。

そう!今年はそれで勝ってほしい。今のチームにはエースがいない。みんなの力が一つになれば必ず勝てるんだ!って私は信じている。

監督はいつも言ってる。
この子がボール運んで来たら、この子がどう動くのか予測しないと!

トップの3人は、時々失敗、読み違いもするけれど、それがちゃんとわかっているような気がする。味方を信じて決めた1ゴールは、美しいんだよね~

明日は2日連続でカップ戦。
1試合目は、他県の昨年度地方大会出場チーム。
監督は優勝を狙っているけど・・・どうかなぁ~