宇野亜喜良「5月の唄」展

2013年05月12日 | 癒やされタイム
恵比寿のLIBRAIRIE6、宇野亜喜良「5月の唄」展に出かけました。
本日は宇野先生によるトークイヴェントも。

宇野先生の絵は、子供の頃から多くで目にした記憶がありますが、
実際に作品を拝見すると、過去に感じた懐古的な雰囲気より、
今なお洗練された新しい美しさのほうが際だっています。

1960年代の映像作品も上映されたのですが、それらには少なからず衝撃を受けました。
こんなにも寓話的で神秘的だとは…!

私は、これまで寺山修司や横尾忠則に大きな魅力を感じていましたが、
同時代で活躍された宇野先生の作品は、全く異なる異界性を漂わせています。
優美と淡い毒…。それが宇野作品の水脈にある気がします。

宇野先生と、澁澤龍彦について少しだけお話しできたのも嬉しい限り。
今回の新月は、いろいろと良い体験をもたらしてくれそうです。