歌声合成ソフトの特集はよかった

先週のサイエンスZERO「ヒット連発あのボーカルソフトの秘密」はよかったです。
発音の仕組みや、人間の歌声とコンピュータの歌声の違いの説明。
ボーカロイド開発者のインタビューなどもあり、面白かったです。

また、ボーカロイドとは違う新型のボーカルソフトの紹介（研究段階）などもあり、見てて楽しかったです。
HRP-4C未夢という、リアルな女の子の顔をロボットの体にくっつけた、なんか「不気味の谷」に落ち込んでいるロボットに歌を歌わせる映像なんかも見所ですね。不気味です。

そして名古屋工業大学の歌声合成技術がすごいと思いました。
YAMAHAのボーカル技術では、データを作るときに歌う歌は意味のない言葉の羅列を様々な音階で歌わないといけないらしく、怒って帰る声優さんもいらっしゃったと何かの本で読んだことがあります。
しかし、名古屋工業大学の技術では

・森のくまさん
・大きな古時計
・もみじ
・チューリップ
・線路は続くよどこまでも
・おもちゃのチャチャチャ

この六曲を歌ってデータを作れば、歌ったことのない曲もコンピュータに歌わせることができるそうです。
安めぐみさんが実際に歌って、実験していました。

これからどんどん技術は発展し、様々なボーカルソフトが出てくるかもしれません。
数年後、VOCALOID2（初音ミクなど）よりもリアルなボーカルソフトが出て、「あの時のボーカルソフトはお世辞にもリアルとは言いがたい」などと言われる時代がくるのかもしれません。

結構まじめに、歌声合成ソフトを分析し、様々な技術が紹介されていました。


サイエンスZERO「ヒット連発あのボーカルソフトの秘密」はNHK教育で18：55から再放送されますので、見てみるとよいでしょう。