おとーちゃんは、散歩が好きである。
特に決まったルートは無く、散歩というより徘徊に近いのであるが、最終的には美術館前の広場で休憩するのが習慣となっておる。
毎回同じ場所で休憩するゆえか、広場を縄張りにしておるハトと仲良くなっており、昨日も1時間ほどハトと遊んでおったらしい。
特に、特定の1羽とは親密な仲となっており、こいつは時々おとーちゃんの部屋の窓にまで来るという度胸のある奴である。
アタシや清志郎は構わぬが、アーチンの「美味しそう目線」には気を付けるが良い。
「ハトマスターと化しておる」
「こいつが、おとーちゃんの親友ハトである」