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非常識への挑戦

2010年04月25日 | 読書録
非常識への挑戦 ホンダらしさの人育てとモノづくりの魂
 佐藤志郎/著(図書館)
4月に読了だと思う

 1978年、新型プレリュードの量産立ち上げを直前に控えた最終試乗会で、ハンドルが激しく振動する「シミー」が見つかった。タイヤもサスペンションも問題はなく、何度調べても「シミー」の原因が分からない。それまで世界中のどの自動車会社もどの技術者も、原因不明として、タイヤバランスを取るだけが対処法の「常識」とされていた。その中でホンダの若き技術者が、この「常識」を覆す「非常識」への挑戦を始めた。本書は、困難を極めた「シミー」撲滅に敢然と立ち向かい、世界に先駆けて技術革新という快挙を見事に成し遂げ、ユーザーの信頼に応えた男達の感動のドラマである。